150,000部発行
2012年2月10日
通巻第185号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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星霜録
地球環境は確実に狂い始めている。タイの大洪水、東日本大震災、そして近年にない大雪、地震の頻発で富士山が再爆発するのではないかという不安。世界的に異常気象で、今年は何が起こるのか想像がつかない。「地球はミニ氷河期に入った」とある学者は言う。自然災害は人間の力では防ぎようがない▼人の心が乱れると国が乱れ環境も乱れると仏教の教えにある。文明が進み世界的に資本主義、社会主義、イスラム圏など低開発国の人々も目覚め人間として生きるために限りない欲望を満たそうと争いごとが絶えないのは世の常だが、今日ほど難しい時代が過去にあっただろうか▼今や資本主義経済も行き詰まり、地球の砂漠化で人類全ての食糧を賄う生産も不足している。天然資源の乱掘が環境や生態系を破壊している▼中国は14億の人口を養うために漁業や天然資源を求めてわが国の尖閣諸島に進出、ロシアは北方領土、韓国は竹島を占拠している。さらに、アメリカは円高の日本をTPPという恐ろしい貿易自由化で日本つぶしを画策している▼政治家・官僚は自分達の報酬を守ろうと増税を企んでいる。一体これから日本経済や世界経済はどうなっていくのか。将来に向けて希望ある明るい話は皆無だ。万物の霊長たる人間の心が醜くなると、天も『いい加減にしろ』と罰を与えたくなるのだろうか。(正)

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あの店この店 人気の「手巻きガレット」
魚菜・地酒・手打ち蕎麦 素楽EAST・小仲台6丁目

「手巻きガレット」は千葉初!
 昨年11月から新メニューとして登場した「手巻きガレット」は千葉初!5種類お惣菜と、甘くないそば粉のクレープ(ガレット)、サラダを盛り合わせたワンプレートと、スープがついて1000円。白と黒の2種のガレットは信州産の蕎麦粉を使用。ご自身で料理を包んで食べるスタイルが女性や子供に好評です。
 前菜+ワンプレート+手打ち蕎麦がセットになった「和食ランチコース」(1500円)も人気。月替わりなので、何度行っても楽しみがあります。
 【営業時間】
 ○ランチ・午前11時30分〜午後1時30分(火・木・土)
 ○ディナー・午後5時30分〜。日曜定休。
 稲毛区小仲台6〜7〜9(素楽EAST)Tel043・207・1205

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市民ガイド
千葉市美術館
「寄贈・寄託作品展」特集1・「嬉遊会コレクション〜江戸絵画を中心に」渡辺崋山、立原杏所、田能村竹田など、千葉県の美術愛好家の集まりである「嬉遊会」の寄託による展示。特集2・「小泉癸巳男《昭和大東京百図絵》全点揃」版画家小泉癸巳男の代表作といえる《昭和大東京百図絵》の全100図揃を一堂に公開。特集3・「田中一村」千葉ゆかりの日本画家で、奄美大島に渡って独特の作品を残した、田中一村の作品や関連資料、約40件を紹介10時〜18時(金・土用は20時まで)▼観覧料・一般200円(160円)大学生150円(120円)カッコ内は団体料金*小中高校生、千葉市在住の60歳以上、千葉県在住の65歳の方、障害者手帳お持ちの方は無料▼Tel221‐2311(代)
千葉県立美術館
「平成23年度 了徳寺大学芸術学部 卒業制作展」▼会期・2月21日(火)〜2月26日、9時〜16時30分(月曜休館)入場無料▼展示内容・芸術学部美術学科の5つのコース(日本画・芸術書道・華道造形・油絵・こころアート)の合同展▼047-382-2111(代)
青葉の森公園で青葉能
喜多流の名手による伝統の能の世界をお楽しみ下さい▼日時・3月3日(土)13時30分〜▼出演者・塩津哲生さん、野村萬さん(人間国宝)、友枝昭世さん(人間国宝)ほか▼演目・舞囃子「高砂」、狂言「隠し狸」、能「船弁慶」▼入場料・一般S席6,000円A席4,000円、22歳以下S席5,000円A席3,000円*未就学児の入場不可▼問合せ・会場・県立青葉の森公園芸術文化ホールTEL266‐3511
第7回ヤングフェスティバル
~ふれあい・絆~地域で育む青少年とともにコミュニティづくり▼日時・2月19日(日)10時〜16時▼会場・千葉県青少年女性会館(稲毛区天台6‐5‐2)▼内容(1)グルメコーナー(ピザ作り、ヤキソバ・豚汁販売、喫茶コーナー他)(2)体験コーナー(紙芝居、茶道体験、絵手紙づくり他)(3)音楽交流ステージ(千葉大学管弦楽団、津軽三味線、和太鼓、千葉若潮少年少女合唱団他)(4)環境学習コーナー(自転車発電体験、液状化現象の実験他)そのほか書き損じハガキを集めてタイの子どもたちに奨学金をおくるキャンペーンや「チーバくん」「ちはなちゃん」「モノちゃん」と一緒に写真が撮れます▼問合せ・Tel287‐1711(財)千葉県青少年協会
渡辺靱子ピアノリサイタル
〜バッハ、ベートーベン、日本の民謡〜▼2月18日(土)14時30分開演▼会場・若葉文化ホール▼前売り券(全席自由)一般2,000円
古文書講座
主催・千葉経済大学 地域経済博物館▼日時・2月18日(土)・3月10日(土)午後1時〜2時30分*参加料無料▼講師・岩橋清美先生(千葉経済大学非常勤講師 東京都公文書専門委員)*当講座では、古文書を初歩から学びます▼申込方法・電話・FAXにて*FAXでお申込の方は(1)希望のひにち(2)郵便番号(3)住所(4)氏名(ふりがな)(5)電話番号を明記▼申込み締切日・それぞれ開催1週間前▼TEL 253‐9111(稲毛区轟町3‐59‐5千葉経済大地域経済博物館)  
第18回県民合唱団定期演奏会
ドイツ・レクイエム▼日時・2月26日(日)14時開演▼会場・千葉県文化会館大ホール▼入場料・全席自由3,500円▼プログラム・ブラームス作曲 悲劇的序曲、ドイツ・レクイエム▼問合せ・申込みTEL222‐0201(千葉県文化会館)
ギャラリー古島
「キリムとギャッベのある暮らし」ローマングラスとトンボ玉アクセサリーを添えて*遊牧民の手作業による、平織りキリムと絨毯のギャッベ、美しい室内装飾品約100点とローマングラスやトンボ玉アクセサリー約50点を展示▼2月3日〜2月13日(月)「平岩共代展」楽しむジュエリー*チョーカー、ブローチ、ペンダント、リング、オーナメントなど約300点▼3月2日(金)〜3月7日(水)▼問合せ・Tel243‐3313ギャラリー古島(JR西千葉駅より2分)
盆踊りマスター
全国の盆踊りを楽しく踊りませんか▼日時・2月21日(火)*月1回会費1,000円▼時間・10時〜12時▼会場・長沼原勤労プラザ(JR稲毛駅より京成バス山王町行長沼原住宅下車5分)▼連絡先・257‐9668(西村)080‐5093‐9971(新見)
カフェ・ド・ボランテ
国際交流ボランティア募集説明会*日本をもっと知りたい・楽しみたいという外国人のお手伝いをしませんか?外国語が話せなくてもできるボランティアも沢山あります▼日時・2月18日(土)14時〜15時▼場所・千葉市ボランティアズカフェ(中央区富士見1‐3‐2 京葉銀行文化プラザ2F)TEL227‐3081【開館日】火曜日〜土曜日(午後1時〜7時)
カルチャーセンター稲毛 生徒・教室利用者も募集!
会議・研修会にもどうぞ。ステンドグラス、マミフラワーデザイン、トールペイント、英会話、油絵、書道、ろう造花、手書き染め等。▼問い合せは・アイム設計Tel244・3989

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今月の人
デイリーヤマザキ稲毛駅前店オーナー 栗林順子さん
稲毛の町大好き!稲毛から元気を!
24時間・年中無休で、いつでもお役に立ちます!

 習志野市に在住の栗林順子さんは、東京出身。大手町の富士銀行本店に10年間勤務後、結婚し、習志野市に住居を持ち、2人の子供に恵まれまたが、2人目の長男が4才の時、一瞬にして交通事故で亡くされた悲しい思い出がある。
 栗林さんは「苦しく、辛く、悲しい日々が続き、多くの方々が訪問くださり、励ましていただいたり、実践倫理の方々が親身になって、人としての道や生き方などのご指導して頂いたお陰で運転手を恨んでいた私に、母としての責任を気付かせていただきました。その時に、現在の次男を授かっていることに気付き、大切な命、人の世の幸せのために生き抜いていこうと決心しました。地元では子供会の会長、PTAの広報部長、町内会の役、医者の奥様など多くの人に出会い、素晴らしい人間関係をいただき、その後、バブルの頃、津田沼の信託銀行で、退職金預かり、資産運用、相続対策、配偶者贈与、遺言、土地の売買など、お役に立つことなら何でもお手伝いをした。そして、3人になった子供の教育のために必死で働いてきました。メッセ近くのビジネスガーデン住友ケミカルビル内のコンビニで6年間、いろいろリサーチし勉強した結果、ハートのあるコンビニデイリーヤマザキを選び稲毛駅前店を開業しました」と語る。
 平成8年から、銀行で学んだ経験を活かして、ビル経営・管理会社を経営始めた。現在、第6つ目の栗林第7ビルを新築中である。銀行の支店長はじめ、建築会社社長、入居者を決めていただく不動産会社の関係者にいつも感謝の気持を忘れないという。
 営業中の稲毛駅前のデイリーヤマザキではお客様第一にニーズに応えている。温かく声を掛けていただくお客様が多いのは栗林さんの優しい人柄と仕事に熱心な心を持ち合わせているからであろう。
 会社では役員・社員の信頼も厚く、みんな一緒懸命に頑張っている。デイリーヤマザキ稲毛駅前店は小さな店だが、恵方巻、ボジョレーヌーボー、お歳暮などイベント日本一。クリスマスケーキ千葉県一の実績を持つ。稲毛が大好きという栗林さんは「稲毛を元気にしたい。これからも人を大切にお客様には感謝の気持を忘れず、稲毛から全国に元気を発信したい」と語った。【佐藤・浦野】

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随筆 呆れちゃった

吉成 庸子さん
 珍しく風邪ひいちゃつた鬼の霍乱≠セなあと儀ちゃんが言う。ホントに日に日に頑固で煩い親父だ。憎まれっ子世に憚る≠ニ言うから、きっと彼は長生きするに違いない。
 この元気さと頑固さで百歳まで生きちゃったらどうしようと私は真剣に悩む。おまけにこの不死身の儀ちゃん最近やたらにお酒を飲むようになってしまった。元々お酒は強いほうだが、こんなにのべつまくなしに家にいる時、飲みはしなかった。
 でも、飲み始めた時期を考え合わせてみると、アメリカにいる孫が突然死んだ頃に重なる。孫の中じゃ一番頭が良くて性格も温和で大人しい子だった。18歳で死んでしまうなんて悲しい。未だハッキリした原因が判らないので余計せつない。
 「子供の心が読み取れないで、何でノーベル賞だ。バカ夫婦が!」儀ちゃんがそう呟きながらワインを呷っているのを見ていながら、その辺りに遠い原因があるかと察するので、一概に責め立てられない気がするのが、それにしてもチョット度が過ぎている。
 下の娘が私の居ない時に我が家にきて、家の中にあるアルコール類を全部没収していった。だが、そんな事で屈する儀ちゃんじゃない。どこに隠してあるのか、日本酒を持ってきてニタリと嬉しそうに笑いながら、また飲んでいる。先日、千葉日報さんの新年会があった。鏡割りをするんだと、朝元気に出て行ったのに、会場に行ったらドタキャンしていた。
 秘書室長の小坂さんが心配そうな表情で、脱水症を起こし下の血圧が30に低下、病院で点滴を受けていると言う。これも飲みすぎで、水分を摂らないからだそうだ。
 皆さんにご迷惑かけて、なんて親父だろうと腹立たしいが病院に走った。処置室を覗いてみると、元気になっていた儀ちゃん、「お母さん、なんで来た」と怒鳴った。
 さてと、私の風邪だが熱っぽいので寝るといったら、儀ちゃんが「人間は昼間寝るものじゃない」と怒る。
 呆れちゃった。

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 今年の米大統領選の共和党候補者選びが1月から始まり、民主党のオバマ大統領に対抗する候補者の一本化が8月までの予備選挙で決定する。最初のアイオワ州での指名争いの結果、サントラム元上院議員(53)が予想に反し、ウォール街の覇者で個人資産2百億円のロムニー前マサチューセッツ州知事(64)を押さえ、第1位となった▼サントラム氏は妊娠中絶・同性婚反対の根っからの保守派でイランに対し、核開発を放棄しなければ、軍事攻撃と主張し、中国を一党独裁と強い警戒感を示す。二位のロムニー氏はモルモン教の信徒で、酒、タバコなどの嗜好品を口にせず、中絶、同性婚には理解を示し、親中国である。しかし対イランでは外交交渉が決裂すれば、軍事行動という▼三位に食い込んだポール下院議員(76)は官僚機構を否定の自由主義経済の推進で、FRB(中央銀行)や商務省などの撤廃を主張。福祉の削減を唱え、従軍慰安婦対日非難決議を反対した。所得税廃止、海外米軍の即時撤退など伝統的孤立主義で保守とリベラルが混在して保守派からの反発も強い。格差を訴え、ウォール街占拠の若者に熱狂的な支持がある▼四位のキングリッチ元下院議長(68)も侮れない。カトリック、プロテスタント系の中には2%弱のモルモン教を異端視しているが、どうまとまるか。資金力抜群のロムニー氏圧勝か。日本は民主、自民も米国指令の増税、TPP賛成で対立軸なし。(正道)

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今月の運勢
九星占いによる今月の運勢
☆一白水星 ●慎重運
 パワー不足、思うようになりません。目の前にあることに専念し、結果に拘らず・能動的・積極的態度は控え保守に徹します。学問・資格に適する星、ここでは専門知識を身に付けます。新しい出会いは要注意。新規取引、新しいことへの出費は抑え資金計画を立てます。
☆二黒土星 ●注意運
月破を帯同し西南に廻ります。職場でのトラブルに注意。ミスのないよう細部までチェックし地道に一つずつ準備と基礎固め、ネットワークの構築が先決。家族との時間を作りましょう。資金面は計画性を立てます。
☆三碧木星 ◎上昇運
 運気は上昇運。新規の分野にチャレンジするとき、綿密な計画が成功の鍵。思い付きでの行動、勇み足は良運を損なう。早合点に注意
☆四緑木星 ○発展運
 発展運の月。良き人脈も期待出来ます。役割を認識し、交渉は最後までまとめ、信用を得ることで結果は良好です。資金面は不確かな情報も、情報源を確かめます。
☆五黄土星 △転換運
 吉凶交差し不安定な運気になります。転換期でもあり、これまでの仕事内容を把握しシビアに現状を捉え将来の計画を練ります。動きたくなる人もいるが、拡大策は現状悪化を招く危険性が大きい。資金計画を見直しましよう。
☆六白金星 △自重運
 北西に廻り年の暗剣殺と歳破を帯同した七赤金星と同会します。資本金運の月。問題点を内包しています。運気が裏目に出ないよう自説に固執せず周囲の意見を聞き、剛直になり対立を招かぬようにしましょう。仕事は分担して進めます。出費を見直し収支バランスを図る。
☆七赤金星 ○良好運
 今月は金運の月。社交運も良好、交流を図りましょう。仕事は細部までチェックし凡ミス、連絡ミスに注意。遊行娯楽での浪費、甘言に注意。支払だけに収め後は蓄えることにしましょう。
☆八白土星 △変化運
 不平不満や感情的な行動に気をつけましょう。計画変更は避け、現状を直視し根本的な解決策を。変化を求めたり感情的行動は厳禁、大局を捉えどうあるべきかを考えます。備えあれば支払い日にも困りません。
☆九紫火星 ○好調運
 運気は好調。顕現作用で善し悪しがはっきりするとき、理論的かつ明快な答えが求められます。裏面に潜む事情、色々な側面から判断することが大切です。収支バランスを崩さぬよう。
◎風水運勢
 自分に必要な情報とエネルギーで場を作り、脳を活性化することで自己実現を達成することができます。開運・自己診断ご希望の方はTel0436・23・8257まで。

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タイトル 脱原発について
花の道 論壇 (10) 川 島 正 仁
 「原発の謎」の作者、クライン孝子氏を紹介します。彼女はドイツに40年以上居住し、国際ジャーナリストとして活躍しています。本の内容の一部を紹介します。
 ドイツを脱原発に踏み切らせた一つの理由は、福島第一原発事故を目撃したことです。「あの技術大国日本でさえ」という思いです。これに、25年前のチェルノブイリ原発事故が折り重なったからたまりません。この事故では、南ドイツが直接被害に遭ったばかりか、今も一部では放射能を浴びている地域があります。加えて、原発を稼働することによって排出する放射能物質を含む核廃棄物がドイツ人の念頭にありました。そう、こと原発ゴミに関しては、どの国も、アメリカでさえも、このゴミを適切かつ安全に処理する、もしくは加工する技術を持ち合わせていません。処分するには莫大な費用がかかります。
 戦前のドイツは自然科学部門で米国をしのぎ、何と戦前のノーベル賞受賞者数においては、ドイツが1位で36人、2位がイギリスで26人、アメリカは3位で18人です。
 先日、当社の関係会社の日頃から尊敬している社長にお会いしました。
「原発をどう思いますか?」「川島さん、私は以前、会社の代理店を経営していました。車はブレーキをかければ止まります。しかし、原発はそうはいきません。まるで『ゴジラ』のようです。われわれ人間の手で抑制できないものを、地球上に置くことはできません」
 「ゴジラ」とはよく言ったものです。さすが、素晴らしい意見だ、と思いました。今の社会は、あまりにも愚かになりました。そして「便利」になりました。「お金」さえあれば何でも手に入るし、何でもできるのです。
 本来は、人間が私たちのために「便利」を求めて「お金」を発明したのです。あくまでも便利のためのツールなのです。
しかし、この位置は完全に逆転しました。今では「お金」が私たちを完全にコントロールしているのです。そして悲しいかな私たちは、完璧なまでにこのツールによって支配され、奴隷になってしまったのです。
 今こそ、私たちは「心、精神のルネッサンス」を開始しなければなりません。「便利」を捨て、「平和」を求めることは大変な事業です。口先で述べることは簡単です。
しかし、これを実現することは非常に困難なことです。しかし今ここでやらないと、日本の将来はありません。
太陽も地球も人間も動植物も生きているのです。従って、寿命があるのです。「原発」は、この大切な「命」を縮める「悪魔」なのです。どうしてこのような「悪魔」を放置できるのですか。(つづく)

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