150,000部発行
2009年6月6日
通巻第153号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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千葉市長選挙
投票日は6月14日(日)
三つ巴の選挙戦
熊谷、林、結城の3氏が名乗り
収賄罪で起訴された鶴岡啓一前市長(69)の辞職に伴い千葉市長選挙が5月31日に告示され6月14日(日)投開票されることになった。立候補したのは届出順で稲毛区選出の市議会議員熊谷俊人氏(31歳)無所属(民主推薦・社民県連支持)、元市議会議員結城房江氏(65歳)共産推薦、及び前副市長林孝二郎氏(63歳)無所属(自民、公明推薦)の3氏で、市長の座を争う。

50年余の官僚支配市政を打破できるか?
 今回の市長選挙で注目されるのは、宮内、荒木、松井、鶴岡と半世紀以上続いた官僚支配の千葉市政を、民主党推薦の若き熊谷俊人候補が奪還できるかどうかである。
 助役出身の松井市政は24年間続いたが、これに挑戦したのは弁護士の菅野泰、市議会議員の米持克彦、同橋本登、民主党県議の河野俊紀、前回の奥野総一郎の各氏であったが、いずれも伝統の助役出身候補に歯が立たなかった。しかし、今回は情勢が全く違う。当初は林陣営は対立候補がなく楽勝ムードで「林で決まりだべ」という声さえあった。ところが鶴岡市長逮捕≠ニいう前代未聞の不祥事が発生した。長年鬱積した千葉の金権体質を全国に暴露した。
 林氏は温厚で人柄もよく鶴岡氏とは雲泥の差がある。今になって鶴岡後継を懸命に否定しているが、副市長として事件の責任は回避できない負い目があり気の毒である。
 今回、民主推薦で出馬した熊谷俊人候補は若干31歳の独身。当選すればもちろん日本で一番若い市長となる。共産推薦の結城房江候補は市議暦28年の大ベテランの65歳。果たしてこの二人が林候補をどこまで追い詰めるか注目される。ちなみに 前回の得票率は37・2%、前々回は40%と低迷している市長選挙だが、今回は関心が高く45%(約33万票)に達すると予想され、前回の市長選で鶴岡氏の獲得票率が36%。64%が反鶴岡得票数。この数字から見ると、熊谷候補が俄然有利な情勢だ。

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市長選に挑む3氏の抱負と決意
日本インターネット新聞の動画・政策より
 熊谷 俊人氏(31)

熊谷 俊人氏

結城 房江氏

林 孝二郎氏
 私は民間の会社員を辞めて、この間、市議会議員として千葉市の行政をつぶさに見てきました。驚きの連続。これが率直な感想です。1兆円を超える借金を抱え、政令市最悪の財政状況にも関わらず、バブル時代の大型開発事業をなおも続けようとする。保育所や小中学校の耐震強度が不足している事実を10年以上前の調査で把握しておきながら市民に知らせないなど、自分たちに都合の悪い情報を隠す体質。外郭団体に貸し付けた何十億円もの貸付金を放棄しながら、その経営責任を認めない、議会で市長も含めて全員が原稿棒読み。議員の質問には市長と副市長は殆ど答えもしない。それを職員の誰も不思議に思わない。逮捕された鶴岡前市長を始め千葉市の歴史代市長はみなプロの行政マンでした。国の官僚から千葉市の助役(ナンバー2)となり、後継者として市長に横滑りする、それが千葉市が戦後50年以上の長きにわたって続けてきた流れです(戦後一度も外部の市長が誕生していないのは政令市の中で千葉市だけ)。そうした行政のプロが行政運営を行ってきたにも関わらず千葉市は政令市最悪の財政、ハコモノばかりでソフト面の評価は低い、という状況です。私は市議会議員としてこの間、市政の転換・刷新を訴え続けてきました。選挙に出るから慌ててマニフェストを作るのではなく、今までの活動の中で既に千葉市の政策とその道筋は完成しています。マニフェストをご覧頂き、千葉市が抱える問題をどう変えていくべきなのか、皆さんとともに話し合っていきたいと思います。

 結城 房江氏(65)
 私は28年間市議会議員 として働き、保育所や学童保育づくり等に取り組んできました。鶴岡前市長の逮捕、起訴の問題では、市民からも怒りの声が届いており、私自身も心の底から怒りを感じ、金権腐敗政治一掃のために頑張る決意です。大型開発日本一の市政を転換し、税金の使い方を市民のくらし第一にすることが求められています。その中でも75歳以上と中学校卒業までの医療費を無料にすることをはじめ、特養ホームの建設をすすめ待機者を解消します。清潔で温かい市民にやさしい市政をつくるために全力で頑張ります。

 林 孝二郎氏(62)
 少子高齢化や雇用の問題、介護、医療、教育などの様々な課題、そして、経済不況という困難な時代に直面する今、市のリーダーには、しっかりとした展望と総合的な問題解決能力が求められています。私は千葉市に生まれ育ち大学で都市工学を専攻し、卒業後は建設省に入省、国内各地の都市づくりに携わってまいりました。平成14年副市長として、ふるさと千葉市のまちづくりに参画できたことは、私の大きな喜びでありました。副市長として、まちづくりを進めながら行政経験を積む中で真に自分の理想とするもの、やりたいことは、やはり、市長にならなければ実現できないのだという想いを強く持つようになりました。私にとって、高齢化の進む10年、20年後の千葉市がどうあるべきか、そのために今何をなすべきかが最大の関心事であります。そのために、これからの8年を生きる自らの人生経験の全てをかけて千葉市政を転換するのだと決意して、昨年12月25日に副市長を辞職しました。 私のこれまでの経験や実績そして築いてきた人材ネットワークを活かして「千葉市政を改革したい!」「もっと元気なやさしい千葉市にしたい!」と決意したわけであります。政策は、ただ掲げればよいわけではありません。政策には、実現するための裏付けがなければなりません。有権者は単に政策を選ぶわけではなく、政策を掲げた人物を選ぶのです。いわば政策という服を着た人格を選ばなければならないと思います。困難な時代に打ち克 つには、様々な経験と総合エンジニアリング力が不可欠です。そして私には、「千葉市を良くしたいという高い志」と、何よりも、生まれ育った「千葉市を愛する熱い心」があります。「安心していきいきと暮らし」「すくすくと子どもが育ち」「夢と誇りを持てるさんさんと輝くまち千葉市」を実現するため私の全身全霊をかけて力を尽くす決意です。

詳しく知りたい方は http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/12/00009896.html

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1日人間ドック・特定健康診査
生活習慣病予防の受診7月から開始
40歳〜74歳までの方は特定診査の対象です
 受診券は届いていますか?
 千葉市は、生活習慣病等の早期発見や早期治療を通じて、健康の保持増進を図るため「一日人間ドック・脳ドック」の検診費用の7割の助成を実施していましたが、定員に達した為、締め切りました。助成が決定された方には、6月下旬に「承認通知書」または「不承認通知書」を送付します。 一日人間ドックの、人間ドックのみを受診される方の自己負担額は、10800円、特定健康診査・人間ドックを受診される方は9300円、健康診査・人間ドックを受診される方は8800円の負担となります。
脳ドックは検診費用の3割が自己負担となっています。
 「承認通知書」が届いたら、指定の医療機関で予約をし、予約時には「千葉市一日人間ドック」または「千葉市脳ドック」であることを必ず伝えてください。受診当日は「被保険証」「承認通知書」「助成金請求書」及び医療機関から指示されたものを必ずお持ちください。 検診結果は、検診を受けた医療機関から直接通知されます。
 特定健診受診券
 6月下旬に対象となる40歳以上74歳までの国民健康保険の被保険者には、特定健康診査の受診券を郵送します。申し込み手続きは不要です。
詳しくは、受診券と同封する「特定健康診査のご案内」または「健康診査のご案内」でご確認ください。 なお、自己負担額は500円となっています。
 健康診査の対象者は75歳以上の長寿医療制度(後期高齢者医療制度)の被保険者(一定の障害があると認定された65歳以上の方を含む)で、無料で検診を受けることができます。
また、健診期間は平成22年1月末日までとなっていますので、早めの検診をお奨めします。
 メタボリックシンドロームに着目し、生活習慣病が問題になっている現在、特定健康診査及び特定保健指導を受けて予防しましょう。
 特定健康診査項目
○問診
○身長・体重・腹囲・
BMI
○理学的検査
○血圧測定
○血中脂質検査
(検査項目=中性脂肪・HDL・LDL・コレステロール・GOT・GPT・γ‐GTP)
○肝機能検査
○血糖検査
○尿検査
 必要に応じて、貧血検査・心電図検査・眼底検査等が行われます。また、健診の結果、生活習慣の改善が必要と判定された方については、特定保健指導を行います。
■問い合わせは 
 Tel245・5146  (健康保険課)

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