130,000部発行
2021年7月2日
通巻第298号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 節子  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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祝日の変更に注意
 今年は東京オリンピック・パラリンピック開催により国民の休日が一部変更になる。本来「海の日」だった7月19日(月)は平日に、その海の日は22日(木)に移動、そして本来10月11日(月)だった「スポーツの日」が7月23日(金)のオリンピック開会式の日に移動、土日と合わせ4連休になる場合も。8月11日(水)だった「山の日」が同閉会式の8日(日)に。その振替休日として翌9日(月)が祝日になる。従来スポーツの日だった10月11日(月)は平日となる。これらは年頭のカレンダーは変更されていない場合があるので注意を。

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厳選フルーツギフトで人と人をつなぐ
 千葉市中央区本町に80年以上の歴史を誇る果物と野菜の専門店が吉田屋だ。青果と酒類の卸売・小売店として1936年に創業。地元で長年愛されている。
 昨年から新型コロナウイルス感染症の影響で経営が厳しい状況に。「病院学校などへの卸しが減り、売上は半減しました。でも古くからのお得意様に助けられ、知人友人もフルーツギフトを注文してくれたんです」。現在はフルーツギフトの店頭販売に力を入れるため今年3月に店舗を改装したとのこと。「今は大きく変化をせざるをえない世の中に。それでも売上を伸ばしている会社もあるので見習いたい」と前向きだ。吉田屋では厳選された季節の果物を盛り込んだフルーツギフトが人気。「両親の結婚記念日に贈った」「取引先への手土産に好評だった」など、うれしい報告が届くという。「ギフトは贈る人と贈られる人をつなぐもの。絆を深めるために弊社のフルーツがお役に立っていると思うと幸せです」と語る。
コロナ収束後は、近所の方が集える場にと店舗にはカフェコーナーを新設し、果物と野菜の魅力をギフトだけではなく、地域のコミュニティでもつないでいくつもりだ。
◇フルーツと野菜の専門店 吉田屋◇043(222)2508

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千葉市・足利市 市政100周年記念ビール
千葉大生がクラフトビール醸造に挑戦
 千葉市と足利市の市制100周年を記念した限定クラフトビール「あしたのみち」(足楽味千)が7月1日より販売開始された。幕張ブルワリー株式会社・千葉大学・潮風ブルーラボ合同会社が共同で開発・醸造し、約2千本限定で製造。(容量330ml/税込650円)。
 プロジェクトに携わった千葉大学大学院理学研究院、萩原学教授と千葉大学工学部3年生の諸岡政史さんから話を伺った。【取材 真田はる代】

足利の麦+千葉のブルワリー技術
 両市の市制100周年を記念するこのプロジェクトは、今年2月に始動。千葉市初のビール醸造を手掛けた幕張ブルワリーの創業者、富木毅さんと、クラフトビールの大ファンで足利市出身の萩原学教授との交流も発案につながったという。原料にはビール麦の生産で有名な栃木県の押し麦を使用。幕張ブルワリーで使われていたメインホップ「Centennial」が「100周年」の意味を持つこともプロジェクトを加速させた。酵母や押し麦は、カナダや足利市の企業から無償提供されるなど多くの支援を受けた。

ビール醸造、ラベルデザインも千葉大生
 千葉大生は幕張ブルワリーで、麦芽・麦汁・糖度・アルコール比重・ホップと苦みの計算法など、醸造に関する理論計算的側面を学び、潮風ブルーラボの指導のもと醸造に挑戦。
 また、ロゴやラベルもデザインするなど「あしたのみち」は、まさにクラフト(手づくり)ビール。
 仕込みに参加した千葉大学工学部3年生の諸岡政史さんは、ビールづくりの難しさを痛感したそう。「発酵タンクに材料を投入する分量や順番、煮込む時間も綿密に計算された工程を厳守し丸一日かかりました。ヨウ素液ででんぷんを確認したりPHを調べたり、化学の実験のようでした」。

学生参加でも高品質を目指す
 ビールのレシピは設計後に国税局へ申請し、設計通りに醸造しなければ販売が認められない。そのため、味や色を想定し材料の分量を計算した上で手順を決めるなど、緻密な設計が必要で、萩原教授は、まずビールの基礎理論を学ぼうと、ビール製造に関する国内外の文献を読み説いたという。
 教授が目指したのは、学生参加の試みでもプロが納得するほどの品質。
「こだわりのビールをつくる幕張ブルワリーの技術・設備をお借りし、醸造歴20年以上の経験を持つ潮風ブルーラボのプール・クリスさんには、レシピ設計と技術指導を手伝っていただきました」。  
 こうして多くの人に支えられ、飲みやすくフローラルで豊潤な香りのビールが誕生した。

熱意があれば周囲を巻き込める
 好きなビールで新しいムーブメントを起こし達成感を得たという諸岡さん。
「好きなことを仕事にするのは難しいと聞いていましたが、萩原教授がクラフトビール愛を原動力に、周囲の協力を得ていく様子を目の当たりにして考えが変わりました。将来、自分がやりたいことが見つかったら、熱意を持って周囲を巻き込んでいきたい」と意欲を見せた。
 今回の経験を通して、地元を盛り上げる各地の活動に関心を持ったと話す諸岡さんには、地域への思いが芽生えていた。

千葉市・足利市の明るい未来へ
 両市の市政100周年を祝うだけではなく、コロナ禍で大変な思いをしている千葉大生、そして山林火災から未だ復旧していない足利市、それぞれへの明るい未来へつながってほしいとネーミングされた「あしたのみち」。
 千葉市でのボトル購入は幕張ブルワリー店頭、セブンイレブン向原店、または通販サイトで。幕張ブルワリー(千葉市美浜区)、潮風ブルースタンド(千葉市中央区)では樽から注いだ新鮮なビールを楽しめるほか、くつろぎ処 Cafe まとい亭(千葉市中央区)、Bar BEAGLA(千葉市稲毛区)、Inizio(千葉市中央区) の店内でも提供予定。売り上げの一部は足利市山林火災支援および千葉大学基金に寄付される。※取扱店舗情報は6月18日現在のもの。売り切れの場合もあるので事前に確認を。

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検見川神社例祭奉祝行事
検見川町内夏祭り中止
 検見川神社祭礼実行委員会は、毎年8月1日〜3日の3日間にわたり行われている検見川神社例祭奉祝行事・検見川町内夏祭りについて、令和3年の開催は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止すると発表した。8月1日〜3日の交通規制は行わず町内の飾り付け及び露天の行事も中止。祝事は関係者のみで縮小開催する予定だという。
【夏の大祓】
 暑い時期に流行る疫病を祓うために全国の神社の境内に茅の輪が設けられ厳粛に執り行われている夏の大祓。検見川神社でも例年6月末に直径3mの大茅の輪が設置され、6月30日の夏越大祓と茅の輪くぐり神事の後、だれでもくぐれるという。来社の際は感染対策に協力を。

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