130,000部発行
2020年8月7日
通巻第287号
年間郵送購読料3,000円
発行責任者/佐藤 正成
発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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随想 ついでのマンホール
鎌ケ谷市・元稲毛小校長 島津幸生
いつのころか旅行等で出かけたついでにマンホールの蓋の写真を撮るようになっていた。
たとえば奈良県の大和郡山のマンホールの蓋は金魚がいてわが町やまとこおりやまと書いてある。この地の特色を示しているのであろう。
名所・旧跡や食事の様子を撮る以外にである。あくまで主役ではなく、さしみのあしらいものとしてのつまなのだ。だがアルバムには必ず貼ってある。それが私にとってのマンホールとの関係である。
マンホールはいわゆる公共下水道であり、その蓋の表面・外側は各自治体ごとに違っていてそれぞれだ。だからおもしろく興味を持たせてくれたのであろう。今から47年前私の住んでいる所は水道もなかったし下水もなかった。
井戸を掘ってもらい浄化槽・便槽をという具合だった。その後、下水道が入るようになるが簡単に入ったわけでなく、住んでいる人達と協力して下水道組合を作ったことをおぼえている。
マンホール蓋をよく見てみると「汚水」と「雨水」があることに気づく。雨水は下水道管から河川などに流される。そのため海や川の水質が守られ蚊やハエの発生と悪臭などの原因が取り除かれる。
汚水管に油や紙おむつなどを流すべきではない。40年以上前花見川の水質検査をしたことがあるが川が洗剤で泡だっており汚れていたのをおぼえている。
当時は下水道設備が充分ではなかったのだ。
汚水は汚泥物と処理水に分けられるが、この処理をするところが浄化センターである。
現在、千葉市では処理水は海へ放流するだけでなくスポーツ公園のトイレや散水に利用したり、汚泥を焼却炉で使用したり発展に用いたり、焼却灰はセメント原料や埋立処分にしたりしているそうだ。
そのマンホール蓋が美しいカード(8・8×6・3センチ)になっているのをご存知だろうか。
中央にマンホール蓋の絵・下にはそのマンホール蓋の設置場所の北緯・東経が書かれている。
今や全国で発行されておりコレクションしている人もいると聞く。ちなみに私の住んでいる鎌ケ谷のマンホールの位置は東経140度線上にあるところをモデルとしており、今やマンホールは立派な観光資源なのだ。
この頃はどんな絵が描かれているか探す自分がいるのだ。
今回下水道の大切さ、今後のあり方等千葉市下水道計画課主査の三橋康行様においそがしいところ御教示を得た。
なお千葉市のマンホールカードは千葉都市モノレール千葉駅入口千葉市観光情報センターでいただける。
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