130,000部発行
2021年4月2日
通巻第295号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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国土生成と消滅
鎌ケ谷市・元稲毛小校長 島津幸生
 日本の漁船が日本の領海内で中国海警局の船(武器の使用が認められている)に追尾されていると言う現実、その日本の海上保安庁の巡視船は中国の船より小さいと言う。
 あげくのはてに中国共産党政府は世界にむけて自国の領海に日本漁船が侵入とのたまう。これだけでなく竹島の問題や北海道が中国人に対馬が韓国人に買収されている(角川新書、爆買いされる日本の領土)等もある。大事な日本の国土がどのようにして出来たかを元旦にNHKが「NHKスペシャル3千万年の旅・列島誕生ジオジャパン」を放映した。
 今から50年近く前まで国土の生成は地面の隆起・沈降、地殻の上下運動が考え方の主であった。昭和48年発行の築地書館「目で見る日本列島のおいたち」が最たるものだが、そのためか千葉県の大多喜でシロウリ貝と言う深海で採れる化石が昭和49年に報告されても記載のみで、後になりこれが房総半島誕生の大事なカギとなるのだが、当時はプレート理論に立った考えが日本地質学の中になかったからだろう。そして新しい地史観が生まれた様だ(泊次郎プレートテクトニクスの拒絶と受容)新しい地史観は当初排除されている。
 諸説あるが列島誕生ジオジャパンでは3千万年前にユーラシアプレート(大陸岩盤)が中国側から太平洋側にひきちぎられその5百万年後太平洋から水がはいり日本海の基が出来、千5百万年前海底火山により千m以上の火山灰(グリーンタフ)が降り東北地方西半分が出来、この頃フィリッピン海プレートにより伊豆半島がはこばれ東日本と西日本の間にぶつかり日本の国土が出来たと映像で教えてくれた。それぞれの証拠を各地の地形・岩石・化石等で示していた。列島誕生ジオジャパンは新しい地史観に立っている。
 新しい地史観と言っても30年以上前になるのだが海洋底の研究で海洋底は動き、その原動力で大陸は分裂すると言う動的な地球観に基づきプレートテクトニクス(地質構造の形成を研究する学問)が生まれたのだ。(岩波新書148日本列島の誕生)
 私は平成4年(1992年)「千葉県に大地震はいつくるか」と言う話しをたのまれてしたことがあるが当時はプレートによる断層しか原因が考えられなかったがその後活断層と言う地震原因が究明され阪神・淡路大震災で知れわたるようになる。地球は万年単位なので1年で1p動くとしても大変なものとなる。日本列島は5千万年後豪州プレートの北上で消滅すると言う。5千万年後はしかたないとしても今の国土の現状を国会議員はどう思っているのだろうか。大事な国土を私たちは守らなければならない。

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