130,000部発行
2017年9月1日
通巻第252号
年間郵送購読料3,000円
発行責任者/佐藤 正成
発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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市営駐輪場横に格安民間駐輪場
市、減収承知で駐輪場許可か
土木事務所の柵撤去許可
千葉みなと駅前の自転車駐輪場を運営するNPO法人について、偽造書類に基づき本市に不正な設立認証申請を行った疑いがあることは本紙既報のとおりであるが、このNPOが駐輪場を始める際に、市中央美浜土木事務所が市の設備の撤去許可を出していたことが分かった。県有地を賃借しても、市の設備(柵)を撤去しないと駐輪させられないからだが、市営駐輪場利用者が格安な民間駐輪場に流れていることは明らかであり、市の減収につながることに市が自ら許可を出していたことになり、論議を呼んでいる。
偽造書類で不適切な認証申請
特定非営利活動法人バイクコミュニティー・千葉(川越三喜夫理事長、中央区仁戸名)は千葉みなと駅前の市営駐輪場に隣接する県有地を年額6万5千円という破格の金額で賃借し、独自に駐輪場を運営しているが、駐輪させるためには市が設置している柵を撤去しなければならなかったことから、NPOは市中央美浜土木事務所に柵の撤去を申請し、これが許可されたという。
市の駐輪場料金は月額1800円であるところ、このNPOは月額1000円の料金設定で、利用客を市営駐輪場から奪っていることになる。
NPOの年間の駐輪場収入は約300万円に上るとみられ、これが市の料金設定に換算すると、本市は年間540万円を失っていることになる。
NPOが本市に撤去を申請し、市土木事務所が許可を出した事実は確認できているが、柵の撤去許可は、結果として本市の540万円の減収を本市が自ら承認したことになることから、柵の撤去許可が適切だったか、慎重な検証が求められる。
減収を招いた撤去許可を与えたことに対する監査請求を求める動きもあり、市の減収を回復するため、撤去許可の取り消しも検討することになる見込みだ。
関係者の話によれば、このNPOの設立総会は開かれていない。理事長が一人で手続きを進めたと見るほかはなく、会計監査をしたことにして市長に毎年の事業報告を行っていたという。不正な手続きについて過去に告発する動きがあったものの、市のNPO所管課は単なる内部紛争としてこれらの告発を取り上げることはなかった。
告発に基づき、本市がこのNPOから事情を聴いたかどうかは不明であるが、多くの証言があるのに告発を取り上げなかったこと、不透明な運営を続けるNPOに漫然と利益を与える状態を放置していることは許されないことは明らかだ。
そもそもこのNPOが運営する駐輪場の用地について、県は当初は市が運営するなら使用を許可する意向だったという。
そこにある有力者が関与してNPOに賃借させる話がまとまったともいわれており、事実ならば有力者の介在が本市の駐輪場収入の減少を招いたことになる。市の減収回復を年額で540万の減収を発生させても問題を感じない本市の対応自体に問題があることに相違ない。
設立認証手続、年度ごとの事業報告、柵の撤去許可の見直しなど、検証を加えて適切な対応をとる必要がある。NPOの駐輪場を市に移管させれば、利用者にとっては月額800円の負担増になるが、不当な利益を見逃すわけにはいかない。NPOはそもそも非営利活動法人なのだから、利益を失うことになっても問題ないはずだ。市の適切な対応を望むところだ。
杉本マナエさん(15歳)が優勝
日本カラオケボックス大賞千葉県代表に
優勝した杉本マナエさん(左)と準優勝の篠崎卓道さん(右)
日本カラオケボックス協会連合会(JKBA)創立25周年記念を飾る日本カラオケボックス大賞in鹿児島大会は今年の10月14日(土)(前夜祭)15日(日)(本選)に鹿児島市の「かごしま県民交流センター」で開催されるが、その千葉県代表を決める予選会が8月27日(日)に稲毛駅前のカラオケボックス・ジョイサウンド稲毛で開催された。
当日はチバテレビカラオケ大賞21の推薦者や県内のカラオケボックス店などが推薦した18名がエントリー。それぞれ自慢のカラオケを披露。
山口正美審査委員長のもと厳正な審査が行われた結果、ドリームズカムトゥルーの「未来予想図U」を歌った東金市の杉本マナエさん(15歳)が見事優勝し、千葉県代表として全国大会に出場する。なお、準優勝は「愛の賛歌」を歌った千葉市の篠崎卓道さん(39歳)に決まった。山口審査委員長は「今回はみんな歌の上手な人が多く、審査に苦労した。優勝と準優勝は同点で意見が割れたが、審査員8名のうち、5対3で杉本さんに決まった」と講評した。当日は出場者が歌い終わったあと、2014年に札幌で行われた日本カラオケボックス大賞で日本一になった一條貫太君と、昨年浜松市で行われた同大賞で日本一になった村田文子さんがゲストとして歌を披露した。
萩原博社長は続投
千葉日報社定時株主総会で新人事
千葉日報社では去る7月27日に第59期定時株主総会と第60期第一回取締役会を開催し、新役員人事を次の通り発表した。
○代表取締役社長・萩原博○専務取締役(総務・営業担当)総務局長、労務担当・大澤克之助○取締役東京支社長・三浦健○取締役(編集・販売担当)編集局長・中元広之○監査役(非常勤)田邊義幸○監査役(非常勤)加藤雅哉○執行役員(コーポレートブランド担当)販売局販売専任局長渡辺鉱○執行役員(新事業・デジタル担当)経営企画室長荒牧航○広告局長松本祥彦○販売局長中村明○常勤顧問外山宏行○顧問赤田靖英○顧問高山恒徳。
【萩原博社長略歴】
1954年生東京都出身、1978年千葉大学人文学部(現・法政経学部)法経学科経済学専攻卒業後、株式会社千葉日報社入社。同社政経部長、同社編集局次長などを歴任。2011年同社取締役東京支社長、2012年同社取締役営業担当、2013年に同社代表取締役社長就任。
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