130,000部発行
2017年9月1日
通巻第252号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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星霜録
 いつの世も平穏無事は長く続かない。特に最近の異常気象による自然災害は恐ろしいの一言に尽きる。何しろ地球的規模で世界のあちこちで発生するのだから始末が悪い▼中国の大地震や台風13号は大きな被害をもたらした。また、アメリカヒューストンの大水害、北米の山火事、日本国内では大雨洪水がいたるところで発生している。世田谷の大雨で多摩川の花火大会が中止された。我がふるさと秋田大曲の花火大会も大雨であわや中止かと思われたが無事に開催さて安堵した▼一方、宮城県も今年は日照時間が短く、稲作の実り悪く収穫不足が心配されている。9月はまだまだ多くの台風が発生して日本本土に上陸することが予想される。自然災害はどうすることも出来ない▼台風や大雨の被害は地球温暖化で海水温が高くなっていることが原因らしい。海水温が高くなることで、珊瑚が白化現象を起こし死滅。珊瑚礁に生息する魚介類の成育に悪影響を及ぼすと言われる。また海水温の上昇で漁業にも大きな損害をもたらしている▼函館のイカ釣漁も異変をきたし、今稚内の海に行かなければイカが捕れない。稚内の漁場にはイカを求めて中国や韓国、台湾の漁船が集まっているという。このように地球温暖化による異常気象が自然災害を生み地球の資源まで狂わす。せめて、人災の戦争だけは止めて欲しい。(正)

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連載シリーズ 「ありがとう」で病気は治る 22
介護老人保健施設たいよう医師 大 國 義 弘
病気に感謝をすると病気は治る (2)
 前回は、友達に裏切られ、失意の後に、体が震えるようになってしまったA子さんに、ひたすら、ありがとうございます、と唱えて下さいとお願いしたところまで書きました。
 腹が立つB子さんに向かって、ありがとうございます、と。面と向かっては、到底言えないでしょうから心の中で唱えて下さい。
そして周囲に人がいなければ、声に出して。
 心を込めて言わなくていい代わりに、回数をこなして下さいとお願いしました。よほど辛かったと見えて、早速実行して下さり、たちまち効果が出ました。以下、ご本人のお話です。
 話を聞いた後、すぐに言い始めた。500〜600回、言ったところで、心を込めて言わないと意味が無いと思った。早速、稲毛新聞の過去のこの欄の記事を探して読んだ。(過去の記事はネットで検索すると読めます。)
 それまでは、なんでアタシがこんな目に遭うの、と思っていたけれども、ありがとうと言い始めてからは、こんなことを引きずっても意味は無い、これからは前向きに生きよう、本来の自分を取り戻そう、時間の無駄だった、とその日、寝る前に思えた。ありがとう、を言い始めた結果、それまでは毎日階段を下りるのも不安だったのが、翌日からそれが消えた。
 いつも車は、バックで出る、そしていつも怖かったのがそれも無くなった。
 時々、ヒヤッとすることはあったが、手が震えたりイライラしたりすることは無くなった。
 手が震えて書けないから、字を書くのがいやだったが、ありがとうを言い始めて少し経ったある日、沢山の書類を書かないといけなくなり、それまでの自分だったら、出来なかったかもしれないところが、問題なく書けた。
 ほんの数日で、劇的な回復を遂げたA子さんに聞きました。こんなに辛く苦しかったのに、何で一年も二年もほっておいたのか。
普通なら、とっくの昔に医者にかかってもいいところです。答はこうでした。
 お医者さんに行けば薬が出るかも知れない。
でもまだ若いし、薬に頼るようになったらオシマイと思った。
一度、そうなると治りづらいと思い、それがイヤでかからなかった。
 すぐにありがとうを言い始めたせいか、これまでの色んなことが心の中でよみがえってきた。
 振り返れば、B子さんとの関係は、いいこともたくさんあった。今まで職場の仲間にも元気がないことで迷惑をかけてきた。元々そうだったけれども、今後、益々したいことをしようと思えた。
 階段から落ちた時、頭や背骨を怪我していたかも知れないところが、こうして無事に生きていることにも感謝できる。感謝の気持ちが生まれたら、次の日から楽になった。翌朝、起きたら症状が無かった。
ウソみたいだ。自分でも信じられない。毎日続いていた震え、そわそわ感などの症状が、急に翌日から消えた。この話をしやすい人にはした。友人、知人は心配してくれていた。元気だった時の自分とは違っていたようだった。大丈夫なのかなと思ってくれていた。
それに自分は最近まで気付かなかった。他人に分かるわけがないと思っていた。最近複数の人から言われる。表情が全然違う。
何年もの間、症状が続いていたのに考えが変わるだけで、こんなにも違うものかと驚いた。
 症状がほぼ消えた今、思うことは、ムダな時間を過ごしてきたなということ。
ありがとうを言い始めたのが大きかったかなと。
足が震えて落ちたこともあったけど今はそれもなく、相変わらず薬は全く飲んでいない。
 今でも休み明けには、そわそわ感などの症状が少しあるけれども、以前に比べればずっと楽になったとのことでした。存在は意識を決定する。感謝の気持ちがあると、有り難うございます、という言葉が口から出ます。
逆もまた真なりで、有り難うございますと唱えると、有り難いという気持ちが生まれます。
 有り難うと言う「存在」が、有り難いという「意識」を創り、感謝の気持ちが生まれると症状が消えるようです。賢者は言います。病気に感謝をすると、病気は治る、と。

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主張 千葉市の市章は「初音ミク」
稲毛新聞論説委員 今村敏昭
 昨年、千葉開府890年を迎え、900年に向けた機運の醸成が進められている。千葉氏の紋章は妙見信仰に基づく「月星紋」であり、北極星と北斗七星を表しており、現在の「三日月に一つ星紋」になったのは比較的新しいと言われている。本市の市章はこの月星紋に由来しており、由緒正しき紋章であることははっきりしている。
その本市の市章が先月31日一日限定で特別デザインに変わった。「バーチャル(仮想)アイドル歌手、初音ミク」といっても、インターネットなどに疎遠である人や、高齢者には何のことか理解できない向きもあるかもしれないが、「初音ミク」は若者を中心に圧倒的知名度を有しており、実は「世界的有名人」である。
 これらの人々の間では、本市の市章と「初音ミク」の姿かたちが似ていると話題になっていた。歌詞と曲を入力すればパソコンの中で初音ミクが
歌ってくれるというソフトウエアの中に存在するキャラクターだ。この方面に詳しい熊谷市長がソフトウエア開発会社に働きかけてコラボを実現させた。強い違和感を抱く人も相当存在すると思われるが、幕張が千葉市であることが充分に知られていない残念な事実がある中、千葉市をもっと認識してもらうために国内外の若い世代に有名なバーチャルアイドルに活躍してもらうのには、それなりに意味がある。
 刮目すべきは「一日限定」にしたことだ。各地の様々な町おこしの中には、壇蜜を起用した宮城県のCMのように、批判や反対の嵐にみまわれることもある。
 本市の市章を「初音ミク」の特別デザインに変えることは、その期間を長くすると嵐が発生することも予想されたが、そこを一日限定にしたことで嵐の発生を防ぎ、それでいて充分な効果を引き出すことに成功した。ネット上の評価も若い世代からは支持する声ばかりだ。
 「一日限り」がかえって効果を引き立てたに違いない。一日に限定した翌日の今月一日からは幕張メッセで「初音ミク」にちなんだイベントが予定されており、多くの若者の来場が見込まれている。表面的には効果が見えなくてもこの世代の人々に千葉市を強烈にアピールできただろうと思う。
 高齢化社会を迎える千葉市に欠かせないことは高齢者を支える働く世代の流入増を図ることだ。これといって魅力がないといわれる千葉市にもっと目を向けさせ、集客増を図り、収入増を図ることだ。各方面の様々な努力は少しずつ効を奏しており、千葉三越やパルコが撤退した中、ビジネス客需要増を見越して千葉駅近辺にホテルの新築計画が続いていることは明るい話題だ。
 千葉神社を中心とする町おこし施策が具体化するころ、「千葉氏」を取り上げた大河ドラマが放映されると効果は絶大であろう。著名な小説家が書き起こしてくれないかと期待したい。
 何より、「月星紋」に象徴される全国の妙見信仰の中心が千葉神社であることは意義深い。一見現実離れした、突拍子もないような策の中に、とてつもない可能性を秘めた秘策が存在していることはよくあることだ。千葉市の将来のために活きることなら、批判を恐れずに何でも取組んでほしい。

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市民ガイド
千葉市美術館 江戸の恋−鈴木春信 
ボストン美術館浮世絵名品展・希少な春信の作品は8割以上が海外に所蔵され国内で作品を見る機会は限られています。本展では質・量ともに世界第一級の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品より、春信の作品とともに同時代の絵師の作品も加え150点の構成になります▼会期9月6日(水)〜10月23日(月)▼開館時間・10時〜18時(金・土曜日は20時まで)休館日10月2日(月)▼観覧料・一般1,200円(960円)大学生700円(560円)()内は団体、市内に住む65歳以上の方の料金*高校生以下、障害者手帳をお持ちの方と介護者は無料、10月18日は「市民の日」につき観覧無料▼お問い合せ・Tel043-221-2311
理容ボランティア
全国の理容組合の社会貢献事業の一環として、平成21年度より9月の第2月曜日を「理容ボランテイアの日」と定め、今年は千葉では県内理容組合員による「出張シェービングホランティア」として稲毛区天台にある医療法人親月会みどりの家で13時30分からボランティア活動が行われる
英会話のLIA
ちょっと頑張れば6ヶ月で日常会話が話せます。25年の経験のある外国人講師経営者自身が心を込めて効果的に教えます。大人も子供もOK他学校で上達しない方ぜひ当学校で早く上達して下さい。60分の楽しい授業。JR稲毛駅徒歩3分。気楽にお電話下さい。英会話のLIA・ALAN先生電話090-5555-0544
ちば越中おわらの夕べ
▼日時・9月9日(土)17時〜20時▼場所・千葉中央公園*ちば越中おわら節の教室が一堂に集まり、流し踊り、ステージ踊りの発表をします。今回は西馬音内盆踊りの方々も参加、輪踊りもにぎやかに、郡上踊り、花笠踊り、河内音頭他、観客の皆様もご一緒にお楽しみ頂けます▼主催・ちば越中おわら節▼連絡先・実行委員会090-6152-3512
第二回いなげ穴川寄席
▼日時・9月16日(土)午後2時開演▼会場・穴川コミュニティセンター*木戸銭200円(全席自由)☆出演・千葉家李桜、千葉家光旦、千葉家キマ、のんき家右勝、吾妻亭たこ松、天草小六、未来来活砲儀▼主催・問い合わせ・千葉市稲毛区穴川コミュニティセンター(Tel043-284-6155)
BAY SIDE JAZZ CIBA 20周年記念コンサート
▼日時9月23日(土・祝)17:00開演▼会場・千葉市民会館大ホール(JR千葉駅より徒歩約7分)*入場料・(全席指定・税込)一般・前売り6,000円、当日6,500円▼プログラム☆第1部出演・大原保人クインテット♪大原保人♪金澤英明♪江藤良人♪原とも也♪岡淳☆第2部出演・太原保人クインテット♪スペシャルゲスト・八代亜紀☆総合司会・まきいわ・まさお
JAZZ CONCERT2017
▼日時・9月24日(日)第1部14:00〜14:50第2部15:05〜16:00▼会場・穴川コミュニティセンター1階多目的室☆出演・MDSジャズユニット☆演奏予定♪インザ・ムード♪シング・シング・シング♪アメリカンパトロール♪コーヒールンバ・花笠音頭他
ミュージカル アンデルセン
世界中が愛するアンデルセンの物語を「劇団四季」がミュージカルに▼日時・9月21日(木)18時30分開演▼会場・千葉県文化会館大ホール▼S1席・8,640円S席・8,640円(学生子ども6,480円)A席・6,480円(学生・子ども4,320円)B席3,240円▼問い合わせ・TEL 0120-660-442
千葉アコーディオンサークル ロビーコンサート
▼日時・9月25日(月)開演12:00〜終演12:55▼会場・稲毛区役所1階ロビー*入場無料☆出演・千葉アコーディオンサークル☆演奏曲目♪碧空♪サウンドミュージックメドレー♪日本民謡メドレー♪秋のメドレー他
スイングジャズオーケストラ 色気漂うジャズコンサート
▼日時・9月16日(土)14時〜16時30分*参加費無料▼会場・長沼コミュニティセンター(稲毛区長沼町461-8)▼問い合わせ・TEL 043-257-6731 FAX 043-257-6732
大正琴で歌おう
大正琴の調べに乗せてみんなで一緒に歌いましょう▼日時・9月17日(日)13時30分〜14時30分▼場所・高洲コミュニティセンター3階ホール1*入場無料☆大正琴演奏・大正琴琴江会 高洲同好会▼問い合わせ・Tel043-277-3000高洲コミュニティセンター
ギャラリー古島
「上田靖之 版画展」9月1日(金)〜9月11日(月)*9月7日(木)休廊「松岡ようじ・装子ガラス展」9月15日(金)〜9月25日(月)*9月21日休廊▼お問い合わせ・TEL 043-243-3313ギャラリー古島(JR西千葉駅徒歩1分)
多田屋稲毛店9月のお話会
9月のお話会(読み聞かせ会)は9月1日(第1金曜日)と9月15日(第3金曜日)となります。なお10月の第1回は10月6日(第1金曜日)です☆書籍、雑誌のご用命は多田屋稲毛店へ、Tポイントカードご利用になれます。電話043-253-8145

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今月の人
テノール歌手千葉大名誉教授 秋山 衛さん 80歳
衰えぬ歌への情熱 自称光輝高齢者
春の叙勲で瑞宝中綬章を受賞

 以前いただいた名刺の裏に自己紹介があった。「性格」明朗快活、短気だが怒らないように努力「信条」燃える、やろうと思えば何でも出来る「趣味」ゴルフ、パソコン、料理、カメラ、日曜大工「特技」人を楽しませる。キムチ作り、駄洒落「病気」短足、短首(ネックレス)熱中し過ぎ「食物」刺身、野菜、焼き肉、その他なんでも食べる「飲料」焼酎(特に芋)とウイスキー「夢」箱根の別荘で孫の良輔と煌治の3人で酒を酌み交わす。と。
 今回春の叙勲で瑞宝中綬章をうけられた秋山衛(80歳)さんにお会いした。
 秋山さんは初志貫徹の人だ。多くの先生方、知人に助けられたと話す。それだけに人の心がわかるのだろう。日中戦争が開始された昭和12(1937)年千葉県香取郡(八日市場市現匝瑳市)吉田村に生誕。当時は子沢山の時代で12人兄弟もあるという世の中で7人兄弟の6番目として生まれている。小さい(小学2年生)の時の思い出として母の看病をあげる。脊髄カリエス(背中の中心である背骨に付随する神経が結核菌におかされ全身倦怠、栄養と安静が必要)のため奥座敷で寝たきりの母を時々起こしてあげたり排泄の世話もしたそうだ。
 死んだ母親に対する悲しく辛い思いでは今も鮮明に残っているとのこと。小学校へは着物でわら草履でかよってた事もあるそうだ。
 歌が好きで当時、各教科で成績の良い人には努力賞があり、秋山さんは毎年音楽でもらっており、近所でも歌のことで評判になり、いつか上野の有名な音楽学校(東京芸術大学音楽学部)への入学にあこがれを持つようになったと言う。
 オルガンの出鱈目伴奏で流行歌を歌っていた程度の中学時代と異なり高校(県立匝瑳)で上には上があることを知ったと言う。高校時代合唱部の一員としてNHK合唱コンクールで3年間千葉県代表となり関東大会にも出場と言う栄誉を得ているのがなつかしい思い出だ。あこがれの東京芸術大学音楽学部は独学に近い勉強で、それでも一次試験に通り先生方の話題となったが結局千葉大学教育学部音楽科(二年課程)に入り再度挑戦。その後四年制に進学し三年次にみごと合格をする。おくれたおかげで大学院が出来る年度に学部卒業と言うラッキーなめぐり合わせ。ある意味人間万事塞翁が馬の人生で大学院卒業後も千葉大音楽科の教員採用へと結びつく。ただ人生運だけでなく持って生まれた天性と(几帳面さも)努力の結果で今日があるのだろう。秋山さんはすごい!  【取材・川村文彦】

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随筆 神様夕立をお願いします

吉成 庸子さん
 庭の隅にききょうの花が一輪咲いているのをみつけた。ああ、秋がきたんだなと、つくづく思った。 ききょうは儀ちゃんの一番好きな花。それを聞いた時、その意外性にびっくりしたものだ。だってあのつつましやかな楚々とした桔梗の花が儀ちゃんにはそぐわないもの。
 ダリアとか鬼あざみとか言われればすぐ納得できる気がするけど…。
 去年、三越劇場で、儀ちゃんと私の日常生活を描いた私原作の「忍の一字」が上演された時、演出の先生から「ご主人の好きな花はありましたか?」とのご質問があった。
 私は「ええ、桔梗の花が好きだと言ってました」と答えた。
 初日、私は舞台を観てビックリした。我が家の場面が登場すると、テーブルの上の一輪挿しにききょうが活けられていた。
 舞台転換の間は、一面にききょうが描かれている垂れ幕が舞台をおおった。スタッフの皆様の優しさが胸にしみた。きっと天国で儀ちゃんが喜んでいると思いながら、心から皆様方に感謝したものだ。
 儀ちゃんが生きていた頃は夏の水やりは私の役目だった。決して自分から望んでやっていたわけじゃない。
 朝銀行へ行く前に「水やりさぼるなよ、木だって草花だってみんな生きてんだ。熱い陽に照らされて、水を待ってるんだぞ。手抜きせずに丁寧にやれ!」と必ず命令された。「ウン」私はそう答えていた。すると「さぼったらわかるんだからな」と更に付け加えて儀ちゃんは出かけて行くのだった。
 「まったく、うるさい男だなあ」私は思わずそうつぶやき、その後で「どうか神様、夕立を降らせて下さい」と真剣に神様にお願いしたものだった。お願いが叶った日もあったが、ぎりぎりまでねばっても雨の降らない日の方が多かった。仕方ない、やるかと私は重い腰をあげて庭に出る。一応水がかかってりゃいいのだろう。さぼるとわかるなんておどかしだよ。心の中で自分にそう言い続けて、さっさと水をやり終えて、家に入った。間もなく儀ちゃんが帰宅する。私は「お父さん、ちゃんと水まいたからネ」と告げた。儀ちゃんは着替えると庭に降りる。
 2分もしないうちに儀ちゃんの怒鳴り声、急いで側に行くと「こんなまだらな水やりなんてないぞ、何で木や草や芝生の気持ちになれないんだ。全くいいかげんな女だ!」と儀ちゃんは怒る。
「無理だよ、お父さん・私人間だもん。木や草の気持ちはわからないもん」そう言い返す私に、「へらず口ばかり言う女だ。話にならん」とよけいに儀ちゃんは怒ったっけ。
 現在の我が家の草木はなんだか元気がない。水を待ってるのかな?とふと思う。そして儀ちゃんてホントは優しい人だったのかもしれない…なんて、少し思った。

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今月の運勢
☆一白水星 △変動運
 従来の取り組みに一定の成果が得られるが、新たな拡大策は自重すべき。過信と我欲の強まりから、多方面に手を出す傾向が生じます。現状を守り展望を熟考しつつ静観が賢策。過去の問題再燃注意。過去の問題は分析し課題を練り早急な対策を。金運不安定 設備等導入は耐久性を視野に信頼者のアドバイスを参考にしましょう。
☆二黒土星 ○旺盛運
 精力的に活動できる今月は、人を利すれば自分に還る時。拡張計画を実行し資金不足から苦労の種になったりする。堅実な計画と援助者を他に求めることが肝要。何かと世話苦労も多い、計画性が大切です。金運 質実剛健をモットーに。
☆三碧木星 ○良好運
 人間関係を築くチャンス。より多くの利益を求める意識は、特定の事柄に専念させたり、多方面に手を出す傾向があります。安請け合い不可。気分に左右され判断に甘さが目立つ注意。責任感薄れがち。甘えを排し物事には冷静に誠実に取り組むこと。安請け合い禁物。不意の出費あり。
☆四緑木星 △変化運
 迷いやすく、他人の言葉に惑わされやすい時。至急を要することは慎重を要します。方針変更、新規計画推進は見送り、冷静に現実を直視したい。改革するタイミングではありません。
将来の良好を期待する仕事は漸次順調に向かう。意見を参考に良案を練りたい。移転など大金の動く事は熟考してから。
☆五黄土星 ○好調運
 五黄殺と同会。一見好調ですが、内部に問題を抱えやすいとき。感性冴え、センスと知性を活かし才能を発揮できるとき。高飛車な態度、相手を責める言動注意、誠意ある行動を心がけましょう。契約書、文書作成、押印慎重に。見落としのないよう二重三重のチェックが吉。詐欺まがいの話に注意。
☆六白金星 ●低迷運
 暗剣殺を帯同し年盤の暗剣殺と同会。運気低迷し絶不調。物事停滞し思うように進まないとき。迂闊に動けば事態を悪化させる恐れがあります。健康第一、安全第一で無理せず、受身に撤し現状を守ることに専念しよう。余計なことは考えず、目の前のことに専念して。借金厳禁。後々まで禍根残すことになります。
☆七赤金星 ○前進運
 本当にやりたいことの準備、基礎作りに励みましょう。守りの経営や惰性的となり、活気や華やかさが乏しくなりやすい。小利に左右されたり安易な妥協をせず、地道な努力で成功の礎を築け。小銭を頻繁に落とすことのないよう管理徹底をこころがけましょう。
☆八白土星 ●注意運
 月破を帯同し年盤の歳破と同会。内外に不安要素を抱え波乱含みです。感情のもつれから争論、離反のことが生じやすい。勇み足や早合点から落とし穴に陥らぬよう、見切り発車禁物。
物事を俯瞰して見よ。契約事は慎重を要す。話は最後まで聞いて、持ち帰って再検討しよう。
☆九紫火星 ◎飛躍運
 発展飛躍の好機です。手がけてきたことに感性度を高めることが大切。仕事が多く集まるとき。よそ見せず目標を絞り集中する姿勢が大切です。将来に向けての勉強など先行投資は吉。生きたお金の使い方を意識しましょう。
 本欄で、自分の星座等お分かりにならない方は左記までお電話ください。
※問い合わせは090・3475・9671(大河原)

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