130,000部発行
2021年8月6日
通巻第299号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 節子  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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千葉市議会議長が「フェンシング観戦」で物議
上級市民との批判、当然の公務と容認
 東京オリンピック組織委員会が開催都市の市長と議長に儀礼として競技観戦の招待状を出した件で、千葉市内のフェンシング会場を川村千葉市議会議長が「公務視察」として訪れたことがあきらかとなった。
 議会事務局によれば、議長は組織委員会の招待に応じ公務として競技会場に向かったという。議長だけではなく神谷市長にも招待が届いているが、秘書課では市長の公務視察については明らかにしていない。しかし関係筋からの情報によれば市長の視察日程も決まっているという。
 容認派の声として「開催都市の代表が主催者からの儀礼的な招待を受けてこれに応じることは当然の公務である」、「家族を同伴して私用車で出かけたわけではない。議長一人で公用車で赴いており、公私混同もなく問題ない」、「緊急事態宣言が出ているわけでもない。必要な儀礼的公務であり、問題視する方がおかしい」等がある一方で、批判する立場からは「国民はテレビ観戦を強いられている。なんで議長だけが許されるのか」、「市長も行くのか」などの声が寄せられている。
 批判的な声はオリンピック開催反対派だけではなく開催支持派の中からも出ている。開催自体を反対している立場では公務視察はもってのほかということになるが、開催を認める人々の中からも、「主催団体役員でもなく、競技団体や選手の関係者でもないのだから、観戦をあきらめた多くの市民の手前、断念してほしかった。どうしても役得にしか思えないでしょう」、「観戦したかった市民の心に寄り添っていない証拠だ」などの声が多い。
 その半面、容認する声としては「儀礼的対応であり、当然の公務」、「開催都市の代表者が欠礼するのは国際的イベントにはふさわしくない」、「コロナに対する不満や不安をオリンピックに関わる公務に振り向けてはいけない」などとしている。容認派にも批判派にも感情に流されたと思える声もあり、中には「大臣だって視察に出ている」、「王さんや横綱白鳳が視察に行ったことには文句言わないのか」といったものや、「とにかく行くべきではない」とか「上級市民だから許されるのか」といった声まである。

 政治判断の尊重
 多くの意見があるのは当然だが、コロナ禍に翻弄される私たちの日常生活の自粛疲れが様々な声に表れているように思える。選挙で選ばれた人の判断は政治判断であって、意に沿わなかったとしても尊重しなければならないのかもしれない。冷静に判断し、次の事態に活かしていかなければなるまい。そうでないと、批判ありきでは冠婚葬祭や卒業式や入学式への列席にまで批判が及ぶことになりかねないし、容認ありきでは公務なら何でもありにもなりかねないからだ。容認にも批判にもそれぞれ理由があるが、感情に流されない判断が求められているのだけは間違いがなさそうだ。

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専大松戸6年振り2度目優勝
劇的なサヨナラ満塁本塁打V

サヨナラ勝ちで優勝を決めた専大松戸ナイン
 第103回全国高等学校野球選手権千葉大会は7月21日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで決勝戦が行われ、専大松戸高校(松戸市)が木更津総合高校(木更津市)を延長13回タイブレークの激闘の末、吉岡道泰選手のサヨナラ満塁本塁打で10ー6で勝ち6年振り2度目の甲子園出場を決めた。専大松戸は今春のセンバツに続き春夏連続出場となる。
 専大松戸は先発したエースの深沢が3回までに3失点、4回途中で岡本に交代する苦しい展開。打線も序盤は木更津総合の島田に苦しめられたが、4回に1点を返すと続く5回には集中打で一挙に5点を奪い逆転、試合を優位に進めた。しかし8回、木更津総合打線に岡本がつかまり同点とされそのまま延長戦に。そして史上初の決勝戦タイブレークの13回、木更津総合が無得点に終わるとその裏、専大松戸は無死満塁とし、吉岡が右翼席にサヨナラ満塁本塁打を放ち激闘に終止符を打った。木更津総合の決勝での連勝は「7」でストップした。千葉大会における決勝の延長戦は2006年の千葉経大附―拓大紅陵戦以来15年振り、サヨナラ決着は1999年の柏陵―市立銚子戦以来22年振り。尚、専大松戸が出場、8月9日(月)に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する全国選手権は新型コロナウイルス感染拡大を考慮し学校関係者、保護者などに入場を限定する無観客で行われることが決まっている。

◆決勝
木更津総合(木更津市)
0120000300000=6
0001500000004×=10
専大松戸(松戸市)

【タイブレーク】高校野球では2018年導入。延長13回以降、無死1・2塁から(打順は12回の継続)行う。

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またしても緊急事態宣言!
 8月2日より千葉県に3回目の緊急事態宣言が発出された。私たちの日常は、医療、飲食店、運輸、観光などを中心に劇的な影響が表れている。去年の初めの頃とは様相がまったく異なっており、コロナに対する考え方も対応もすっかり変わってしまった。国民感情の多くに「オリンピックをやるんだから私たちも楽しむ」として、政府の自粛要請にも応じようとしない人々が多いのは極めて残念だ。ワクチン接種が進んだことは評価すべきであり、今後も推進すべきであるが、困ったことにそこに負の側面が表れ出した。ワクチン接種した人が、安心して自粛しなくなってしまったのだ。そこに来て政府への不満が理由で自粛しない人が激増しているのだ。これでは感染が増えないわけがない。高齢者の接種が進んだことからその世代の感染率が下がっていることは広く報道されているが、若年層の感染率が急に高まってきている。そして重症化する率も若者の方が高い傾向にあるというのだ。自粛疲れの若者の路上飲み、オリンピック開催を言い訳にする自粛破り、ワクチン接種による油断が、本来守られるべき感染予防対策をないがしろにし、結局、感染拡大を招いている。 政府の対策が頼りないかどうかはどうでもいいことだし、政府に文句をつけるのも勝手だが、私たち自身が私たち自身を守る行動をとり続けることが最も重要だ。そこをきちっと守れば、多少の制限はあってもかなりの自由を謳歌できるようになるはずだ。新しい変異株が次々と表れている。いつ収束するのか見通しは立っていないからこそ、我慢ならなくても、ただひたすらやることをやるしかないだろう。くれぐれもご自愛願いたい。

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