130,000部発行
2021年11月5日
通巻第302号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 節子  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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京葉線の新駅名決定
 JR東日本は令和5年春に開業する京葉線新習志野・海浜幕張間の新駅について、駅名を「幕張豊砂(まくはりとよすな)」に決定した。駅名決定に際しては公募を行ない、応募総数1万715件の中から選ばれた。「幕張」を用いて利用客へのわかりやすさを示すと共に住所の「豊砂」を加えた。

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稲毛新聞が酪農学会誌で紹介される
 日本大学生物資源科学部に事務局を置く日本酪農乳業史研究会(会長・矢澤好幸氏)が今年8月に発行した「酪農乳業史研究18号」のエッセイ項目で稲毛新聞2021年6月号掲載の随想「牛を生業とした人」が紹介された。日本酪農乳業史研究会は2008年に設立され、酪農乳業史に関する調査研究を行っている団体で、牛乳・畜産・栄養関係等を研究している個人ならびに乳業メーカーで構成されている。

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明治天皇、千葉県行幸10回
記念碑の多くは一定の管理下 稲毛東の碑は「放置」されたまま
 明治天皇の千葉県行幸の回数は多い。軍の演習視察などで合計10回に及んでいる。
現在の東葛、葛南、千葉地区など、千葉県北部に何回もお出ましになっている。
 そして、途中、ご休憩をとられたところや民家にお泊りになられたところなど、多くの場所に碑が建てられており、そのひとつが稲毛東にある「明治天皇御野立所」の碑である。
 現在の習志野台あたりが「小金原」、「大和田原」といわれていたあたりは幕府の牧場であったり、終戦までは軍の演習場であったりしているが、演習をご視察になった折、指揮官であった篠原国幹の働きぶりに感銘を受けられ、「篠原に習え」との意で「習篠原」と仰せになったことが「習志野」の地名につながった話は有名だ。
 このときの幕舎跡の「明治天皇駐蹕之処」の碑は習志野台4丁目に建立されたが、現在は船橋市郷土資料館に移設され、船橋市が管理している。
 明治15年の八街での近衛兵による演習視察を記念して建立された碑は何箇所かあるが、ご宿泊になった県女子師範学校に建てられた「明治天皇行在所ちゅう跡」は県庁前の立体駐車場前に移設されて管理されているものの、稲毛東の「明治天皇御野立所」は特に管理者はおらず放置されたままだ。
 若葉区の川井交差点近くにある「明治天皇御駐蹕之跡」の碑は大型の石碑であり、人力で壊れるようなものでもないことからしっかりと存在している。八街の手前の川井村でご休憩になった石原邸敷地内には当時の長屋門とともに「明治天皇川井御小休所」の石碑もあるが、民有地内にあることから管理されていることがうかがわれる。
 明治天皇をめぐる碑は全国に存在し、千葉県下にも多くのものが見られるが、行政
の管理下にあったり民家の敷地内にあったりで、いずれも管理・保護されており、荒れ果てる状態にはないことがわかるが、稲毛東の石碑に限っては管理者がいないままの状態だ。本誌の取材に対し、市は「民有地にある公共財ではないものを市が管理することは困難だ」と回答しているが、再考の余地はあるだろう。
 敷地は民有地だとはいっても、もともと「村中持」(むらじゅうもち)といわれる地域の公共用地であり、登記簿上で千葉市が所有者になっていないから現行法では「市有地」とはいえないだけで、実質において「市有地」であることに間違いはない。
 登記簿によれば、敷地には所有権の登記がなく、表題部に当時の地域の居住者とみられる86名の共有者の氏名だけが記載されるにとどまっている。個人の所有権の登記がされていないことから公共性の高い土地であることは明らかだ。敷地を市の所有とする手続きをとり、碑を適正な管理下に置くべきではないだろうか。千葉市の歴史を後世に伝えるためには、必要な措置として行政が乗り出す意味はある。

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