130,000部発行
2020年1月10日
通巻第280号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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2020年 千葉ロッテ期待の新人選手
岩手県大船渡高校の剛腕佐々木朗希投手獲得
優勝目指して頑張れ!

前列左から部、佐々木、佐藤。後列右から本前、横山、福田、植田の各選手
 昨シーズンの千葉ロッテは、終盤で楽天に負けて惜しくもCSを逃し、リーグ4位の成績だった。しかし、ドラフトでは大船渡高校の佐々木朗希投手を一位指名で獲得したのは大きな成果だった。一方、鈴木大地内野手と涌井秀章投手、酒井投手が楽天に移籍したのは残念だが、見返りに美馬学投手と西牧賢二内野手を補強した。また、福岡ソフトバンクから福田秀平外野手を獲得したのは打線に期待がもてそうだ。
 昨年の新人選手発表会は12月9日(月)午後7時から幕張スプリングスホテルで開催された。
 ドラフト一位指名の佐々木朗希投手は剛速球で他球団からも指名されたが、井口監督のクジ運でロッテが交渉権を獲得入団が決まった。色紙に「気持ち」と書き、「ロッテが優勝できるように貢献したい」と語った。
 ドラフト二位指名の佐藤都志也捕手は東洋大学で活躍し打力もあるので、田村捕手に続く選手として期待されている。
 三位指名の高部瑛斗外野手は俊足と打力があり首位打者を目指している。横山陸人投手は専大松戸高校の出身。地元出身の選手として活躍が期待される。
 昨シーズンを振り返ると、日本ハムから移籍したレアードがリーグ5位の32本塁打を放つなど活躍。ホームランを打つと「寿司にぎり」のパフォーマンスでスタンドを沸かせた。
 投げてはチェン・グァンユウが自身最多となる44試合に登板し、ブルペンを支えた。また、途中加入のマーティンが52試合出場し14本塁打をマークしインパクトを残した。今シーズンは契約も合意し、フルシーズンの活躍が期待される。
 一方で、昨季貯金11を稼ぎ出したボルシンガーは4勝6敗と負け越し。防御率も4点台後半と安定感を欠いた。さらに新戦力のレイビンとバルガスは見せ場なく終え選外となった。

 引退する選手
 その他、福浦和也内野手引退、大嶺祐太投手と島孝明投手は戦力外、濱卓也内野手と伊志嶺翔大外野手はコーチに就任する。

新人選手のプロフィール
 佐々木朗希投手
 背17番。2001年11月3日生。右投げ右打ち。身長190cm・体重85kg 血O型 
岩手県・大船渡高等学校

 佐藤都志也捕手
 背32番。1998年1月27日生。右投げ左打ち。身長181cm・体重83kg B型 
福島県・聖光学院高等学校〜東洋大学。

 部瑛斗外野手
 背38番。1997年12月11日生。右投げ・左打ち。身長178cm・体重72kg A型 
神奈川県・東海大学付属甲府高等学校〜国士舘大学。

 横山陸人投手
背60番。2001年8月5日生れ。右投げ右打ち。身長179cm・体重76kg O型 
東京都・専修大学松戸高等学校。

 福田光輝内野手
 背40番。1997年11月16日生れ。右投げ左打ち。身長176cm・体重80kg A型 
大阪府・大阪桐蔭高等学校〜法政大学。

 本前郁也投手
 背120番。1997年10月2日生れ。左投げ・左打ち。身長175cm・体重76kg A型 北海道・札幌光星高等学校〜北翔大学。

 植田将太捕手
 背125番。1997年12月18日生れ。右投げ右打ち。身長180cm・体重83 AB型 
大阪府・慶應義塾高等学校〜慶應義塾大学

佐々木朗希投手

佐藤都志也捕手

部瑛斗外野手

横山陸人投手

福田光輝内野手

本前郁也投手

植田将太捕手

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熊谷市長、幕張へのIR誘致見送り
不可解な断念理由、背景に何が
 中国企業のIR参入を巡る汚職事件で国会議員が逮捕されるなどしている中、7日、熊谷市長が突然「誘致断念」を発表した。
 IR誘致へ向けて調査検討を進めてきた中での断念は、波紋や憶測を呼んでいる。これまで熊谷市長はIR誘致による多大な経済効果や、羽田と成田の中間に位置する幕張の立地の優位さを認め、地元企業などと精力的に調整を進めてきたはずだ。
 そんな中での断念の理由が開業後30年を経過した幕張メッセの老朽化や、会議場不足、周辺に高級ホテルがないこと、台風や大雨の被害が発生したこと、国から示されたスケジュールでは調整がつかないことなどでは、どうにも不可解で合点がいかない点が多い。
 老朽化や会議場不足、ホテル不足は市長就任時からわかっていたことで、何をいまさらと言わざるを得ないし、自然災害の発生をIR断念に結び付けることは困難だろう。
 選挙の審判を受ける身としては「誘致ありき、反対ありきではなかった」というしかないとしても、「国から示されたスケジュールでのIR誘致は行わない」というのはおかしい。
 スケジュールは分かっていたはずであるし、本当にわかっていなかったというのなら、本市の情報収集能力に大いに疑問符が付く。また、そもそも完全に「断念」すると言わず、将来に含みを持たせる表現にしているところも無責任だ。
 北海道が断念を発表した後、贈収賄事件が表に出た。この事件で捜索を受けた企業のトップが本市幹部と近しいとの情報もあり、今後の展開に気をもむ向きもある。
 誘致に向けて真摯に取り組んできた多くの人々の心情を思うと、「当面断念」の選択をするのなら、煮え切らない理由の説明に終わることなく、「見送り」に至る経緯をより詳細に説明する責任があろう。

 極めて残念
 ビートランセホールディングス代表取締役の吉田平氏は「IR幕張誘致を熊谷市長が断念したことは極めて残念である。今後幕張をどうするのか聞いて見たい」と語った。

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中国政府が千葉市に圧力?
香港動乱に対する決議は政令市初

桜井たかし議員
 12月17日に閉幕した千葉市議会では、混乱が続く香港で邦人保護などを求める決議が全会一致で採択された。ところが、この決議をめぐり、中国政府関係筋から、決議内容について照会があったという情報が寄せられた。これが圧力であれば仰天情報だ。
 千葉市関係筋によれば、中国政府関係筋から本市に対し、決議に関する「問い合わせ」があったという。あくまで「決議内容に関する照会」だったとしているが、本紙の取材では、「日中関係によい影響を与えない」として、決議の採択を暗に非難する発言もあったという別の情報も出てきた。
 決議の趣旨は、「デモ隊と警察の衝突を憂慮する」「一国二制度での発展を期待する」「邦人保護を要請する」「国に対応を求める」というものであって、直接中国政府や香港政府を非難する文言は見当たらないし、習近平国家主席がこの春に国賓として来日することにも触れてはいない。
 花見川区選出の桜井たかし議員の賛成討論によれば、「多くの犠牲者を出した天安門事件の悲劇の再発は避けねばならない。中国への身柄引き渡しが可能となる逃亡犯条例への香港市民の反発は激しく、自由は守られなければならない。香港と邦人を守るため、98万千葉市民も声を上げるべきだ。邦人保護のみならず、すべての人々の自由と安全、香港の人権尊重のために抗議することに意義がある。千葉市が声を上げることに大きな意味があります」と桜井議員は本紙に語った。

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