150,000部発行
2008年4月5日
通巻第139号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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星霜録
 暫定税率の期限切れで今月からガソリン25円値下げされた。しかし、政府自民党は一度確保した美味しい財源をみすみす失いたくないから、またすぐ値上げすることを企んでいる。お陰で石油スタンド業界は大混乱が起きている▼暫定税率を廃止すると地方自治体が困るのでガソリン税をそのまま一般財源に繰り入れ、さらに10年間延長するで国会はすったもんだ≠オている。円高になって1ドル20円ほど原油価格が下落しいるのに、その還元策も聞こえてこない▼世界の投資家たちが金儲けのために原油価格を吊り上げた結果、トウモロコシなど穀物油(エタノール)が代替燃料になってきた。このため穀物も高騰している。日本は小麦やトウモロコシ、大豆などは輸入で賄われているので家畜飼料はおろかパンや麺類、豆腐までが高騰、他の物価にも波及し国民生活を圧迫している▼福田首相は「地球温暖化防止のためにガソリン税は必要」とヘンな理屈をつけた。どうしても必要な財源というならば円高分ガソリン税を20円値下げするという対案を出してみたらどうだろう。いつまでも党利党略で政争の具にしているのは大いなる迷惑行為だ▼道路財源を確保するためのガソリン税。昨年は道路財源から家賃の安い公務員宿舎建設のために25億円も支出されている。公務員のレジャーや遊興費にも使われた。税収不足なら無用の長物参議院廃止、国会議員も半分にし、高給取りの公務員宿舎の家賃も3倍にして欲しい。(正)

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男女共同参画行政は日本を亡ぼす(6)
「3つ子の魂100まで」 桜 井 裕 子

桜井 裕子氏
【前号より続く】
 厚生省(小泉純一郎大臣・当時)が、その白書で「3歳児神話には、少なくとも合理的な根拠は認められない」と否定したのは平成10年のことです。「3歳児神話など子育てについての過剰な期待や責任が、母親に重圧や負い目を与え、負担感を与えている」というのです。しかしこれは、3歳児神話を杓子定規に解釈して排斥したものといえましょう。乳幼児にとって、母親の存在はかけがえのない大切なものです。そこには、生まれて間もないわが子を、全身で慈しみ守り育もうとする母親の気持ちは微塵も感じられません。
子供の脳の基本的な神経回路ができるのは、満2歳までです。また、脳の前頭前野は、思考や創造、コミュニケーションなど、人間の心を司る部分です。
その前頭前野は、目と目を見つめ合うことで活性化されるといわれています。
 一方、乳幼児の焦点距離は1、2メートルといいます。つまり母親が母乳を与えながら微笑みかけることで、赤ん坊に「愛されている」という幸福感と安心、信頼感、肯定感を育んでいくのです。
 赤ちゃんと人間の幸せを探求する「第4回アメリカ・中国・日本3カ国国際学術会議2006」のシンポジウムでは、医師や学識経験者から「幼児期に愛情を受けられず、単調な環境で生活すると、孤独で恐怖心が強く、表情が冷淡で人と上手く付き合えなくなる。乳幼児に必要なのは、なでたり抱いたりのスキンシップや会話、笑顔だ」という意見が多く出されました。
 子供の心の基礎は、乳幼児期に育まれます。その子の生涯の基礎をつくる大切な時期といえましょう
新しい生命を愛情深く育むことは、最初にして最大のプレゼントではないでしょうか。

テレビを消してみませんか?
私たちの心身の基礎は、家庭の中で育まれます。つまり、幼少期からの家庭での過ごし方が一生を決めることになります。
 その家庭の茶の間にテレビが登場したのは、昭和30年代に入ってからでした。以来、半世紀の歳月が流れ、テレビは「一家に1台から、一人に1台」、そして携帯電話でも受信できる時代になりました。
 テレビやゲームをする時間は、小中学生の4分の1が平日6時間、休日9〜12時間という調査結果が出ています(NPO法人「子どもとメディア」調査)。
 言葉を通して、私たちは考え判断をします。
 「語彙が増えることと脳(前頭葉)の発達は相関関係があり、それを通して情緒や独創性が発達する」と川島隆太氏(東北大教授)も指摘しています。
 社会に出ても十分に漢字が書けず、報告書も作成できない人が増えていますが、子供の将来を担保するのが大人の義務ではないでしょうか。
 また、テレビが茶の間の主役になった結果、私たちは知らないうちにテレビ漬け≠ノなっています。
 帰宅してすぐテレビをつけ、食事中もテレビを消さなければ、一家の中心はテレビになり、一家団欒すなわち家族のコミュニケーションがなくなっているのです。かつて、主婦の友社が募集して「テレビを消す」チャレンジをしました。その結果、親は子供の表情や動きに注意が向くようになり、子供は外で遊んだり親の手伝い、読書をするようになりました。
 9歳の男児が、「今までテレビは楽しいと思っていたけれど、テレビを見ない生活をして、テレビやゲームは『時間泥棒』だと気づきました」と感想を寄せています。
 家族がお互いの顔を見ながら、食卓の料理に舌鼓を打ちつつ、会話の花を咲かせる、そんな一家団欒の価値を見直してみませんか。
       (つづく)
【お断り】連載中の「花の道」は一時休止します。

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学校物語 121 県立幕張総合高等学校
「第74回NHK全国学校音楽コンクール」で銅賞受賞
 美浜区若葉にある「千葉県立幕張総合高等学校」は、県立幕張東高校・幕張西高校・幕張北高校の3校が統合されて、新たに総合選択制の普通科高等学校として平成8年4月に設立。平成16年には、県立若葉看護高等学校と統合し、普通科の他に看護科を設置。平成17年には、看護科を卒業した生徒が学ぶ専攻科を設置した。
 県内各地から約2千人の生徒たちが通学している。校内の設備も充実しており、学習環境に恵まれた中で勉強に励んでいる。普通科のほとんどの生徒が大学に進学をする進学校だが、約8割の生徒が部活にも取組み、学習と部活の両立に努力をしている。
 普通科の1年生は数学・英語・国語などすべて必修科目だが、2年生と3年生は基本的な必修科目以外は選択科目が大幅に増える。自由選択科目には、芸術の他にも映像メディア表現、フランス語、中国語、古典、比較文化、児童文化、ファッションデザイン、栄養、情報システムの開発、小論文など様々な科目があり、生徒それぞれの進路に沿った学習科目を選ぶことができる。
部活では、合唱部が平成19年度の「NHK全国学校音楽コンクール」の千葉県コンクールと関東甲信越コンクールで金賞を受賞、NHKホールで開催された第74回全国コンクール【写真】では銅賞を受賞するなど優秀な成績を収めた。また、平成19年度全日本合唱連盟関東合唱コンクールでも金賞を受賞した。合唱部の部員は男女約65人で様々なコンクールに出場する他、定期演奏会も開き、好評を得ている。
 シンフォニックオーケストラ部も平成19年度の「全国学校合奏コンクール」で最優秀賞を受賞するなど活躍をしている。運動部では女子バスケットボール部や男子テニス部、柔道部、水泳部などの活躍が目立っている。【取材・浦野】

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サークル紹介 「パッチワークキルト・グループパレット」
自分の気持ちが表現できる宝物

グループの皆さん
 サークル「パッチワークキルト・グループパレット」は、8年ほど前に結成。毎月第1・3火曜日と、第1・3金曜日の午前9時30分から12時まで、千葉市女性センター研修室で活動中。壁飾りやベッドカバー、クッション、バッグなど様々な作品に挑戦。
 パッチワークキルト指導歴20年の講師の岩村尚子さんは「パッチワークキルトは家族の様子や自分の思いなどが込められた1人1人のオリジナル作品で世界に1つしかない宝物。家庭で使用できるし、プレゼントにも良い。会員の個性に合わせてアドバイスをしている」と語った。会員は「根気が必要だが、楽しい」「縫うことが大好き。完成後に達成感がある」「色使いの美しさが魅力」と話した。見学自由。会員募集中。090・5203・6871(岩村)

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市民ガイド
早起き歌声新宿『ともしび』がやって来る!  
昔懐かしい新宿『ともしびの歌声喫茶』青春時代を思い出し声高らかに歌いましょう!童謡・唱歌・ロシア民謡・イタリア民謡を新宿『ともしび』のスタッフがリード▼主な曲目・千の風になって、母さんの歌、学生時代、りんごの歌、アメージング・グレース、赤いサラファン、北上夜曲他▼日時・4月22日(火)午前10時開場、10時30分開演▼場所・千葉市美浜文化ホール(京葉線検見川浜駅徒歩8分)▼前売・当日2000円▼お問合せ・アンデルセン文化事業部Tel045-788-8782
" 愛の伝道師"本田路津子 フォークソング&ゴスペルを歌う
1970年代フォークで大ブレイク、カレッジフォークの第一人者▼日時・4月22日(火)14時30分開演(14時開場)▼会場・美浜文化センター音楽ホール▼入場料・前売3,900円、当日4,400円▼曲目予定・「耳をすましてごらん」「秋でもないのに」「この空の下で」他▼申込・アンデルセン文化事業部Tel045(788)8782
日本の誇り復活セミナー
▼4月19日(土)13:30開会▼場所・千葉市中央図書館▼映画&講演「天皇皇后両陛下のお見舞いと山古志村の復興」(講師・長島忠美衆議院議員)。映画「慈しみの御心ー被災地お見舞い」▼主催・日本協議会千葉支部▼問合せ電話043-226-6187
千葉市美術館
池田満寿夫−知られざる全貌展
▼4月5日(土)〜5月18日(日)休館日4月7日と5月7日▼開館時間・日曜〜木曜10:00〜18:00・金、土20:00終了▼観覧料・一般800円(640円)高・大生560円(450円)小中生無料、カッコ内は団体、前売、60歳以上の料金▼問い合せ・Tel221-2311千葉美術館(中央区中央3-10-8)
千葉県立美術館
(1)『新収蔵作品展』・春日部たすくの水彩画、山室百世の彫金、福田平八郎の日本画、関根薫園の書など19年度に収蔵した作品を紹介する▼会期・4月8日(火)〜6月8日(日)*休館日月曜日ただし月曜が祝日の場合は翌日が休み▼開館時間・9:00〜16:30▼入場料・一般300円高・大生150円中学生以下65歳以上無料(2)『石井林響展』・日本画の鬼才石井林響は現在の緑区下大和田に生まれ、明治後半から昭和初期にかけて活躍した▼会期・時間・料金は(1)と同じ▼問い合せ・Tel242-8311
花輪の森ウインドオーケストラ
第16回定期演奏会▼平成20年4月27日(日)開演14:00(無料)▼千葉市文化センター「アートホール(3F)」▼演目・1部ヤン・バン=デル・ロースト特集、2部第6の幸福をもたらす宿(映画「六番目の幸福」より)、3部ポップスステージ〜日本の音楽〜風林火山(NHK大河ドラマテーマ)、ジャパニーズ・グラフティ\山口百恵メドレー他。▼問合せ先:090-9975-5537(八木)。
フリーマーケット
遊びに来てね♪▼日時・4月20日10時より▼場所・千葉中央公園パルコ前▼問い合わせ090-8564-オタカラネット&&ラズベリー(森島)
ギャラリー古島
▼『アクセサリー3人展−黄−』石田昌子(彫金)鳥居温代(七宝)高橋和恵(彫金)4月11日(金)〜16日(水)▼『原色押花展』4月18日(金)〜21日(月)▼『小川未生 写真展』4月25日(金)〜30日(水)▼問い合せ・Tel243-3313ギャラリー古島(JR西千葉徒歩1分)
話し方教室 生徒募集
▼期間・20年4月〜9月▼場所・千葉中央コミュニティ▼日時・昼=第1、3木曜15時〜17時・夜=第1、3火曜18時30分〜20時30分▼月謝・1,500円・テキスト1,000円▼お申し込み・千葉話し方友の会Tel232-5072(足利)
英会話L I A
ちょっと頑張れば6ヶ月で日常会話が話せます。20年の経験のある外国人講師経営者自身が心を込めて効果的に教えます。大人も子供もOK他学校で上達しない方ぜひ当学校で早く上達して下さい。60分の楽しい授業。JR稲毛駅徒歩3分気楽にお電話下さい。低料金で月謝制。英会話LIATel253-4533
カルチャーセンター稲毛 生徒・教室利用者も募集!
会議・研修会にもどうぞ。ステンドグラス、マミフラワーデザイン、トールペイント、英会話、油絵、書道、ろう造花、手書き染め等。問合せはC244・3989【無料建築相談会】初めての家づくりプランニングから業者選び、資金計画まで▼日時・4月26日(土)午後1時〜3時▼問い合せは・アイム設計C244・3989

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今月の人
整膚学博士・中嶋 三津男さん 65歳
整膚リハビリで脳卒中を克服 担当医師も奇跡だ≠ニビックリ
千葉市稲毛区にお住まいの中嶋三津男さんは千葉県茂原市出身。これまで、「富士典礼(株)」や「千葉県民間救急センター(株)」などを開設。10数年前には中国の西安医科大学や上海がんリハビリ学校や北京医科大学などで漢方や整膚(せいふ)学を学んだ。
 「整膚学とは、中国王宮伝承の陰陽気学を基本として考案されたもので、皮膚をつまみ、引っ張ることで血液やリンパ液や気の流れを良くし、病気を治す方法。冷えは万病のもと。体を温めることが一番。免疫力を高めて自然治癒力を引出すことが大事」と語る。
 平成5年には、稲毛区園生町に「千葉整膚リハビリ医療学院」を開設。その後、茂原市と都内にも医療学院を開設。さらに平成13年にはNPO法人「日本セエフホリスティック協会・希望の家」を園生町、袖ヶ浦市、茂原市に開設した。
 独居病弱者が入所して生活をする場とデイサービス、整膚リハビリや岩盤浴やミスト式ヘルシーサウナなどを整備したセエフリカバリーサロンなどを設置。セエフリカバリーサロンには様々な病気を持った人や体に痛みのある人や癌術後の人たちが通い元気を取り戻している。
 中嶋さん自身、昨年10月に脳卒中で倒れ、市内の病院に入院した。病状は半身が麻痺し、口角や腰が曲がり、言語障害も起こすなど重症の状態で、点滴を受け絶対安静で寝たきりの状態になった。
 「入院して30日後、医師の了解を得て、教え子の医療学院の講師に来てもらい、病院のベッドで整膚リハビリの治療を受けた。半月ほどの治療でほぼ回復し、担当医師も奇跡だとびっくりしていた」と中嶋さん。
 60日間入院をして年末に退院。退院後も整膚リハビリや岩盤浴などで治療を続けて元通りに元気になったという中嶋さんは「回復した時は感謝の気持ちが湧き上がり、これからも世のため人のために働き、生きがいを持って社会貢献活動を続けたいと思った」と話した。夢は「後継者を育てることとセエフリカバリーサロンを増設することだ」と語る中嶋さんは、今回の病気の体験談をまとめた本を出版する予定だ。「希望の家」Tel043−254−4447【取材・浦野美智子】

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