130,000部発行
2021年4月2日
通巻第295号
年間郵送購読料3,000円
発行責任者/佐藤 正成
発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
櫻井俊雄物語(10)
エッセイ 河邊伊知郎
随筆 吉成庸子
短編小説 吉成庸子
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熊出づる谷から神宿る谷へ
神谷俊一千葉市長 意気込みを語る
3月21日投開票の選挙で、熊谷俊人千葉県知事と神谷俊一千葉市長が誕生した。熊谷知事の任期は森田知事の任期満了翌日の4月5日からだが、前任者の辞職による選挙の当選者の任期は選挙の日から起算されることから、神谷氏は即日千葉市長となった。熊谷氏が百四十万票獲得して他候補をまったく寄せ付けなかったが、神谷氏は熊谷氏も成しえなかった初の二十万票超えを達成し、多くの市民の支持を獲得して市長に就任した。県・市の連携や目下の新型コロナウイルス感染拡大防止対策とそれに伴う経済財政対策など、様々な課題を抱えている千葉市をこれからどうリードしていくのか、所信を聞いてみた。【聞き手 武田弥太郎】
武田・
就任早々のお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございます。
早速ですが、たくさんの課題がある中、市長としてまず取り掛かりたいことをお聞かせください。
神谷・
はい、これはコロナ対策につきます。熊谷前市長のご努力を引き継ぎ、全力を尽くします。
まず、ワクチン接種ですが、4月5日には国から1回目の割り当て分が本市にも届きますが、数に限りがあることから、高齢者施設を最優先にします。そのうえで5月からは一般の方にも接種が行きわたるよう、考えています。
それには案内やコールセンターの準備と医療機関との調整が欠かせませんが、医師会の方々が使命感に燃えて対応を取ってくださっているので、大変心強い限りです
武田・
国や県との連携が欠かせませんが
神谷・
コロナ対策は感染防止対策にとどまりません。経済支援も事業者への協力金だけでは行き届いているとはとても言えないでしょう。
それに外出自粛で運動が不足すると市民の健康にいいはずがなく、市民全員への対策も求められています。
この点、熊谷前市長がはじめられた本市の習いごと応援キャンペーンは評判がいいんです。各種文化教室・運動教室を中心に、コロナの収束が見えはじめてくるころ、支援の拡充を図るつもりです。
感染防止対策、市民の健康づくり支援、事業者支援とともに市民一人一人への支援を図っていかなければなりません
武田・
熊谷知事が誕生したことで、県・市一体化を飛躍的に進めていくことができるようになったと思います。連携が進むことで、どんな問題が動き出しますか。
神谷・
防災力の強化ですね。千葉県は大きな災害に見舞われましたが、防災ヘリの効率的運用は自然災害発生の際に欠かせません。水道の一元化も図ります。県立公園や港湾緑地の使い方などですね。
県と市の所管が分かれていて行政だけではなく一般市民の皆様も困惑されることがあるはずです。特に千葉港の観光地としての利活用には市が管理する方が大きな利点を生むことは他市の例からも明らかです。
県・市一体化の事業の仕組みは今までもありましたが、有効に稼働していなかったのが実態だと感じています。
そのことで、県・市双方の職員も困惑していた側面があったことを否定できないでしょう。熊谷知事と連携しながら改善を進めていきたいと思っています
武田・
熊谷知事は選挙戦でマリンスタジアムの建て替えに言及しました。
市民の期待も高まっていますが、神谷市長はどうお考えですか。
神谷・
潮風の影響で老朽化が進んでいるのは事実ですね。補強工事を行って現在地での運営を続けるか、建て替えとなると移転も考えなくてはならないことに留意しなければなりませんが、球場は市の所有でも、底地は県有地であり、県との協議は欠かせません。
建て替えに伴い、ドーム球場にすべきとか、半ドーム球場にすべきとか、すでにご意見をいただいております。風の影響を強く受ける球場であることから、ドーム化を求める声があることは事実です。
ただ、逆に強風のマリンスタジアムであることが売りであるととらえる向きもあって、風で試合が動くことがある球場であることに趣があるとの声があるのには驚かされました。
課題はたくさんありますが、楽しめる球場にするにはどうしたらよいかなど、市民の皆様のご意見をいただいて、納得感のあるスタジアムにできるよう議論していきたいと考えています
武田・
選挙は終わりましたが、改めて市民の皆様にメッセージをお願いいたします。
神谷・
新人としての選挙戦であり、人生初の経験でしたので不安もたくさんありましたが、二十万票の大きな期待を寄せていただいたことに身の引き締まる思いです。
選挙をとおして、小川候補や大野候補のご主張にも触れることができました。私が気付かなかったこともありました。お考えをこれからの市政に反映させたいと感じることもありました。
私は『対話と現場主義』の市長を貫きます。多くの皆様の声をいただきながら、誠心誠意、尽くしてまいります
武田・
ご期待申し上げます。ぜひ、市民に尽くす市長になってください。本日はありがとうございました。
選挙の公正さ疑わせる
若葉区選挙管理委員
知事選、市長選、市議補選のトリプル選挙となった千葉市若葉区選挙区で、選挙を執行する選挙管理委員の驚くべき実態が明らかになった。
先月21日の若葉区の開票所となった市立若松中学校の壇上には、選挙管理委員3名のほか、知事選の開票立会人3名、市長選の開票立会人3名、市議補選の開票立会人6名が上がっており、トリプル選で窮屈となった開票所全体を見渡していた。
開票従事者の市職員は、全員が持ち物を大きなビニール袋に入れさせられてテーブルの下に置くことを義務付けられたほか、みだりにポケットに手を突っ込むことも禁じられるほどの厳戒態勢で選挙の公正性の確保が図られていた。
ところが開票作業中、選挙管理委員長は一部の立会人の申し出を受け、選管職員に命じて密になっている開票作業中の開票台へ案内したほか、二人の委員は開票所内を所在なさげに何度も歩き回り、集計作業を覗き込んで集計過程を把握し、壇上に戻ってきて「B候補より300票多いA候補の当選だ」と公然と会話する始末で、それが壇上の全員に聞こえていた。
選管の公式発表前に委員自ら開票速報を漏洩させる責任感のなさは、公正性の確保の観点からは、とても信じられないものであった。
立会人と選管委員の最も重要な任務は、開票作業が終了した後の票のチェックであるのに、選管の委員長がたびたび離席してチェック作業が中断し、自席に戻るよう職員に再三促されるようでは、選管職員や多くの開票従事者に示しがつくはずもなく、選挙の公正性に重大な疑義を生じさせかねない。
今後の適正な選挙事務の執行にあたり、真剣に検討しなければならない課題だ。
2021年 春の全国交通安全運動
4月6日(火)〜4月15日(木)〜手をあげてじぶんでまもろういのちのあいず〜
千葉県交通安全運動の重点目標
4月10日(土)は交通事故死ゼロを目指す日
令和3年春の全国交通安全運動が実施されます。4月6日(火)から4月15日(木)までの10日間で、4月10日(土曜日)は交通事故死ゼロを目指す日となっています。千葉県の交通安全運動の重点目標と推進事項は下記の通り。
目的
入学・入園間もないこの時期は、道路の通行に慣れない多くの子供たちが交通事故に遭っている現状があります。また、急速に進む高齢化により、お年寄りが道路を横断中に事故に巻き込まれ死亡する割合が高いことから、この時期は、幼児・児童に、交通社会の一員としての自覚と基本的な交通ルールとマナーを身に付けさせるとともに、運転者には、子供や高齢者に対する保護意識をさらに醸成するなど、県民一人ひとりが交通ルールの遵守と交通マナーを実践し、交通事故防止の徹底を図ることを目的に実施します。
(1)子供と高齢者の安全確保
・歩行者の交通ルール遵守の徹底
歩行中死傷者を年齢別に見ると、15歳以下では、7歳が最も多い現状があります。また、高齢者では、70歳代が多く事故に遭っている状況です。横断歩道の通行、信号の遵守など歩行者の正しいルール徹底が必要です。
・歩行者の安全確保
子供の通学中事故や、高齢歩行者の道路横断中事故が多く発生しています。また、飛び出しや無理な道路横断、日没前後にも交通事故に注意が必要です。
(2)安全運転の励行
・運転者の交通ルール遵守の徹底
信号機の無い横断歩道で横断者がいる場合には車は停止しなければなりません。県内では未だ約7割が停止していない状況があります。
・妨害運転・迷惑運転等の啓発強化
いわゆる「あおり運転」や携帯電話使用などの「ながら運転」は、危険性と迷惑性の高い行為であり交通事故にも直結します。ルールとマナーを守り、お互いに思いやることが大切です。
(3)自転車の安全利用の推進
・自転車の交通ルール・マナーの周知徹底
昨年の自転車事故は、事故全体の約25%を占め、事故が減少する中、自転車事故の割合は増加しています。
ちばサイクルールは、自転車利用時のルールを簡記したもので、広く周知する必要があります。
・自転車の安全利用の促進等
自転車事故では頭部への外傷が最も多く、自転車用ヘルメットの着用が有効です。
また、自転車は自動車のような自賠責保険制度がありません。事故での多額賠償の事例も多く、自転車保険への加入が必要です。
(4)飲酒運転等の危険運転の防止
過去2年の飲酒運転では、50歳代が最も多く20歳代から40歳代までは高水準で横ばいです。二日酔いでの運転をしないように十分注意しましょう。
また、自転車の飲酒運転も摘発対象になります。特に、家飲み(宅飲み)では、飲酒量に注意し、飲酒後の運転はやめましょう。飲酒運転は重罪です。あなたや家族を不幸にします。絶対にやめましょう。
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■随想 島津幸生
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