130,000部発行
2019年10月4日
通巻第277号
年間郵送購読料3,000円
発行責任者/佐藤 正成
発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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論壇 新聞は読み比べるべき
成田市 上田 真弓
新聞各紙には主義・主張があり、どんな記事を載せているか、社説では何を主張しているか、どんな投書をよく載せるかで、その新聞社の思想が分かる。
たとえば朝日・毎日・東京新聞は安倍政権に批判的で、原発反対、憲法九条を守れ、沖縄の米軍基地反対などの主義・主張が紙面に表れている。
最近では愛知県で開催されたが抗議が殺到したため中止となった「表現の不自由展・その後」についての記事で新聞の特徴が出ている。反日内容の展示に税金を使うのはおかしいという新聞と、表現の自由は守るべきだという新聞に分かれる。同じ新聞だけを読み続けているとその思想に染まってしまうので、他の新聞も読み比べることをお奨めしたい。
投書欄には様々な意見が載るが、前記の三社では安倍政権を批判する投書が多く、支持する意見は滅多に載らない。
憲法を守れという投書はよく載るが、改正するべきという意見はほとんど載らない。6月19日の朝日新聞に掲載された55歳主婦からの投書は、憲法九条を守れという典型例だ。
『中学3年の私は授業で日本国憲法を教わった。
九条に話が及んだ時、生徒から質問が出た。「戦力を保持しないなら、外国から攻撃された時、どうしたらよいのですか」と。その先生はまだ若く威厳など感じさせない人だったが、この時だけは真顔で静かな声でおっしゃった。
「丸腰でいいんだ」。この言葉に衝撃を受けるとともに、平和主義を掲げるということは、武力に対しても不戦を貫く覚悟がいるのだと思った。
当時みんな、この憲法を誇りに思っていた。改憲しようなどという声が上がるとは想像もしなかった。
2012年に自民党がまとめた改憲草案は九条以外にも多くの変更点があり、平和主義と民主主義を破壊するものである。絶対に反対だ。理想主義と言われようが、この憲法を守り、世界に発信し続けることこそが人類全体の幸福に寄与するものだと考える。
先生。私はあの時から今までずっと護憲派です。』
産経・読売新聞をずっと読んでいる読者は、朝日にはこんな投書が載るのかと驚くだろう。
相手が弱ければ徹底的にやっつけるのが世界の歴史であり現実だ。現に日本は中立条約を破ったソ連に満洲を攻められ、丸腰の一般の日本人が虐殺された。
もし日本が攻撃されても丸腰でいたら、日本人は虐殺され、日本という国は消滅して、攻撃してきた国の一部になるだろう。
九条を守れと言う人の中には、人を殺すくらいなら自分が殺される方がいいと言う人もいるが、自分の家族が目の前で殺されるのを黙って見ていられるのか。理想論ではなく、現実に合った対応が絶対に必要だ。
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