130,000部発行
2021年1月8日
通巻第292号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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元部下への逆忖度?
親族職員を大甘処分

亀井琢磨市議
 元最高幹部職員の親族の本市職員の男が、電車内で20代女性に下半身を押し付けるなどしたとして、「千葉県迷惑防止条例違反」の疑いで逮捕された事件につき、この男が平成20年にも電車内で下半身を露出させて公然わいせつ罪で10万円の罰金刑を課せられた前科があるにも関わらず、停職六か月の処分で済ませたことに批判の声が上がっている。
 この男は稲毛区役所に勤務していた40代の職員で、義父が本市の元最高幹部だという。同一職員の逮捕が複数回にわたった例は、過去20年間でほかに例がないと、昨年末の定例議会で、無所属で未来立憲ちば会派に所属する亀井琢磨議員(中央区)の質問に総務局長が答えた。
 市が亀井議員に質問を取りやめるよう圧力をかけたとの話もあり、市の対応には問題が潜んでいる。亀井議員が他の処分例と比較して甘いのではないかと追及したところ、市は「過去に非違行為があったかを含め、総合的に判断して処分を決めた」としている。亀井議員はこの男の行為が2度目であることを重く見て、「自主的に降格を申し出れば、罪一等減じるのか」と再度問いただしたところ、市はまたしても「総合的判断」を根拠に明確な答弁を避けた格好だ。「6か月以下の懲役または50万円以下の罰金」(令和2年に1年以下の懲役または100万円以下の罰金に改正)である盗撮では、初犯で懲戒免職になった例が平成20年以降だけで5件、減給と停職が1件ずつあるのに対し、「6か月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金」である本件で、しかも2度目だというのに甘い処分だと疑問を投げかけている。
 亀井議員は、「本市職員の痴漢行為では不起訴になったにもかかわらず市が停職処分とした例が過去に2件あるが、この男は前回も減給処分にとどまっており、整合性が取れず、市民に説明できない」と憤っている。
 「処分決定に第三者委員を関与させ、処分決定の会議録を公開してはどうか」などとも求めたが、市は導入に難色を示す答弁しかしなかった。
 市民の安心・安全のための施策として今後検討する必要があると亀井議員は訴えている。

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1600万円かけて応募ゼロ
市長肝いり「100年ダンス」

伊藤隆広市議
 本市の市制施行100周年事業に関連させ、人生を100年生きるための健康体操として熊谷市長肝いりで考案された「100年体操」が不人気で、動画募集に応募がゼロの状態であることが明らかになった。無所属の伊藤隆広議員(美浜区)の一般質問に対し、「たばこによる健康影響の低減や人生100年時代の啓発」というよくわからない目的のために、1600万円もの予算を投じたと保健福祉局長が答弁した。「左右で違う動きをする脳トレの要素や全身運動を取り入れて、だれでも手軽に楽しく運動習慣を身につけるためのきっかけづくりになる」としているが、動画の応募がないことは市民が関心を示していない証拠だと伊藤隆広議員はいう。たばこによる健康への影響といってみたり、運動習慣と言ってみたり、人生100年時代といってみたり、答弁が一貫していない。
 伊藤隆広議員を選出した美浜区では、先だっても稲毛海浜公園の8億円かけた白砂導入が一週間で吹き飛ばされた壮大な無駄遣いが露見したばかりだが、こんな意味のない体操に1600万円もかけ、なんの成果も強調できない答弁に「とんでもない税金の無駄遣いだ」との声が届いているという。
 伊藤隆広議員は、「失敗を認めて今後改めるとでも答弁してくれればまだ救いがあるが、この期に及んでなお、啓発に努めるというようでは、無駄遣いは改まらないのでは…」と指摘した。

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