130,000部発行
2021年7月2日
通巻第298号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 節子  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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千葉市議会、中国のウイグル弾圧に対する意見書を可決
 これまでの自由民主党会派が分裂してできた千葉市議会の新しい会派「自由民主党・無所属の会」(8名)が提出した「ウイグル人等の自由を守る意見書」が賛成多数で可決された。政府が採決を見送る中、千葉市議会が可決した意味は大きい。
 同会派の櫻井崇議員(花見川区)は、「令和元年12月17日に採決した『香港の自由』のときは千葉市議会は全会一致であったのに、今回は反対する会派もあった。政府の対応も不透明であり、香港とウイグルで異なる対応を取るのはいかがなものか」と語っている。意見書では「中国政府に対して人権活動家の拘束をやめることや、ウイグル人等への少数民族の権利を守ること」を求め、香港の人権状況の改善も求めている。ネット上では「千葉市議会がやる意味があるのか」、「コロナをどうするかが先だ」との批判的意見も見られるが、「やらなければならないことだ」、「人権擁護は国際問題も国内の地方議会の区別はない重要事項だ」との肯定意見が多い。
 今議会では、このほか「未来立憲民主ちば」(11名)が提出した「ミャンマー国軍による同国国民に対する弾圧の中止を求める意見書」も賛成多数で可決された。
 これらの意見書は、内閣総理大臣、外務大臣、衆議院議長、参議院議長に送付されるが、意見書の全文は千葉市議会のホームページの「議決結果」から入れば閲覧できる。

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通販の罠 初回限定特価や初回無料
「いつでも解約可能」に騙されるな!
 新型コロナ感染拡大が収まらない中、通信販売が売り上げを大きく伸ばしている。様々な通販の中でも人気なのが「白い歯」を求める人々の心に訴える「ホワイトニング商品」と言われるものだ。チューブ式の歯磨きであったり、うがい方式のものであったり、様々な商品が出回っている。共通しているのは「初回限定格安特価で、いつでも解約、定期購入の縛りなし」が売りだ。
 ところがそういう見出しにつられて続けていくと、画面がいつの間にか定期購入の初回限定割引に変わり、「いつでも解約」が「次回購入期日までの解約」になっていたりする。「気に入らなければ全額返金」も「一旦支払後、数か月後に商品券で返却」、「送料負担で返品しないと解約も返金も応じられない」、「●日以内の返品と▲日以内の返品では扱いが違う」とか、あとからあとから色々な条件が出てくる。条件の変化に抗議しても応じず、代金回収の別の業者から支払いの督促が文書・メール・電話の自動音声などでくるが、「発注を取り消さないと督促は停止できない。発注の取り消しは元の業者が担当だ。支払わなければ弁護士から連絡がいく」と居直るから始末に負えない。
 消費者庁も重大な関心をもって調査に乗り出しているが、直ちに対策が講じられるわけではない。注意事項を隅々まで読み込む人はほとんどいないと思われるが、悪徳業者にひっかからないよう、私たち自身がよく注意することが肝心だ。本紙読者からも「初回だけの特別価格でお得だったから軽い気持ちで通販で化粧品を注文したんです。気に入らなければ返品や解約もOKって書いてあったんです。いざ商品が届いたらちょっと思っていたものと違ったので解約しようとその通販の会社に連絡したんですが、何やら「それは出来ない」とか「返品されても対応できない」とか言ってることが違うんです。まあ確かに金額もそんな大きな額じゃなかったのであきらめましたけど」という話も。
 よく読みもせず、簡単にクリックしたり、すぐに申し込みの電話を掛けたりせず、じっくりと判断する必要がありそうだ。

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千葉都市モノレールは赤字決算
 千葉都市モノレール(千葉市稲毛区)は任期満了に伴い川上千里社長が退任、元千葉市職員の小池浩和氏が新社長に就任した。
 また二〇二〇年の決算報告では、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で乗客数が減少、05年度以来の赤字決算となった。運輸収入は25億4千万円で前年比25%減、最終損益は1億4100万円の赤字。

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千葉市国勢調査速報
 千葉市は二〇二〇年国勢調査の結果を発表、人口は97万5210人で前回調査(15年)から3328人で0・3%の増加となった。稲毛区は16万684人で0・2%減少、中央区は21万1734人で3・2%、美浜区は14万8941人で0・1%それぞれ増加した。人口は過去最多となったが、増減率は鈍化が進み過去最低となった。中央区や美浜区、緑区では宅地開発が進み増加したが、他区では高齢化などの影響で減少したと考えられる。

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