150,000部発行
2009年6月6日
通巻第153号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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星霜録
 所用があって先月下旬、ふるさと北秋田市に行ってきた。市の中心の奥羽線鷹巣駅前で昼食を摂ろうと食堂を探したが見当たらない。昔は賑やかな商店街で食堂もたくさんあったのに人通りもなく、寂しいシャッター街になっていた。これが全国津々浦々に広がる日本の地方都市の惨状である▼一体、なぜこのようになってしまったのか。答えは簡単である。巨大資本による大型店の郊外進出の影響である。スーパーから専門店に至るまですべて大型化チェーン化されて小さなお店が淘汰されたためだ▼消費者にとっては安い買い物ができて便利になったかもしれないが、それで暮らしは楽になったのか。地域経済が豊になったのかといえばそれはノーである。大型店は地方経済を疲弊させるガンなのである▼大型店は投下資本回収のために利益を出さず所得税を納めない。祭りや運動会、盆踊りの寄付など地域貢献もしない。しかも、売り上げが少なかったり競合店ができるとすぐ撤退し消費者に平気で迷惑をかける。地元商店は地域に貢献するのが日本の伝統文化であった▼何事につけても巨大は悪≠ネのである。資本主義の肥大化はいずれ破壊する道を辿る。日本の金融機関や大手会社も合併統合に明け暮れし巨大化に走る。米GM・クライスラーは巨大すぎて破綻した。巨大は最後は破壊の道に進む悪なのである。(正)

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親鸞聖人とその家族・子供達 (最終回)
阿弥陀寺住職・宗教哲学者 宇 野 弘 之
 親鸞聖人の生涯
 親鸞聖人の御生涯は、四期に分けて考えると理解しやすいであろう。
第一期は、京都時代である。誕生、出家、比叡山における修行、そして29歳にて山を降り、諸人救済の法然上人の念仏道に帰依し、門弟として承元2(1207)年2月、専修念仏は禁止され、雪深き越後に御流罪となる。
第二期は、越後での7ヶ月の生活である。越後御流罪は、藤井善信として「僧に非らず俗に非らず」の愚禿の生活を為さり、師法然上人の念仏往生の教えを内省し、思素し、自問自答し、信仰の道を確立なさった時期ではなかろうか。
 豪族三善家の息女、恵信尼を裏方に迎え、5年間の流罪の生活を越後でなされる。罪許されて師法然上人は京都へお帰りになったと、勅免の知らせはお聞きするが、間もなく師匠は遷化される。念仏停止令の旧仏教側の弾圧は解除されていない。親鸞聖人は、恵信尼との間に子供も生まれ、更に2年間越後に御滞在なさる。ここまでが第2期の人生航路である。
 第3期は関東での約20年間の生活である。42歳の時、恵信尼公と幼い2人の姫、若君を伴い関東に旅立たれる。42歳から62〜3歳まで伝道に力を注ぎ、門弟が37名、有力な信徒たちも含め、50人を超える門侶に恵まれ、その門弟たちはそれぞれ同行をかかえていたと考えられる。20年間の伝道生活。収穫があろう。一番弟子の性信尼に箱根まで見送られ、京都に親鸞聖人はお帰りになる。
 第四期の京都での生活は専ら著作に専念し、多くの著述を残されている。やがて後継者たちに法灯が継承され、他力本願力展開による歴史的展開が見られる。
崇敬親鸞聖人のお姿を偲んで、草鞋の旅路を探訪すると、以上の四期が考えられる。
 聖人忠実についての諸説
 親鸞聖人の家族とその子供達については今、前述したところであるが現在の真宗史の論点は、いくつか問題の所在を提起している。
 1.聖人の妻帯はいつであったか。吉水時代に家庭を持ったであろうという説についての真偽である。法然上人は叡山下山後、西山広谷から東山吉水に移住して本拠地とされたとある(『法然上人行状絵図』6)。吉水は大谷の一部であるが現在の知恩院付近であろうか。膏蓮院門跡、慈円の斡施により東山に庵を構え、親鸞聖人も『七箇条制誡』の署名が190人中80番目にあるように、お気持としては専修念仏者の浄土宗の一員として法然上人と遭遇の喜びのうちに吉水時代の生活を過ごしておられたと想像できる。
 しかし、この時に家庭を持たれたとよく語られる定説については、現在の真宗史(学界)はこれに対して否定的である。又、九条兼実公の息女「玉日姫」と師命によって結婚されたという忠実についてはもともと兼実公には玉日姫には相当する息女はおらぬ。この節は宝徳年間1449〜51年に親鸞聖人歿後2百年経過し書写された『親鸞聖人ご因縁』に初めて見える俗説であるとするのである。
 吉水門5年間における聖人の妻玉日説否定の根拠に六角堂夢想事件(建仁3(1203)年)聖人31歳が検討された。『親鸞伝絵』(御伝鈔上)によると1204年4月5日の寅の刻親鸞聖人は六角堂の観音より夢想のお告げを得られる。
 ○行者宿報設女犯 行者宿報にて設え女犯すとも(そなたは前世より約束として妻を持つこととなる)
 ○我成玉女身被犯 我は玉女の身と成りて犯せ被れむ(そしてその妻には自分がなるであろう)
 ○一生之間能荘厳 一生の間、能く荘厳し(一生の間、立派に暮していって)
 ○臨終引導生極楽 臨終引導して極楽に生ぜしめむ(臨終には必ず導いて極楽に生まれしめる)
 四句の偈である。
 『伝絵』には「かの記に曰く」とある「かの記」なるものが不明であるところから近代の宗史学者はこれを否定し、親鸞聖人の曾孫、覚恵の子、本願寺三世、編集覚如上人(1270〜1351年)の創作であろうと疑った。ところが高田派本山専修寺の宝庫から『親鸞夢記』が発見され、それが親鸞聖人の高弟、高田の真仏上人を指すことがわかったのである。
 真仏上人(1209〜1258年)は、親鸞聖人86歳の時先立って没していることから、在世中、親鸞聖人が話されたのを書きとめておかれたものに違いない。とすれば「そなたは妻を持つであろう。その時は自分がその妻になる」との夢想は未来のこととなっている。従って建仁3年4月、親鸞聖人31歳の春は未だ結婚はしておられないことになる。玉日説は、建仁元(1201)年10月、聖人29歳の時のこととして伝えられていて、妻玉日説否定の根拠が示されて忠実ではない話しになるというわけである。
 2.『七箇条制誡』は叡山の吉水弾効があり、元久元(1204)年親鸞聖人32歳法然上人以下190名の門弟連署の起請文である。神仏に誓いを立て、その証明を請い、その誓いに背く時は罰を請う旨を記した文、誓文、誓詞であり、源空の『七箇条起請文』『一枚起請文』はよく知られている。親鸞聖人は87番目に「僧綽空」と署名している。僧と署名があるからには「妻あり家庭あり」はない話であり、妻・家庭があれば「沙弥」と署名されるはずである。僧である限りは妻、家庭があった筈はない。親鸞聖人32歳の11月聖人妻帯論を語ることは出来ないとする。
 3.建永2(1207、承元元)年の配流は、聖人35歳であられた。「或は僧儀を改め、姓名を賜って遠流に処す。予はその一なり。しかればすでに僧に非ず俗に非ず。是故に禿字を以て姓となる」(『教行信証』後序)とあり、『僧尼令』以来、法制上僧侶を罰することはできないことになっている。僧たることをやめて環俗させ、普通の人にして法律を適用する。法然上人は藤井元彦、親鸞聖人は藤井善信と俗人に環し、御流罪の罰則を与えたのである。聖人は35歳の流罪の時までは僧であり、妻・家庭があったわけではない。つまり吉水時代は僧侶であり、妻あり家庭ありではなかったというのが筋の通った考察であり、認めてよい説・論拠である。

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サークル紹介 英会話同好会
日本の心を知る講師による生きた英会話
結成して約15年の英会話同好会は、デンマーク出身の外国人講師ケント先生の指導のもと毎週金曜日の13時から15時まで穴川コミュニティーセンターで熱心に活動している。会員は男女12名。主に、身近な話題をアットホームな雰囲気で会話したり、アメリカやイギリスの文化や習慣を学んだりしている。「ケント先生は日本語を熟知しており、日本人の気持ちを汲み取ってくれる。それがこの同好会の魅力。」と会員は語った。
現在満員につき欠員の場合のみ補充可。
ケント先生は、その他にも5つの教室を持っており、稲毛サティカルチャースクールは受講生を募集中。初級から日常英会話までのレベルに合わせた授業がある。各コース20回で25000円。見学可。
 日本が大好きなケント先生は日本語を熟知しており、発言しやすい雰囲気を作ってくれる。英語は話さなければ上達しないので、沢山の英会話があるが、このようなサークルは大変貴重だと感じた。問い合わせ先・Tel090‐8003‐2138(工藤)

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市民ガイド
千葉市美術館
「折りをつづる染と織−タイの美しい布」タイ・チェンマイの瀧澤久仁子コレクションより、タイ族の布文化という視点を深めた展覧会 ▼会期・6月27日(土)〜8月9日(日)▼開館時間・10:00〜18:00(金・土は20:00まで)▼観覧料・一般800円(640円)高校・大学生640円(450円)小・中生無料▼「石井光楓展−パリの青春」▼上記と同時開催▼問い合わせ・221-2311(中央区中央3-10-8、千葉市美術館)
千葉市高校美術工芸作品展
▼日時・6月9日(火)〜6月14日(日)10:00〜18:00(金・土は20:00まで、日は17:00まで)▼場所・千葉市美術館9階市民ギャラリー▼内容・千葉市内の高等学校14校による美術・工芸授業・部活動の作品展▼入場料・無料▼問い合わせ・277-2211(金子)
うたともサマーコンサート
▼日時・6月13日(土)13:30開演▼会場・美浜文化ホール(美浜区真砂5-15-2)▼内容♪「夏の思い出」「夏は来ぬ」「われは海の子」他、▼参加費・1000円▼予約先着順・問い合わせ・238-8180(うたともクラブ事務局)
ベに花フェスティバル
▼日時・6月13日(土)〜6月23日(火)▼会場・長福寿境内(千葉県長生郡長南町 国道409号沿)▼内容・「パペットコメディ」21日(日)1.11:00〜2.14:00〜、「華麗なる美女の舞−『紅古蓮』のヨサコイ祭り」同日 13:00〜、「紅花染め体験工房」同日1.10:00〜2.12:00〜参加費500円、「流しべに花そば」同日11:00〜14:00 他、▼問い合わせ・0475-46-1837(今井長秀)
ボラカフェ写真展と講習会
『写真展』▼日時・6月16日(火)〜6月20日(土)13:00〜19:00▼内容・災害救援活動の写真や防災グッズの展示他『AED講習会』▼日時・6月18日(木)〜6月20日(土)1.13:30〜2.15:00〜定員各10名▼『防災相談』▼日時・6月16日(火)、6月19日(金)13:30〜17:00▼内容・災害を乗り切る知恵 他、▼場所・千葉市ボランティアズカフェ(中央区富士見1-3-2京葉銀行文化プラザ)▼入場料・無料▼問い合わせ・227-3081(千葉ボランティアズカフェ)
フルートアンサンブル演奏
▼日時・6月27日(土)12:00〜▼会場・千葉市民活動センター(中央区千葉港2-1千葉中央コミュニティーセンター1F)▼内容♪いつか王子様が(フランク・チャチール)♪崖の上のポニョ(久石譲)他、▼入場料・無料▼問い合わせ・245-5687
幕張フィル定期演奏会
▼日時・6月21日(日)14:00開演▼会場・千葉市民会館 大ホール▼内容♪喜歌劇「こうもり」序曲(J.シュトラウス)♪交響曲第40番 ト短調(モーツァルト)他、▼入場料・500円▼団員募集中▼問い合わせ・274-1772(宮本)
弦楽コンサート2009
▼日時・6月21日(日)14:00開演▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール(中央区青葉町977-1-)▼内容♪四季(ヴィヴァルディ)♪交響曲第9番 ハ長調(メンデルスゾーン)▼入場料・1000円▼問い合わせ・Tel222-0201(県文化会館)266-3511(青葉の森公園芸術文化ホール)
市立高校吹奏楽定期演奏会
▼日時・6月27日(土)15:00開演▼会場・千葉市民会館 大ホール▼内容♪SING SING SING♪『組曲』くるみ割り人形 他、▼入場料・無料▼問い合わせ・251-6251(大谷)
輝け郷土芸能〜Kids心の鼓動
▼日時・7月5日(日)13:30開演▼場所・青葉の森公園芸術文化ホール▼出演♪作新漣太鼓♪千種太鼓♪みつわ太鼓保存会 他、▼入場料・500円▼チケット前売所・266-3511(青葉の森公園芸術文化ホール)
第15回在宅緩和ケア公開講座
▼7月5日(日)13:00〜16:00▼千葉大学(西千葉キャンパス)法経学部棟105教室▼内容・川島孝一郎氏による在宅医療や終末期医療のあり方他▼定員200名▼無料▼申込・はがき,メール,FAXに〒,住所,氏名,電話番号,職業,参加人数を明記、下記に申込。参加証を郵送▼〒273-0853船橋市金杉7-40-3 pure-jime@windsannet.ne.jp FAX047-448-7689(6月30日締切)▼問い合わせ・070-5554-3734
ギャラリー古島
「生田宏司作品展(銅版画)」6月5日(金)〜6月17日(水)「涼・雅・粋展」6月26日(金)〜7月6日(月)▼問い合わせ・Tel243-3313(ギャラリー古島)JR西千葉駅より1分
こみなと稲毛ギャラリー
「迥眺風景」出版記念 小川照夫写真展「房総を駆け抜けたSL」▼6月2日〜6月7日古上・三浦二人展6月9日〜6月14日▼モノクロ」写真展6月16日〜6月21日▼問い合わせTel252-4713
英会話LIA
ちょっと頑張れば6ヶ月で日常会話が話せます。20年の経験のある外国人講師経営者自身が心を込めて効果的に教えます。大人も子供もOK他学校で上達しない方ぜひ当学校で早く上達して下さい。60分の楽しい授業。JR稲毛駅徒歩3分。気楽にお電話下さい。英会話LIATel253-4533

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今月の人 千葉市初の女性区長誕生
後進の女性のためにも頑張る
美浜区長・小池よね子さん 55歳
 若葉区在住の小池よね子さんはこのたび女性としては初めて美浜区役所の区長に就任されました。
 小池さんは千葉市出身。千葉県立千葉女子高等学校卒業後、昭和47年4月に千葉市役所に入庁。総務部職員課や議会事務局庶務課、稲毛区総務課、総務部職員研修所(美浜区役所内)、文化振興課などでの仕事を経て、平成18年4月から2年間、千葉市女性センター館長を務め、平成20年4月から今年3月まで男女共同参画課課長を務めた。
 これまで、総務部職員研修所では、新任の課長や課長補佐向けの研修、テーマ別の市政課題研究に関する研修などの企画・運営などに携わった。女性センターでは、女性のエンパワーメントや男女共同参画社会啓発のための講座企画などに取組み、女性団体とともに行う市民企画講座開催や女性センターまつり開催などに力を入れてきた。今年4月に、初の女性区長として美浜区の区長に就任。今年1月頃に区長職募集があり、小池さんも挑戦した結果、初めて女性の区長が誕生した。小池さんは「挑戦してみてはどうか?と応援して下さる方がいたことと、区民の方々とともに地域づくりに取組みたいという思いもあり、挑戦した」と応募の動機を語った。
 美浜区役所には総務課や地域振興課、社会援護課など10の課があり、職員数は149人。小池さんは、書類に目を通し決裁する仕事や、各課が抱える課題を担当者と検討して会議を開く他、地域の自治会や民生委員の会合などに出席し、地域の行事に参加するなど様々な仕事をこなしている。小池さんは「情報の収集・発信とコミュニケーションが大切なので、区民の方々と交流をして意見を聴く機会を多く設け、汗をかき、知恵を絞り、区民や職員とともに区政を推進したい」と抱負を語った。読書が趣味という小池さんは「女性としてというよりも一人の人間として仕事に励みたい。後に続く女性たちのためにも頑張りたい。女性たちの多くは真面目で能力があると思うので、自信を持って様々な事に挑戦して欲しい」と女性たちにエールを送った。【取材・浦野美智子】

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今月の運勢
九星占い

大河原 由梨先生
※方位にはそれぞれ意味があり、回座することでその意味の影響を受けます。
■一白水星 中宮に回座します。一年に一度の決算月です。八方塞がり月で警戒が必要。猛進せず筋道を通して堅実行動が肝心です。内部の問題事に注意。子午生まれは無理出来ません。今月の吉方は西南、北東です。
■二黒土星 西北(戌亥)方位に回座します。盛運月です。営業の幅は拡張出来る月ですが権力志向が強く成るため姿勢が問題です。周囲との調和を保ってこそ仕事運金運は昇ります。過労、予算オーバーに注意。吉方は西南。
■三碧木星 西(酉)方位に回座します。交際レジャー遠出も好調で恋愛運にも恵まれます。併し金銭トラブルや浪費にご注意ください。丑生まれは口論と外傷にご注意ください。今月の吉方は東南。
■四緑木星 北東(丑寅、表鬼門)方位に回座します。年に一度の変化運です。家庭的にも子供の事でも厄介な問題が起きそうですが独断猛進は謹んでください。金銭の相談事は損失を受けます。母方先祖供養で開運します。今月の吉方は東南です。
■五黄土星 南(午)方位に回座します。古事再燃や税務問題公難も受け易く取引は物別れに終わり易い月となります。亥生まれは自暴自棄にならぬ様に律してください。胃腸に注意。今月の吉方は東南と西南。
■六白金星 北(子)方位に回座します。本年で一番要注意月です。年でも歳の破を受けています。暗剣殺の特徴は他動的災難、月の破は自らミスを招く特徴があります。万事謙虚にして足元に目を向けてください。商事営業面も詐欺や不渡り、また目下の問題にも用心ください。特に交通事故転倒骨折や足腰にご注意ください。3月6月生まれは慎重を要します。開運は父方先祖供養。今月の吉方は東と西北。 
■七赤金星 西南未申、裏鬼門に回座します。多少運気は上昇しますが準備の段階です。他からの悩み相談事は深入りすると重荷を背負います。就職活動は進めて良好。偏食に注意。今月の吉方は西北。
■八白土星 東(卯)方位に回座します。仕事家庭訪問客迎えて多忙となります。但し世話事は慎重にせぬと風聞千里を走ります。亥申生まれは病難や貸借面に注意。資格取得で仕事運UP。腰痛に注意。今月の吉方は西南。
■九紫火星 東南(辰巳)に回座します。盛運月です。東南は物事整うという方位です。商運は実り、遠方に駆け引きに恵まれて努力も実り本年最良の月となります。独身者は縁談も調って結婚祝い事に大吉と成ります。婚活に励んでください。良いお相手と巡り合える月です。今月の吉方は東北、西です。
■今月の開運法・一円貯金*毎日同じ金額を貯金箱(瓶でもカンでもいいです)へ、貯まったら寄付する、外貨残ったら募金して来る。年運の破財を逃れる、怪我をしても急所外れる。生年をメールにてお送り頂ければ、あなたのラッキーナンバーを送信いたします。数は運を呼ぶ。http://www.9sei-fusui.com

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花の道  川島 正仁
第9部 ロドリコの裏切り4
 その晩はすっかり日本食をごちそうになってしまった。しかし頭の対身はなかなかとれない。まあ仕方ない。明日になれば良くなるだとうと思っていた。
 今回のブラジル行きの目的地は、サンパウロから少し離れたクリチバだった。日系人が多いこと、そして成田でたまたま知ったブラジル二世、カトーの弟に会うことが目的だった。クリチバはサンパウロから飛行機で30分の距離にあり、高度1500mのブラジルの中でも特に治安の良い、落ち着いた町であった。日系人も多く、気候もすばらしい所であり、ブラジル人が住みたい町のベストスリーに入る町である。
 前もって電話で確認をとっていたので、カトーの弟マヌエルは飛行場で私を待っていた。彼は自分の車でまずホテルに連れていってくれた。兄と同様、日本語は達者であった。その晩は彼の自宅で夕食をとった。日本食のおみやげが彼らには一番の贈り物だった。
 ブラジルには何百万人もの日系人がいて、当然それだけの日本食の需要があるので、ほとんどの日本食は現地調達出来る日本から直接の日本食とは味が異なり、値段もまた高かった。ブラジル人が好んで食べるフェジョアーダのような食事をしていれば、そんなに金はかからない。
 しかし不思議なもので若いうちは何を食べても我慢出来るが、日系人一世は年をとればとるほど日本食が恋しくなる。まして日本直輸入が手に入るとなるとどうしても無理をしてしまう。日本に働きに来たいと言っていた日系人の話になると、まだビザがとれていないという。日本行きはまさにブームで毎日何百人という人が領事館に並んでいて、とても一日二日でビザはとれないという。書類がすべて整っていても3ヶ月や4ヶ月はかかるのだ。
 これは大変なことだ。兄の話だとすぐにでもということだったが、私もまだまだ甘かった。彼らは二世である。日本人の顔をしていても、心はブラジル人なのだ。アテ・ア・マニャの国民性なのだ。
 そこでカトー・マヌエルの線はひとまずあきらめて、近くのキオスクで新聞を買い、広告欄から日本人旅行社を物色した。すぐに数社の日系旅行社が見つかった。その中の一つにまず電話をした。
 最初私は下手なブラジル語で話を始めたが、すぐに相手方が日本語で話しをしてきた。流暢な日本語だ。私の立場を説明したらすぐに理解し、そこではもうすでに何人も日本の送っているとのことだった。
 場所を確認し、ホテルの前のタクシーを拾った。その旅行社はタクシーで15分たらずの場所にあった。(つづく)

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