116,500部発行
2022年5月6日
通巻第308号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 節子  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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発見!チバカツカンパニー 千葉の活躍企業訪問記
株式会社せひら (千葉市中央区中央港)
 

ちばみなとjpホームページ
神奈川県横浜市出身の平澤さんが、結婚を機に居を定めた千葉みなとで2016年に設立。インターネット上の地域メディア「ちばみなとjp」を運営。地域の暮らしに役立つ情報を発信するサイトとして、個人はもとより多くの地元企業や公的機関に活用されている。
 満開の桜が街を彩る某日、小誌編集部記者・稲しん子が向かったのは千葉みなとの海沿いに建つ複合施設「ケーズハーバー」。旅客船待合スペースの一角にブースを出店している、「株式会社せひら」の代表取締役・平澤誠治さんを訪ねることが目的です。ネットのこと、ご当地キャラ、地域活性のことなど、興味深いお話が盛りだくさんでした。

個人レベルの小さなスケールから始まった「ちばみなとjp」
稲しん子(以下・稲)弊社稲毛新聞も記事を出させていただいている「ちばみなとjp」ですが、どのようなきっかけで始められたんですか?
平澤さん(以下・平)起業した2016年、ちょうどこの「ケーズハーバー」がオープンした頃合いでもありましたが、当初は、近所をウロウロしてはひたすら写真を撮って、地元情報をアップするだけの、自分専用の個人SNSみたいな規模感で始めたのが最初です。少しずつ機能を足して、長い記事を書けるようにしたり、自分以外の人も登録して情報をアップしやすくしたりとシステムを拡張していき、今の形になりました。現在は、そのシステム自体を「ブランポート」という名称で販売もしています。
稲・画面から地元愛が伝わってきます。見やすいし、使いやすいし。
平・ネットに不慣れな人でも簡単に扱えるようシンプルにした分、あまり凝ったデザインにはできないのですけれど。お洒落でカッコいいホームページを作りたい人は不満を覚えるかもしれません。とにかくブログと写真をばんばんアップすることで情報を発信でき、それをSNSでシェアできれば十分という方なら、ちばみなとjpは手軽で役立つと思います。
何もないということは自由に描き足せるチャンスということ
稲・「チバミナコちゃん」などのキャラクターはどのような経緯で生まれたのですか?
平・ちばみなとjpを始めた頃、SNSで千葉みなと関連の呟きを日課のようにチェックしていました。初めて千葉みなとに来た人は、まず「何もない」とSNSに書き込むんですよ。駅を降りて何もない、食べるところが何もない。この何もないというキーワードが自分に刺さりました。何もないなら創ってしまえと。楽しいことを始めるチャンスだと思ったんです。その一環で考えたのが、「チバミナコちゃん」。次はゆるキャラ路線で行こうと、「千葉みなと水族館」を作り、第3弾がイケメンキャラの「4M2T」です。あまり一つのイメージをゴリ押ししたくなかったので、あえて様々な種類を作りました。今年は「チバミナ」という新作キャラクターを出したんですよ。千葉中央港の地形を図案化したもので、港のガントリークレーンをキリンのような生き物に見立てて、アパレルブランドのロゴマーク風にデザインしました。
稲・4M2Tの意味は? 何かの頭文字でしょうか?
平・中央港・千葉みなと・新港・出洲港の4つの港で4M。幸町・問屋町の2つのタウンで2Tです。たいした意味はありません(笑)。
稲・本当に遊んでいるというか、楽しんでいる感がすごいです。

ちばみなとjpブースに立つ平澤誠治さん
平・そうですね、遊んでいます。「千葉市で、いっしょに、あそびましょ」というキャッチフレーズを使ったりしているほどです。
稲・でも、いまでは千葉市観光協会の会員で、千葉市みなと活性化協議会の委員でいらっしゃる。平澤さんの遊びが地域にも求められているわけですね。
平・ただただ、自分の住んでいる場所を面白くしたいという気持ち。そういう思いの丈を溢れさせていたら、結果的に、街をより良くしたい様々な人とのご縁ができたということかなと思っています。
千葉みなとの魅力は伸びしろの大きさ、未完成ゆえの懐の深さ
稲・千葉みなとという街には、好きなことをしやすい雰囲気があるのでしょうか?
平・自分が千葉みなとに住み始めた11年ほど前は本当に何もなくて、エリア全体が改装中のような感じでした。そのうちケーズハーバーも開業して、
マンションの数も増えて、公園も整えられてと、変貌を遂げてきました。先日、ケーズハーバー前の広場に「さんばしひろば」と愛称が付けられ、フリーマーケットなどのイベントにも多くの人が集まるようになっています。伸びしろの大きさ、未完成ゆえの許容力がこの街の魅力。自分のような尖ったことをやっても、
一過性でない地域愛が伝われば受け入れられる土壌があります。
稲・起業者側も自分のビジネスだけじゃなくて、地域のために何ができるかという部分でつながって、お仕事を広げていければ理想的ですよね。
平・ケーズハーバーに「ちばみなとブース」というアンテナショップを出させていただいているんですが、
構想としては、絵を描いていたり、音楽を作っていたり、シナリオを書いていたりといった千葉市のクリエーターが作品を持ち寄れる展示場のような場にもしたいんです。まだそこまで形になっていませんけれど。
稲・実際にみんながつながる拠点になったら素敵です。楽しみにしています。

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