130,000部発行
2021年9月3日
通巻第300号
年間郵送購読料3,000円
発行責任者/佐藤 節子
発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
編集部のつぶやき
櫻井俊雄物語(15)
随想 島津幸生
随筆 吉成庸子
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稲毛新聞25周年&300号記念 スペシャル対談
熊谷千葉県知事独占対談が実現
市政から県政へ。県民の期待背に!
12年間の千葉市長としての実績と県民の期待を背に第21代千葉県知事に就任した熊谷俊人氏。141万票という史上最多の票数を獲得したが新型コロナウイルス問題をはじめ課題は山積している。今回25周年特別対談として、小紙編集部今村敏昭が新知事に鋭く切り込む。
稲毛新聞編集部(以下・稲)
本日はご多忙の中取材への対応ありがとうございます。
熊谷知事(以下・知)
いえいえ稲毛新聞さんとの対談であれば喜んで。今はSNSなど情報発信は多岐にわたりますが、地元密着の情報紙は非常に大事な存在だと思っています。
稲・
知事選は圧勝でしたがどのような知事を目指しますか?
知・
県民の皆様方に信頼していただき、そして納得をしていただけるような県政運営に努めてまいりたいと思っています。新型コロナウイルス感染症対策など山積する課題に積極果敢に取り組み、これからの千葉の未来を切り開いていく施策について職員、県民の英知を結集し、全力で取り組んでまいります。
稲・
就任してすぐコロナ対応に取組んでおられます。知事の立場でどんな思いを強くしておられますか?最大の課題は何だと考えていますか?
知・
日々、様々な課題が出てくる中、県民の命を守ることを最優先に新型コロナウイルス感染症対策に取り組んできました。現在は、デルタ株に置き換わりが進み、県内における新規感染者は千人を超える日が続いています。このため、医療現場はひっ迫した危機的状況となっており、臨時医療施設の拡充や酸素ステーションの設置など医療提供体制の確保、自宅療養者の支援などに総力を挙げて取り組んでいるところです。感染拡大を食い止めるため、県民の皆様一人ひとりが感染防止行動に努めていただきますよう強くお願いします。
稲・
東京オリンピック・パラリンピック開催にあたり、どのようなご苦労がありましたか?
知・
聖火リレーについては、公道走行が中止になり、私自身も含め聖火リレーを心待ちにされてきた方々にとって残念な結果になりました。コントロールの難しい人流を低減しつつ、どのようにランナーをはじめとした皆様の気持ちに応えられるようにするか工夫しました。また、大会が無観客での開催となったことについては、感染状況を考慮するとやむを得なかったと考えますが、観客の取扱いを早く決めてもらえれば、選手の応援の仕方などもっと検討できた部分があったのではないかと思います。そういった開催直前での苦労もありましたが、大会の開催に向けて関係者と一緒に進めてきたこれまでのプロセスの中で得られたものはたくさんあります。バリアフリー環境の整備、学校における国際教育、多様性を尊重する社会づくりなど、大いに進んだのは間違いありません。
稲・
知事が考えておられる千葉県の大きな課題にはどのようなものがありますか?
知・
千葉県を取り巻く様々な課題に、スピード感をもって対応していかなければなりません。重要な課題としては、新型コロナウイルス感染者が急増する中、市町村と連携した感染症への対応や、台風シーズンを迎え、過去の教訓を生かした防災対策の強化が重要です。こうしたコロナや防災への対応をはじめとする県の課題を、私は11の県政ビジョンとしてお示ししました。
稲・
選挙公約のうち、早速手掛けられたもの、これから取り組んでいかれるものについてお聞かせください。
知・
就任後、県内各地を視察し、市町村長から現場の声を伺い、また新型コロナウイルス感染症対策本部会議には、千葉市や市長会、町村会に参加していただくなど市町村との連携を強化しています。その他にも「防災・防犯・交通安全対策の強化」、「子育て・教育施策の充実」、「千葉経済圏の確立」、「インフラの充実」など各分野にわたり早期に実現可能な事業や重点的に実施すべき施策について、6月補正予算で措置しました。県政運営では「未来への投資」を大事にしており、今後も福祉、教育、経済、雇用などの政策を通じ、千葉の未来を切り開いていきたいと考えています。
稲・
市長を3期12年務められましたが、副市長だった神谷氏が後任の市長に就任されました。県と千葉市政の連携が進むことが期待されますが?
知・
神谷市長との信頼関係に基づき、これまでの県市間では解決が難しかった県水道と市水道の効率的運営や消防ヘリの連携などについて具体的な協議が進みつつあります。県と政令市が連携することで千葉市民はもとより県民全体にも効果が出てくると期待しています。
稲・
おかげさまで稲毛新聞は創刊25周年及び300号を迎えました。千葉市長時代には何度か登場していただきました。何か一言いただければ…。
知・
まずは創刊25周年及び300号を迎えられましたこと、心からお祝い申し上げます。地域に根差した生活情報等の発信により本県の活性化に寄与してこられましたことに改めて敬意と感謝を申し上げるとともに、今後も発行を重ねていかれることを期待しています。
稲・
ありがとうございます。最後に千葉県民、千葉市民の皆様にメッセージをお願いします。
知・
私は現場主義・対話を重視しています。皆様に一体感を持っていただける、開かれた県政を目指してまいりますので、これまで以上に県政への御理解を賜るとともに、皆様の御意見をお寄せいただきますようお願いいたします。
稲・
本日はご多忙の中ありがとうございました。
東京五輪メダリスト萱和磨・稲見萌寧近藤健介に千葉市民栄誉賞
稲見萌寧選手
千葉市は「多くの市民に明るい夢と希望を与えた」として東京オリンピックでメダルを獲得した体操の萱和磨選手(24)、ゴルフの稲見萌寧選手(22)、野球の近藤健介選手(28)に市民栄誉賞を贈ると発表した。
菅選手はセントラルスポーツ所属で千葉市美浜区の出身、体操男子団体では主将を務め銀メダル獲得に貢献、種目別あん馬ではアテネ大会の鹿島丈博以来17年振りの銅メダルを獲得した。
千葉市若葉区にある北谷津ゴルフガーデンを練習の拠点にしている稲見選手は、女子ゴルフで出場、通算16アンダーで2位に並んだニュージーランドのリディア・コ選手とのプレーオフの末、日本ゴルフ初の銀メダル獲得。
また千葉市緑区出身でプロ野球北海道日本ハムファイターズの近藤選手は初戦のドミニカ共和国戦の9回、逆転サヨナラ勝ちに繋がる安打を放った他、メダル獲得への大事な韓国との準決勝に先発出場するなど金メダルに貢献した。千葉市民栄誉賞は平成7年創設。マラソンの鈴木博美さん、野球の高橋由伸さんら25人が受賞している。
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