(旧)稲毛新聞
2003年4月10日
通巻第79号
年間郵送購読料3,000円
ちばニュース
 
 発行/株式会社千葉新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494   中央支局〒260-0021千葉市中央区新宿2-8-2 TEL043-301-0011FAX043-302-0612
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星霜録
予想した通りついに、アメリカのイラク攻撃が始まった。戦況を連日テレビや新聞でリアルに報道している。不謹慎だが下手なドラマを見ているより面白い▼ブッシュ大統領はイラク攻撃の理由は「イラクが大量破壊兵器≠フ廃棄に応じないから」ということだった。国連査察などで散々敵地を調べ上げた挙句、ミサイルなど主な兵器を廃棄させ、戦力を低下させてからの攻撃。アメリカのやり方は全く卑劣だ▼国連決議のもとで、攻撃をするならば容認するとしていた小泉総理も、ブッシュ大統領に尻尾をふって大量破壊兵器を破棄しないから≠ニ攻撃を支持した。日本はいつどこでイラクの大量破壊兵器を調べたというのか、証拠でもあるのかと言いたい▼アメリカのいいなりに、何でもヘイコラする日本。もしイラクに大量破壊兵器がなかったら、小泉総理は、どう責任をとるのか。小泉政権が誕生してから、ますます悪化する日本経済。矛先をイラク戦争に向けさせて、しのごうとでも考えているのか▼宗教や信条を持ち、平和に暮している国へ、残酷非道な戦争をしかける必要など全くないと思うが、武器や弾薬を消費しないと軍需産業がもたない。破壊と建設をしないと資本主義経済は保てない宿命。アメリカはイラクの戦後処理を一人占めにしようとしているが、アメリカを支持した日本は、戦後復興の仕事が入る? まるでハゲタカと同じである。(正)

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千葉の歴史検証シリーズ8 埋め立て 知られざる秘話 3
柴田ひとり居酒屋で悔し涙
昭和37年10月29日の夜九時半ごろ、会社社長Uは、京成千葉中央駅近くのなじみの居酒屋の、のれんをくぐった。Uは、この店の奥でひとりで酒を飲んでいる、意外な人を見た。前日の知事選で加納久朗に敗れた柴田等の姿だった。
 「これは意外なところで…おひとりですか」と尋ねたUに、すでに酔いのまわったように見えた柴田は「ひとりのほうが気楽でいいよ」と自嘲気味に答えた。
 「残念でしたね。知事さん」というUに、柴田は「もう知事じゃないですよ」と吐き捨てるように言った。
 そのうち柴田は「Uさん、私は今度の結果が口惜しくてならない。知事の座に未練を残すわけではないが、自民党のやり方は余りにもひどい」と言いながら男泣きした。
 Uが生前、親しい連中にによく話していたエピソードである。

 柴田はなぜ公認されなかったか
 昭和25年12月の知事選挙で初当選した柴田等は、民主・社会両党の推薦だったが、2期目の終盤、33年秋に自民党に入党している。37年の知事選は柴田の4期目の選挙で、本人は、当然自民党の推薦が得られるものと思っていた。
 ところが、どんでん返しが起こる。自民党は加納久朗を立てたのである。
 原因は埋め立てにあった。京葉工業地帯建設推進のため、財界が結成した「京葉地帯経済協議会」は東京湾埋め立ての具体的構想をまとめ、県に申請した。その計画によると、蕪結桙フ過密解消のため、湾岸の木更津、神奈川地区に2万3千ヘクタールの住宅、工業地区を造成する。又ェ幡製鉄、東京電力、銀行など一流企業33社を株主にした、国土総合開発会社を設立し、富津岬を中心に7千ヘクタールを埋め立て工業地帯を造成するというものであった。
 これに対して柴田や、当時副知事だった宮沢弘(のちの広島県知事)は「民間の儲け仕事になる」と反対した。一方、財界は小川栄一(藤田観光社長)を中心に、当時の首相池田勇人、経済企画庁長官藤山愛一郎に働きかけた。

 自民党も財界と同一歩調をとった。
 柴田、宮沢は何回も東京丸の内の工業倶楽部に呼び出された。菅礼之助経団連評議会議長、加藤三男三菱銀行相談役、佐藤喜一郎三井銀行会長ら財界の大御所が顔をそろえていたという。柴田は自民党の大野伴睦、河野一郎、川島正次郎、中村梅吉など実力者たちの席にも何回か呼ばれた。

 とどめを刺した川島正次郎
 自民党、財界の柴田に対する不満は、工業を振興して国力を強くしようという、時代の流れに、農工両立を唱えて、農業を重視する柴田の方針だった。
 とどめを刺したのは、県政界のドン、自民党副総裁を務めた川島正次郎だった。川島は、政界の反柴田≠フ流れに、柴田を諦め、県政界の実力者水田三喜男らと柴田後継≠ノついて検討。菅野儀作など何人かの名前が浮かんでは消え、最終的に白羽の矢が立ったのが加納久朗だった。
 昭和37年10月に執行された知事選挙≠ヘ空前の乱立選挙だったが、政財界が推した加納が当選した。
 東京湾埋め立ての「千葉方式」。これを推進しようとした加納、手直しをしようとした柴田。「千葉方式」は、知事のクビを飛ばしたのである。後に、千葉県政史上に残る、川上知事の5千万円念書事件が起こるが、実は、これも表面に出た念書問題とともに、東京湾埋め立ての手法についての争いでもあった。(つづく)

 次号では友納知事、川上副知事の凄まじいまでの確執を暴露します。
 本欄の連載特集について、読者の皆様のご意見や感想、参考になる話を編集部までお寄せ下さい。

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こんにちは
「フォトステージ」「クラブステージ」社長 小 島 和 幸 さん 51歳
好きな写真を撮り続けてプロのカメラマンに
中央区末広で写真館「フォトステージ」とライブハウス「クラブステージ」を経営する小島和幸さんは千葉市に住んで約28年、木更津市出身のプロのカメラマンである。小学生の頃から写真が好きで、新聞社などが主催する写真コンテストに参加して何度も入選、養老渓谷の観光ポスターや東金市の桜祭りのポスターなどに採用されている。
 高校時代も県内の海や山などに出かけて写真を撮り続けた。カメラは、写真好きの父親から譲ってもらったものを愛用。台風時の夜の海を撮りたいと思い立ち、バスで出かけたことがあり、真っ暗な海で岩にぶつかりしぶきを上げる白い波に夢中でシャッターを切ったという。
 十代の頃、御宿の造り酒屋の社長と知り合いになったが、お店には社長が撮った海女や海の写真が飾ってあり、その中でも、波の中でたくさんの鰯が光っている写真に感動したとか。
 カメラマンとして入社した会社で写真撮影技術の研修を受けながら工事現場の撮影などをこなした。
 レコードの総代理店では、歌手のサイン会を企画して歌手の写真撮影なども手掛けた。26歳の時、知人が経営していた写真プリントのお店を引き継いだが、20年ほどで倒産。その時「自分の器以上の事をやっていたのか?」と反省した小島さんは「自分が本当に好きな事をやろう」と決意。約4年前、現在の場所に写真館「フォトステージ」をオープンした。
 「お店はすべて友人の協力で完成した。建築関係や電気関係の仕事を持つ友人に援助してもらい有難いと思った。私は友人に恵まれている」と小島さん。
 同店では結婚式や入学式など様々な記念写真の撮影ができるのはもちろんだが、広い館内にはチャペルが設置してあり本物の結婚式もできるというから驚く。年間、約250組が結婚式を行うという。また、3年ほど前には知人に勧められて、同ビル1階にライブハウス「クラブステージ」をオープン。週末にはハワイアン音楽をメインにジャズやシャンソンなどのライブを開催している。
 プロカメラマンとしての評価は高く、有名なクラシックコンサートの撮影なども依頼されるという小島さんは「ミスの無い撮影には自信がある。私は昔からお祭りや人を喜ばせる事が好きで、お金は後から付いて来ると思っている。
 ライブで演奏するバンドや歌手がメジャーデビューできるように、今後も支援を続けていきたい」と語った。【取材・浦野美智子】

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学校物語 61 千葉市立宮崎小学校
生活科や総合的な学習の時間を充実させ児童の自主性を育成
 中央区宮崎にある「千葉市立宮崎小学校」は、昭和39年4月に創立。今年度は創立40周年を迎える。教育目標に「豊かな心をもち、たくましく生きる子どもの育成」を掲げ、「思いやりのある子」「よく考え、自ら学びとる子」「健康で、最後までやりとおす子」の育成に努めている。全校806人の児童たちが学んでいる。異学年交流活動では、異年齢のグループが月1回昼休みに一緒に遊んだり、青葉の森公園に出かける5月の全校遠足で一緒に活動するなどの交流を図っている。同校では、1・2年生の生活科と3〜6年生の総合的な学習の時間の充実に力を入れており、全体的なテーマを「ふれあい」と称して様々な活動に取組んでいる。生活科では「人とふれる活動」をテーマに1年生では、地域の高齢者に昔の遊びを教えてもらい交流を図るなどの活動、2年生では、体育館に"おもちゃランド"を作って1年生の児童たちとゲームなどを楽しむ活動、3年生の「自然とふれる活動」では、近くにある"松ヶ丘市民の森"に出かけて自然教室に参加し、自然を利用した作品作りや自然の恵みを食べる活動、4年生の「環境にふれる活動」では、地域のゴミの状況から課題を見つけてリサイクル活動を行い、環境ポスターを作る活動、5年生の「福祉にふれる活動」では、車椅子やアイマスクを使った福祉体験活動や点字作業の活動、6年生の「生命にふれる活動」では、子宮の模型を使って出産の体験をしたり、赤ちゃんを持つ保護者や地域の高齢者から体験談を聞くなど誕生から老いまでの課題に取組んだ。毎年10月に開催する「宮小ふれあい祭り」では、保護者や地域の人を招いて、生活科や総合的な学習で取組んだ成果を発表したり、大人も参加して福祉体験や木の実で作品を作るなどの活動を行っている。当日の午後には保護者が企画した「宮小フェスティバル」も開催されるが、全児童がグループに分かれて参加する"房総カルタ大会"は大人気のイベント。保護者の父親たちが作るお化け屋敷も好評である。【取材・浦野美智子】

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あの店この店
四季懐石料理のかのと山荘
若葉区大宮町の割烹料理「かのと山荘」は、九十九里オーシャンスパ「太陽の里」グループが経営しているお店である。
 オーナーの鎗田さんは茂原市内で長年、和風料理「かのと」を経営、千葉市内にも進出したいと考えていた。昨年、環境や条件の揃った現在の場所を入手することができ、今年1月から本格的な懐石料理をメインに営業を開始した。
 「かのと山荘」の周りは、自然に包まれた都会の喧騒を忘れさせる閑静な環境に恵まれ、敷地面積は二千坪もある。とくに、ここの庭園は素晴らしく、敷地内には桜、椿、もみじ、松などの針葉樹から落葉樹に至るまで四季折々の自然がいっぱい残っている。お店をリニューアル、庭園や池なども新しく改良を加え、自然とのふれあいが楽しめるように「散策コース」から「水きんくつ」まで造った。
 正面入り口から石段を上り玄関に入ると、大きな一枚ガラス窓越しから、素晴らしい庭園がいっぱい広がり、思わず圧倒される。
1・2階の東側の部屋もすべて一枚ガラス。外の景色が一望できる。
 懐石料理はお一人昼3800円、夜は5000円より5種類のコースほか、しゃぶしゃぶ、すっぽん料理までメニューも豊富。
接待、ご商談、ご宴会はもちろん、お見合い、結納、法事 、結婚披露宴なども歓迎している。
【交通】東金有料道路大宮I・C降りて右方向、3百メートル。都賀駅からバスの便あり。午前11時から午後10時、年中無休。4名様以上は送迎バスもある。
TEL 209-5570

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市民ガイド
千葉市美術館  斎藤義重展
斎藤義重(1904〜2001)は戦前岸田劉生やロシア未来派の作品などに触発され、本格的な制作活動を始めるが、戦争、その後の病気のため長い間沈黙の期間があった。50年代に再び画壇に登場、やがて絵画から立体の制作に移行していった。戦後美術の第一人者である。
▼会期5月17日(土)〜6月29日(日)月曜休館▼開館時間・10時〜18時*金曜日は20時まで▼観覧料・一般800円(640円)大高生560円(450円)中小学生240円(200円)*カッコ内団体・前売り料金▼問い合わせ・Tel.221・2311

県立現代産業科学館  こどもフェアー03
▼期日4月26日〜29日、5月3日〜5日父\ーラーカー乗車会(無料)▼時間・11時〜1130分、▼定員・各日12組(当日開始10分前受付、定員を越えた場合は抽選)鱒e子で楽しめる工作教室(無料)▼時間13時30分〜15時30分▼定員各日100名先着順▼問い合せTel.047・379・2005(現代産業科学館・市川市鬼高1〜1〜3)

県立中央博物館  生態園トピックス展 「春の林」
春の花や芽吹きの様子などをオリエンテーションハウスで写真展示し、園内で探索できるように案内板などを設置して、春の林を体験できる。
▼期日4月22日〜6月1日▼時間・9時〜16時30分入場無料▼問い合せTel.265・3111(中央区青葉町955〜2)

フリーマーケット
 1.幕張メッセどきどきフリーマーケット2003
日本最大のフリーマーケットが今年も開催。1000店もの一般出店者のほか、北海道グルメマーケットなどのグルメコーナーなども充実している。
▼開催日時5月3日〜5日、10時〜17時▼会場・幕張メッセ国際展示場1〜8ホール▼入場料・当日500円、前売り券400円(小学生以下無料)▼問い合せ・Tel.296・9211(事務局)
 2.千葉ポートパークワンダーフリーマーケット
▼開催日時4月20日10時〜15時(雨天中止)千葉ポートパーク内円形広場で最大200店舗が出店の予定。問い合せTel.223・3832(県庁港湾振興課)

市生涯学習センター  4月無料映画上映会
▼4月19日(土)▼場所地下1階メディアエッグ▼無料▼定員80人▼親子アニメ上映会▼作品・ムーミン2本立て「氷の国を抜け出せ」「はばたけペガサス」2本合わせて50分▼4月27日(日)クラッシック名画上映▼作品・「群集」1941年アメリカ作品▼モノクロ約2時間いずれも10時と14時の2回上映。▼先着80人無料。▼整理券配布・上映30前から配布

生涯学習センター  2階ホールの名画 
水曜名画座(無料)定員 250人▼日時4月16日10時15分より上映▼作品・「枯葉」(モノクロ)▼整理券配布4月9日(水)午前10時30分地下1階カウンターでお一人2枚まで(車椅子使用希望者はその旨お申し出下さい)問い合わせ043・207・5823(学習課メディア班)

小林道夫&榎本潤
第12回ピアノジョイントリサイタル(お話と演奏でたどるピアノ音楽の流れ)♪シューベルトに癒されて〜その2▼日時・5月4日(日)午後3時開演▼千葉市若葉文化ホール(モノレール千城台駅3分)▼入場料(全席自由)・前売3000円、当日3500円
♪曲目・オールシューベルトプログラム・「即興曲集(3つのピアノ曲)」より2.変ホ長調。ソナタハ長調「大二重奏曲」(連弾)ほか▼問い合せ・Tel.FAX246・5835(コンサーツ・ホライズン)

倫理文化講演会 
▼テーマ・「家庭づくり」の心得。講師・徳江秀雄(社団法人倫理研究所・研究員)
▼日時・4月29日(火)午後1時30分開演▼会場・千葉市民会館▼受講料・1000円▼問い合せ・Tel.256・6041(牧野)287・1874(會嶋)

稲毛ギャラリー
こみなと稲毛ビル5F(JR稲毛駅2分)▼4月27日(日)まで常設展。4月29日(火)〜5月4日(日)翔の会展▼展覧会の問い合わせまたは会場使用のお問い合わせは、こみなと興産株式会社鈴木まで(Tel.252・4710)

カラオケ演歌サークル
第1・3水曜日17時〜21時迄稲毛コミニティ初心者歓迎▼問合せ先0803・016・8491(梁瀬)

カルチャーセンター稲毛  生徒・教室利用者募集!
会議・研修会にもどうぞ。インテリアスクール、アンティークペイント、パッチワークキルト、絵手紙、書道、ろう造花、トールペイント、手書き染め等。問合せC244・3989

【設計士の住い塾】
家ができるまでのプランニングから業者選び、資金計画まで▼日時・4月26日シ午後1時〜3時▼問い合せアイム設計C244・3989

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