(旧)稲毛新聞
2003年9月6日
通巻第84号
年間郵送購読料3,000円
ちばニュース
 
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合併反対派が旗上げ
四街道市 自立をすすめる市民の会が発足
 先月30日午後2時から、四街道市文化センターで、千葉市と合併編入を反対する四街道市民や市議会議員など約80人が集まり、「自立をすすめる市民の会」(代表佐久間文成氏)を正式に旗上げした。
同集会では、合併協議会のあり方に対する疑問点や、今後の合併の手順などを明らかにし、このまま進展するのは問題であるとし、両市の財政状況を比較、四街道市は全国でも優良な自冶体であることを紹介。千葉市に編入すると逆にきめ細かな行政サービスが低下する。今すぐ千葉市と合併する必然性は全くないという現状を訴えた。自主・自立の運動を進める宣言を満場一致で採択、午後5時に閉会した。【佐藤正成】

四街道市は自立で将来は明るい!千葉市の財政は火の車、合併は損
 集会には千葉市と四街道市の合併に反対する市議会議員、市民などで会場が埋め尽くされた。
 初めの挨拶に立った佐久間文成代表は「合併は時代の流れだとか、大きくなれば財政基盤がよくなるという考えは間違いだ。千葉市は1兆2千億円以上も借金がある。この膨大な借金は四街道住民の負担になる。合併は四街道市が千葉市に編入するということであり、行政組織が大きくなれば管理意識が強くなり住民サービスも希薄になる」と述べ、「四街道市は行政改革し、無駄な経費を削減すれば立派に自立できる。人口10万の都市は理想的な規模である。現在の合併協議会のあり方については、行政主導で進められ、住民の本当の話し合いの場になっていない」と厳しく批判。「市長は住民投票をいつ実施するか明らかにしていないが、調印する前に住民投票を実施すべきである」と訴えた。また、「子育て支援、母子保険計画の際に実施した中学生、高校生たちのアンケートによれば48人のうち39人が、合併を望んでいない。子供たちの気持ちを大事にしたい」と訴え、最後に「自立運動を進めて行くためのパワーアップのために協力していただきたい」と締めくくった。
 続いて、社会福祉協議会会参与でもあり、前「自立を目指す市民協議会」の発起人代表の斉藤悌市氏(元四街道市長)は、「今の首長は32億円も積立金を取り崩して予算を組んでいる。行政改革忘れて合併するのは残念なことである。四街道市はあくまでも自立を目指すべきだ」と訴えた。
 次に、出席した四街道市議会議員10名の紹介を大島裕人議長が行なった。
 続いて、斉藤耀一市議は、「自立をすすめる市民の会」が発足した経緯について、「発足の発端は千葉市と合併を公約に掲げた高橋市長が当選したことに始まる。その後国の合併特例法が拍車をかけ、議会では否決した『法定合併協議会の設置』について市長が住民投票を請求。設置賛成多数で、こんにちの『合併協議会』が設置され協議会が進められている」と説明。さらに、「このままだと審議不充分、市長同士で調印に持ちこまれる可能性がある。本来は、合併調印の前に住民投票を行なうべきだか、それについても市長は明確な態度を表していない。来年2月に市議会議員選挙があるが、9月から始まる議会は定数減や合併問題で白熱の議論が交わされる。その前に住民に、四街道市は自立できるということを広く訴えるために設立に至った」と報告した。
 続いて、市民代表の合併協議会員今井繁男氏と市議会代表井岡義隆議員が過去3回出席した協議会の状況を説明したが、両氏とも「今の協議会では時間が足りず、充分な審議ができない」「行政主導型で中身の協議がされない」「協議会で意見を述べても通らない」「合併する必然性がない全国でも珍しいケース」等々問題点を指摘した。
 次に、進藤文雄氏が宮城県のシュミレーションを例に、平成35年までの四街道市の財政状況と見通しを数字で細かく明示、市民一人当りの積み立て金残高は千葉市の1万9434円に対して、四街道市民は11万5177円。さらに今年8月23日付けの週刊ダイヤモンドの全国695都市の財政破綻度記事を引用、「千葉市は15番目なのに四街道市は673番目の財政優良都市、合併しないと財政破綻する、合併すれば素晴らしい市になるというのは大ウソである」と訴えた。
 このあと活発な質疑応答が行なわれ、最後に4項目にわたる「自立宣言」を採択、発足集会を終了した。

合併賛成が40%、反対が29%(本紙アンケート調査)
千葉市と四街道市の合併につい読者の反応
「ちばニュース」では7月号で県都千葉市と四街道市の合併の進行状況、合併したらどうなるかを紹介、さらに今月は先月の本紙の「第83回クイズ&アンケート」のテーマ「千葉市・四街道の合併をどう思うか」という題で、ご意見を募集してみた。
 その結果、185人の皆様から回答が寄せられ、グラフの通り合併賛成という意見が40%、反対の意思を表示した方が29%、賛成反対どちらとも言えないと書いた人が17%、また、よく協議してからという慎重派は9%、よく分からないが5%という数字になった。このデータと意見を合わせて分析したところ、合併問題については市民の反応は以外に冷たく感じられた。
 市町村の合併は小泉内閣の重点施策の一つで、わが千葉県でも、すでに7地域、34市町村で法定協議会が設置されている。
 千葉市、四街道市の合併については先月号でも報じたように現在、両市の代表者による「合併協議会」で議論されているが、その中身は事務方の900項目あまりにわたる市民サービスや制度のすり合わせ作業。これだけで合併となれば市民感情が反映されない。
 四街道市の税金を千葉市がそのまま頂戴して市財政が膨らむメリットがあっても市民の税金が安くならないのだから、どうせ合併するなら、思いきって全く新しい都市計画や行政制度を策定し、将来に夢が持てる百万都市像≠提示し協議して欲しい。【佐藤正成】

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ぺリエ稲毛が新装オープン
フードスクエア(食品館)とコムスクエア(生活利便館)
今月1日、これまで親しまれてきたが稲毛駅構内の「めりーな稲毛」が新たに生まれ変わって「ぺリエ稲毛」という店名で堂々リニューアルオープンした。
 稲毛駅の改札口をはさんで南北に広がる店内は、グルメが喜ぶデパ地下顔負けの「フードスクエア(食品館)」と、ファッションとカルチャーの発信地「コムスクエア(生活利便館)」から構成されている。
 ガラリと顔ぶれの変わった店の中には、駅ビル初や千葉エリア初といった話題のお店が登場、新鮮度・満足度はともに120%。
 2ヶ月間の改装期間を経て待ちに待ったオープンとあって、初日は朝の10時開店と同時に待ちかねた多くの買い物客が続々と訪れ、店内はみるみるうちにごった返した。
 各店のスタッフの威勢のいい呼び声が店内にとどろき、オープン記念と銘打ったキャンペーンセールや、ココでしか手に入らない限定モノを目当てに出来た長蛇の列は、夕方になってもその勢いが衰えることはなかった。
 稲毛に住む川島初江さん(65)は「めりーながなくなってからお惣菜を買うのに不自由していたのでペリエが出来たお陰で本当に助かりました」と、改めて駅ビルの存在を語っていた。
 リニューアルにともない千葉と稲毛の両方で使えるペリエカードでポイントもさらにアップ。まだカードを持っていない人は早めにゲットしよう。
 地元の人はもとより、通勤、通学途中につい寄り道したくなる「ペリエ稲毛」でますます稲毛がオモシロイ。営業時間・午前10時〜午後8時半(一部店舗除く)Tel.247・4100(年中無休)  【斉藤 里美】

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交通社会実験を実施
稲毛駅東口に一般車両の乗入れは禁止。9月8日から11日までの通勤時間帯に
千葉市では、JR稲毛駅東口周辺の交通渋滞の緩和策として、9月8日キから〜11日コまでの4日間、一般市民参加による交通社会実験を実施する。
 一日の乗降客数が約10万人のJR稲毛駅は、JR千葉駅(約20万7千人)に次いで市内2番目の主要駅として、朝の通勤通学ラッシュ時には周辺がバスやタクシー、一般車両で大変混み合う場所。その改善策として、このほど市では稲毛地域に限り独自の「交通社会実験」を初めて実施する。
 実施内容
  1.駅前広場に一般車の臨時乗降場を2台分仮設。
  2.広場ロータリーへの一般車の進入を禁止する。
  3.広場接続道路への一般車の進行方向規制の3点。時間帯は午前6時半〜8時半までの2時間。
 今回の調査結果をもとに、稲毛駅東口周辺の交通動線の整流化等改善策を検討し、将来的の稲毛の街づくりの参考としていきたいと千葉市都市再開発課では話している。

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 □8月度の不渡情報 千葉市内
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