130,000部発行
2020年9月4日
通巻第288号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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敵は、口腔内にあり!
経済封鎖、都市封鎖より口腔封鎖では?
 「4月、5月は緊急事態宣言のもと、経済をいわば意図的、人為的に止めてきた。結果として非常に厳しい数字となった」と、西村経済再生担当大臣が認めるなか、大阪府の吉村知事がうがい薬が新型コロナ対策に有効ではないかと発言して物議をかもしているが、千葉市内の男性が「経済封鎖、休業要請、外出自粛や都市封鎖(ロックダウン)ではなく、必要なのは『口腔封鎖』であり、マスクをするだけではなく『うがいの励行』が欠かせない」とSNS上で主張して注目を集めている。男性は「緊急事態宣言が正しい措置だったのか、ここまで経済を止める必要があったのか」と疑問を呈しており、本紙の取材に対して熱い思いを語った。

 マクロ政策よりミクロ政策を
 敵の新型コロナウイルスは、口腔内の唾液の中にいる。この唾液が飛沫となって飛び散り、エアロゾル感染や接触感染のもとになる。だからキーワードは「唾液対策」であると男性は言う。飛沫感染を防ぐのにマスクは最大最良の安価な武器だが、飲食、洗面、入浴、睡眠時には、ほとんどの人が外してしまう。これが夜の街や飲食店、カラオケ、寮や各種施設、家庭等での感染拡大の原因になっているのが問題だという。だから、ウイルスが口の中にいるうちに退治すべきだとしている。PCR検査の拡充も必要だが、安倍首相が提起した1日20万件の検査すら実現できておらず、また、松戸市の検査機器メーカーが一般人にも取扱可能な世界的にも画期的な機種を発表したが、これを支援する動きすらない現状では、PCR検査拡充はそうそう期待できないとしている。開発が待たれるワクチンにしても、副作用に対する懸念が払しょくされているわけではないし、直ちに全国民にいきわたるだけ確保できるめどがたってはいない状況ではこれも対応策としてはまだまだ不十分だとしか言えまい。
 そこで考えるべきは「うがい薬」の拡充だという。敵はまず口腔内にいるのであって、はじめから街中や都市の中に潜んでいるわけではないことに注目すべきだから、開発費を投入して製薬企業各社に開発を競わせ、副作用の検証も進めながら正しい使用方法を啓発していかなければならないとしている。意外な盲点であり、私たちは大事な何かを見落としているのかもしれない。我が国の感染拡大の事情が欧米各国と異なる理由に、私たちには手洗いの習慣が根付いていることや、ハグに代表される濃厚接触の文化がないことなどが挙げられているが、言われてみないと効果に気づかないことばかりだ。
 政府も自治体の首長もマスコミも、緊急事態宣言を発動するか、休業要請や外出自粛を行なうべきか、あるいは陽性になった人の隔離対策や医療体制の確保にばかりに目が行っているが、我が国全体が感染拡大に対してある種「集団ヒステリー」的な状態に陥ってはいないかと男性は案じている。経済活動全体を止めてしまうアバウトな「マクロ政策」よりも、マスクやうがい薬の普及と啓発、各種店舗や施設などへの感染防止対策の徹底とパトロール強化といった「ミクロ政策」が必要なのではないか。ナノミクロンの見えない敵は口の中にいるのだから、そこを早めにうがい薬とマスクで封じ込めれば済むことだ。口腔内さえ封鎖してしまえば、極端にダメージの大きい「経済封鎖」や「都市封鎖」は不要になると男性は訴えている。政府もマスコミも私たち国民も、今一度冷静になって対応を考える必要がありそうだ。マスク・手洗いは奨励されているのに、うがいの効用が取り上げられてこなかったのは、考えてみればおかしな話だ。男性の考え方は明快でとても分かりやすく、説得力のあるものだと感じた。
 【文・今村敏昭】

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千葉県南房総市白浜町の海岸に来て
ゴミを置いていく方へ

放置されたBBQのゴミ
 「今年は海水浴場閉鎖の影響もあってか、キャンプ・バーベキュー禁止の場所でもテントを張ったり、バーベキューしたり無法地帯となっています。そして、その一部の方が放置するゴミでいつもの美しい海岸の景色が一転しています。ゴミは自然にかえりません。誰かが処理するまでそこにあり、海を汚します。見るに見かねた同級生たち、地元のボランティア、近所の方や子どもたちが炎天下でゴミを拾っているんです…。自宅の前にゴミを放置されたらどんな気持ちになりますか?」。そうSNSで発信したのは千葉市在住のSさん。先月、帰省した際に南房総市白浜町の磯笛公園の現状を嘆いた。住民たちの散歩コースにもなっている公園はいつも美しい景色が楽しめる場所だが、特に夏場は目に入ってくるのはゴミばかりだという。
 今年の夏は近場でレジャーを楽しむ人が増加するなか、南房総市は全面的に海水浴場が閉鎖されたものの、どの海岸でも泳ぐ人が増えていたようだ。ゴミ放置問題だけでなく、監視員がいない海岸での遊泳は大変危険であり、水難事故も発生している。警察・市・海上保安庁もパトロールしているが、目が行き届かないのが現状だ。海岸近くの公園の水道はシャワー代わりに使われてしまうそうで、南房総市は無料駐車場が多く、レジャー費用をかけたくない人が集まるのかもしれない。これらは全国的な問題であり、千葉市の海岸でも夏場はゴミ放置が増えるという。立て看板を設置してもモラルのない人には通用しないだろう。せめて子どもたちには「自分たちの出したゴミは自分たちで持ち帰る」という最低限のマナーを身につけてもらいたい。それにはまずは大人が手本を見せなければならない。

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千葉TVとTBSで本紙主幹出演
  千葉テレビ9月6日正午から放送の「快傑TV!」に本紙主幹が登場。また、9月13日にTBSの「噂の東京マガジン」で稲毛海岸の砂浜問題でコメントします。

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