130,000部発行
2021年1月8日
通巻第292号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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想い出の人
 アルベルト・フジモリ元ペルー大統領とお会いしたのは今から約18年前のことである。フジモリ氏は当時大統領の座を追われ一時日本に亡命し、再度ペルーの大統領選に再度出馬する考えであった▼ペルー大統領時代に大規模な経済改革を実行し、国内の経済に関する整理や法律の改正や額国資本の誘致など積極的に行いペルーの経済状況を劇的に変えた。このためペルー国内ではフジモリ大統領の再出馬を要望する声が多く、それに応えようと意気込んでいた▼ところがフジモリ氏は資産の差し押さえにあい資金が全くない状態であった。当時フジモリ氏は目黒区のホテルに身を寄せ、ホテルのK女史に面倒をみていただいていた。K女史はフジモリ氏の選挙資金集めに奔走していた。誰の紹介か忘れたが、この話が小生の耳に入った▼そこで小生は男気のある友人にその話をしたら「一肌脱ごうではないか」と言われ、直接フジモリ氏に会うことになった。場所はK女史が経営する目黒のホテルだった。夕食をしながら支援の話をして、友人はフジモリ氏に百万円を手渡した▼その後、小生のカメラでフジモリ氏と友人は記念写真を撮った。友人はその写真入りのテレホンカードを作り、自慢げにあちこちに配布した。小生もそのテレカを大事に持っている▼ペルーに戻ったフジモリ氏はその後再び収監され、大統領選挙には出馬できなくなった。日本滞在当時、日本の国政に出馬する動きも見せたが叶わなかった。 (正)

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市民ガイド
千葉県立美術館
令和2年度特別展 日本文化の華 大相撲展「やっぱり相撲は面白い」見て、学んで、体感して…そしてもっと好きになる!!☆内容・相撲は美しい!相撲は芸術家を刺激した!相撲の魅力をさまざまな視点から紹介!▼日時・令和3年1月16日(土)〜3月21日(日)▼会場・お問い合わせ・千葉県立美術館Tel043-242-8311(〒260-0024千葉市中央区中央港1丁目10番1号)
千葉経済大学地域経済博物館
特別展示「1960 飛躍の影チバ」本展示では飛躍とその陰にある知られざる経済成長の裏面に焦点を当てて、千葉県の急成長のもう一つの実態を紹介します。▼会期・1月16日(土)〜3月19日(金)*開館日火曜日〜土曜日*休館日・日、月曜日*開館時間9時〜16時▼会場・問い合わせ・千葉経済大学総合図書館棟1階(千葉市稲毛区轟町3-59-5)Tel043-253-9843 FAX043-253-9949 Mail:museum@cku.ac.jp
「HIROMI GO CONCERT The Golden Hits」
☆日時1月31日、開演17時30分▼会場・千葉県文化会館大ホール*全席指定8,000円
話し方実践講座
話し方のコツを学び、わかりやすく人の心をつかむ話し方を身につけることをめざす実践講座☆講師・椿 景子(国際ファシリテーション協会専務理事)▼対象・Zoom経験者*参加費無料▼定員20人(多数の場合、抽選)▼申し込み・1月31日18:00までにEメールで講座名「話し方」、お名前、連絡先を明記して、市民活動支援センターinfo@chiba-npo.netへお申し込み下さい。▼問合せ千葉市民活動支援センターTel043-227-3081
第10回青葉の森落語まつり
☆出演者・柳家花緑、林家たい平、月亭方正▼日時・1月23日(土)14時開演▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール*全席指定3,900円(未就学児の入場はご遠慮下さい)▼問い合わせ・青葉の森公園芸術文化ホールTel043-266-3511・https://www.aobageibun.com(千葉市中央区青葉町977-1)
千葉のむかし話 こども語りべ
▼内容・「千葉のむかし話」「こども語りべ」講座受講生による語りの会。講師ひがき順子さんも出演予定!▼日時・1月11日(月・祝)午前の部10:00〜12:00午後の部14:00〜16:00▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール*入場無料。年齢制限なし▼語り・語り読み演目・かっぱのおんがえし、三つざきにされた竜神さま、ネコじゃののさん、岩和田の大あわび、他*午前と午後で演目が変わります▼主催・問い合わせ・青葉の森公園芸術文化ホール(9時〜17時/月曜休館)中央区青葉町977-1
Tel043-266-3511 FAX043-266-1660
池田有沙ヴァイオリン・コンサート
▼日時・2月6日(土)14時開演▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール♪演奏予定曲・ヴァイオリンソナタイ長調(フランク)愛の悲しみ(クライスラー)タイスの瞑想曲(マスネ)他*ピアノ・横田知佳▼入場無料、当日直接ご来場ください*4歳未満のお子様のご入場はご遠慮ください▼主催・お問い合わせ・青葉の森公園芸術文化ホール・中央区青葉町977-1*Tel043-266-3511(月曜休館)
朗読劇
山本周五郎「おもかげ抄」・芥川龍之介「蜘蛛の糸」▼日時・2月11日(木・祝)15時▼会場・千葉県文化会館小ホール*自由席:3,000円(学生2,000円)*未就学児入場不可☆出演・見上裕昭・南一恵▼チケットのご予約・お問い合わせ・千葉県文化会館043-222-0201
にじおとコンサート
大人から子供まで一緒に楽しめる「にじおとコンサート」。今回はリズミカルな曲を集めてみました☆プログラム♪情熱大陸/スペイン/ブロードウェイメドレー/天使にラブソングを他▼日時・1月31日(日)14時開演▼会場・千葉県文化会館小ホール*大人1,000円・子供(小学生以下)500円▼問い合わせ・千葉県文化会館Tel043-222-0201
モノレールが一部運休
千葉モノレールが軌道設備更新工事のため一部運休します。運休区間では振替輸送などを行います▼日時・1月23日(土)21時〜終電/運休区間・1号線千葉みなと〜千葉〜県庁前・2号線千葉〜千城台は臨時ダイヤルを運行
ギャラリー古島
「深川芳子 更紗・裂織・刺子展」1月8日(金)〜1月18日(月)*14日(木)休廊「中村寛治 教室展(日本画)」1月22日(金)〜1月27日(水)☆ギャラリー古島・中央区春日2-25-11・2F(JR西千葉駅西友側徒歩1分)Tel043-243-3313 FAX 043-241-3041

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今月の人
有限会社吉田勝次商店(吉田屋)
代表取締役 吉田 節子さん
 厳選フルーツギフトで人と人をつなぐ
 千葉市中央区本町に80年以上続いている果物と野菜の専門店がある。地元で長年愛されている有限会社吉田勝次商店、通称「吉田屋」だ。青果と酒類の卸売り・小売店として1936年に創業。現在は3代目として吉田節子さんが代表を務め、祖父の代から受け継いだ地域密着型の店を守っている。
 吉田節子さんは1963年生まれ。地元の小・中学校から千葉県立千葉高等学校、立教大学経済学部経済学科へ進み、卒業後は日本生命保険相互会社に入社し、法人担当の営業職に就く。「お客様に喜んでもらうためにとにかく一生懸命だった。がんばった分、会社が評価してくれたのでやりがいがあった」と振り返った。その後、東京海上日動火災保険で働き、代理店として独立し法人化。さらに、ファイナンシャルプランナーの会社も立ち上げ、二つの会社を経営した時期もあったという。そして、2014年に父親の跡を継ぎ、(有)吉田勝次商店の代表取締役に就任。地域の店舗や施設への卸業を続けながらも、珍しい商材を見つけ出しては生産者さんにオファーするなど新しいことにも積極的に取り組んできた。
 そんな吉田さんだが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け経営が厳しい状況に。「病院や学校への卸しが減り売上が半減した月もありましたが、祖父や父の代からのお得意様に助けられました。また、心配してくれた知人友人がフルーツギフトを注文してくださり本当に感謝しています」。現在はフルーツギフトの店頭販売に力を入れるため店舗を改装中とのこと。「今は大きく変化する時期。多くの経営者が事業転換せざるを得なくなり、そのなかでも売上を伸ばしている会社もあるので見習いたい」と前向きだ。
 厳選された季節の果物を盛り込んだ吉田屋のフルーツギフトは、多くの方に喜ばれてきたと話す。「ご両親の結婚記念日に贈って喜んでもらえたとか、取引先への手土産にしたら好評だったとか、うれしい報告が届きます。ギフトは贈る人と贈られる人をつなぐもの。絆を深めるために弊社のフルーツがお役に立っていると思うと幸せです」。
コロナ収束後は近所の方が集える場にと店舗にはカフェコーナーを新設し、地域のコミュニティづくりにも働きかける吉田さん。「本町にはいろいろなお店があるので、将来的には商店街のような賑わいをつくりだしたい」と生まれ育ったまちへの思いを語った。◇有限会社吉田勝次商店(吉田屋)◇千葉市中央区本町2-3-12◇043-222-2508
http://yoshidaya-chiba.com 【取材 真田はる代】

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随筆 お年玉
 美しい朝陽がリビングルームにも、窓からそそぎ込んでいた。儀ちゃんと結婚して初めてのお正月を迎えている私だった。
 前の晩は十二時になるまで、紅白を観ていたのだが、時々儀ちゃんがプロレス番組にチャンネルを替えてしまうので、じっくり観たという感じは全くないけど…私は儀ちゃんがプロレスやボクシング大好きなのを知ってビックリしたもんだ。
 どちらかといえば冷静な人だ。それがまるで自分が闘っているみたいにポーズまでとって声あげて声援している。考えてみると、特攻隊から始まって銀行勤務の間も常に彼は闘いの日々を送っていたのじゃないのだろうか?寝る前にお年玉を作った。
 儀ちゃんの親戚の子供と私の兄弟の子供、その他合わせて二十袋くらいかな。そこで私は言った。「誰も私にお年玉くれないもの。せめてお父さん私にも頂戴」「なんだあんたは子供じゃなくて俺の女房だぞ、お年玉なんてやれるかー」けんまくに負けず私はくい下がる。
 「こんなによくつくしてくれる女房をちょっと喜ばせようという気持ちもっていいじゃないの」と、すると儀ちゃんは「バカバカしい」とだけ言って片付けてしまった。
 元旦はまず神棚から、井戸等々お水をあげてから、手を合わせて祈る。その後二人でリビングのテーブルでむかい合って座り「おめでとう」とあいさつを交わす。おとそを飲んで、おせちを少し食べてからお雑煮。儀ちゃんに命令されて作ったお雑煮だが野菜が何種類も入っている。
 味も希望通りに甘めにしてあった。私の実家のお雑煮はだしは鰹節だったが里芋しか入れない、ごくシンプルなものだった。これに慣れているので、何かしつこい味でとまどいながらもお雑煮を口に運んでいたが、お年玉が気になる。「おとうさんなにか忘れてない?」私はとうとう聞いてしまった。「おお、お年玉か」彼はふところから大きな祝儀袋を出して私にくれた。表に大きな字で「つける薬のない奥さんへのお年玉」と書いてあった。コンチクショウと思いながら中を見た。
 たった、たった一万円入っていた。わたしはこんなにつくしてきたんだもの、感謝の気持ちを込めて五万円は入っていると期待していたのに。「これだけ?」ときく私に「それだけの値打ちもない。新年からは少しはまともな女房になってくれ。どんどんしごくからな」だってさ。
 スゴーク落ち込んでしまったが、年の初めだ。言い返しせずに「ハイ」と答えた私だった。とても頭にきた思い出の一つだけど、やっぱり儀ちゃんのいないお正月、一人ぽっちはさみしい。空に向かって「おめでとう」と盃を上げてから一人おとそを飲んだ。

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