130,000部発行
2019年3月8日
通巻第270号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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本紙論説委員が市議選に
今村敏昭氏が稲毛区から出馬へ

今村敏昭論説委員、右は佐藤正成本紙主幹
安全確保に自ら行動
 今月29日に告示を迎える統一地方選挙、千葉市では県議選と市議選が行われる。市議選は花見川区・美浜区・緑区は定数より1人多い少数激戦の見込みであるものの、中央区・若葉区・稲毛区は定数より4人多い大激戦になることが予想されている。元職である本紙論説委員の今村敏昭氏も稲毛区から出馬する意向を示しており、本紙が過去に取り上げた記事を振り返りながら、市議選に臨む意気込みを項目ごとに聞いてみた。

高齢者施策と若者支援は一体で
 佐藤主幹・今村さんは、担当する「主張」の中で、「高齢者施策と子育て支援は一体のものだ」と言っていますが、どのような考えでしょうか。
 今村・高齢者施策の充実には、それを支える働く世代がいなければなりませんが、そのためには若い世代を支援する政策が求められています。また、高齢者施策が貧弱だと若い世代が将来に不安を抱かざるを得なくなります。若者もほんの数十年で高齢者になるからです。だから、別々のテーマとしてではなく、両方を一つの課題としてとらえるべきだと思っています。社会の構成は数十年先を見越して考える視点が大切です。
 佐藤主幹・具体的にはどんなことを考えますか。
 今村・まず高齢者の医療、介護の充実ですね。千葉県の医師・看護師の不足は高齢者問題でもありますが、医師・看護師に限らず若い世代の定住を促す魅力ある街づくりは若い世代の支援のために必要です。この両方を一体化して考える必要があると思っています。医療の充実は、救急医療や周産期医療につながるし、小児医療体制を今以上に整えて子育てをもっと支援しなければなりません。
 佐藤主幹・私も昨年病を患った折、車いすや介護タクシーの充実の必要性を痛感しました。高齢者施策の充実と若者支援策は密接不可分だというわけですね。
 今村・その通りです。そうしなければなりません。子育てや若い世代のために、税制や学童保育・託児施設の充実は、最低限必要です。働きやすい環境と住みやすい環境を整えないと、若い世代の定住が進みません。千葉駅構内に開設された子どもを預けられる施設を他の駅にも広げたいですし、学童保育の待機児童の解消は待ったなしです。
 ブロック塀の修理
 佐藤主幹・先月号で柏台小学校の通学路の高台の空き家の壊れかけたブロック塀を、勝手に修理したと聞きました。行政がやってくれたのではないのですか。
 今村・空き家の所有者と連絡が取れず、行政は手が出せなかったんですが、児童の安全確保のため、緊急避難的に私の責任で建設会社に施工を依頼しました。
 佐藤主幹・勝手にやって問題はありませんか。
 今村・事故が発生し、死傷者が出てからでは手遅れです。民法の規定に従った必要最小限の工事にとどめたので、問題はないと思っていますし、いま、何をすべきかを考えればやるべきことははっきりしています。「公助」が期待できないなら「自助」でやるしかない。
 動かない行政 
 佐藤主幹・なるほど。動かない行政についての相談がよく本紙に寄せられますが、どう思いますか。
 今村・「動かない」のか「動けない」のか見極める必要があります。単に動かないだけであれば、申し入れには意味がありますが、動けないものにはいくらねじ込んでも無意味です。別の手段を講じなければなりません。小仲台5丁目の「丸よし公園」のカラスの巣の撤去や、西千葉駅北口バス停の大木の枝の伐採、市営霊園わきの市道の路盤崩壊補修は、実は危険な状態のまま放置されていましたが、行政に働きかけた結果、処理してもらえました。また、稲毛駅東口の不適切なビル改装工事への対応のように、行政が直ちに動いてくれたケースもあります。ケースバイケースで一概には言えません。とにかく、相談次第ですね。
 あかいの郷、毘沙門堂
 佐藤主幹・本紙が取り上げたあかいの郷の乗っ取り事件、千葉市が創業者一族に虐待の濡れ衣を着せて追放した事件がありました。
 今村・千葉地裁が、あかいの郷には虐待はなかったと判決を出したと聞いています。職員が市に事実に反する報告を行ったことや、施設の運営には素人の弁護士が介入したことで話がこじれ、いくつも裁判が起こされるほど、混迷を深めました。今後の施設の運営の安定を確保することが第一だと思います。
 佐藤主幹・次に、稲毛駅西口の商店街に毘沙門堂という宗教団体による納骨堂建設も地元住民との間で大きな問題になりました。
 今村・正規の手順で申請があれば、いかに反対があろうと行政は様々な許認可を下ろさなければならない立場ですが住民が示す多くの疑問点に回答が示せなかったことは考えなければならないかもしれません。住民と事業者の間に立って相互理解を進めるのが行政の責務のはずだからです。市が積極的に仲立ちをしていれば済んだかもしれないものを、調査権限がないことや守秘義務を理由に対応がとれなかったために住民の不信は募り、結局、事業者も面倒を背負いこむだけになりました。今後の大きな課題として役立てていかなければならないと思います。
 宗教へ市有地売却
 佐藤主幹・今村さんが裁判を起こしてまで追及した宗教団体に園生町の市有地売却問題もありましたね。
 今村・はい、市有地が民間に売却されてマンションが建設されていれば税の増収が見込めたのに、固定資産税が無税となる宗教法人に売却したことで億単位の損失を招きました。住宅地の中に立派な宗教施設が完成していますが、売却決定に違法性はなかったとしても、政策決定は目の前の利益だけではなく長期的視点による判断も必要だったと今でも思っています。
 市政の課題
 佐藤主幹・千葉市の最大の課題は何ですか。
 今村・千葉市にはまだ1兆円の借金があります。引き続き財政の健全化に取り組むことと、税収の確保に努めることです。先立つものがないと、どんな政策も実行できなくなるからです。海辺の開発と千葉駅周辺の再開発は続いているし、教育行政の問題、市役所本庁舎や市立病院の建て替えなどのほか、行政課題は山積しています。来年のオリンピック・パラリンピックへの対応もあります。
 佐藤主幹・議員になったら何をしてくれますか。
 今村・稲毛新聞にかかわって、市民の方からのたくさんの相談・苦情に接してきました。取材を通して様々な問題を目にすることができました。成果もあげられましたが、役に立てなかったこともありました。議員の立場になれば確実にやれることが増えます。行政課題にとどまらず、市民の日常生活をめぐる課題に取り組んでいきたいと思っています。
 佐藤主幹・期待しています、有難うございました。

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建国記念の日を祝う県民の集い
第125代今上天皇即位30年を祝う提灯行列
森田県知事・門山衆議院議員・河野・臼井県議が祝辞
 

開会の挨拶をする金子実行委員・右は森田知事、門山衆議院議員など来賓
「第31回建国記念の日を祝う 千葉県民の集い」が、今年も2月11日(月)午後1時から千葉県教育会館より開催された。第一部の式典では金子実行委員の開会の言葉に続いて来賓の森田健作知事、門山衆議院議員、河野俊紀・臼井正一県議会議員、おかみさん会会長吉成庸子さん、かずさ万燈会代表渡元貴氏がそれぞれ挨拶。第二部の記念講演では講師のケント・ギルバート氏(カリフォルニア州弁護士)が『日本覚醒 素晴らしい国、日本に告ぐ』と題して記念講演を行った。この後、伊藤哲夫氏(日本政策研究センター代表)が『御代替わりの意義と国民の心構え』と題して、今上天皇の退位と、新天皇の即位の一連の儀式・大嘗祭など、日本の皇室・伝統文化について詳しく解説した。午後4時過ぎから中央公園で第125代今上天皇即位30年を祝う提灯行列のセレモニーが行われ約700人が行列に参加した。   【取材・佐藤正成 】

ケント・ギルバート氏の記念講演要旨

ケント・ギルバート氏
 ケント・ギルバート氏は米国人である。流暢な日本語で「日本覚醒、素晴らしい国日本に告ぐ」と題してパワーポイントを用いて分かりやすく解説した。
 まず初めに、神武天皇が誕生した(2697年前)この頃ローマ帝国が栄えていた。次いでフランス、イスラム(中東地域)、スペインがアメリカ大陸まで支配した。キリストイスラム地域に台頭。その400年後、モンゴルが日本に侵攻(鎌倉時代)したが失敗に終った。次いで元国(中国)。南米にインカ帝国(ペルー)が誕生。ロシアが北アメリカまで進出したが日本の天皇制はずっと続いていた。
こんなに素晴らしい伝統文化があるのに日本人はそう思っていないのが残念だ。
 日本は大国
 ギルバート氏は、日本は大国ですか?と会場に尋ねたところ、ほんの僅か。ギルバート氏は日本は大国ですと答えた。日本は鎖国政策を続けていたが江戸時代から教育が行き届いている。とくに、明治政府は不平等条約を解消し近代国家にした。その後、大東亜戦争が始まり、日本が敗戦したが戦後、新渡戸稲造氏が武士道を広めた。その戦後を検証したい。マッカーサーが厚木飛行場に降りたが丸腰だった。これは異常である。本来ならば護身用に武器を持って降りなければならない。なぜならマッカーサーは日本人を信用していたからだ。この時マッカーサーは日本のすべてを変えると決意、物資がない日本を支援しようと、脱脂粉乳やトウモロコシの缶詰などを配給し、食糧支援を行った。
 次に着手したのは農地改革。次に有能な教師や学者を公職追放し、共産主義者を大学・公職に配備した。
 次に日本は悪い国とする教育改革を進めた。共産党は労働者を味方にしてゼネストを企てたが、マッカーサーはこれを阻止し、共産党の活動を禁止した。
 当初は天皇を処罰する案もあったが、マッカーサーは日本国民は天皇を尊敬しているのでこれを利用することで国体を維持できると考えアメリカ大使館で数回面談し、天皇擁護を盛り込んだ憲法草案を考えた。
 憲法草案はマッカーサーの配下の24人の民政局員(ホイットマン局長)に一週間で作成せよと命じ、これを吉田茂氏に提示、認めないと天皇の命が危ないと脅した。吉田氏に渋々了解させ昭和21年11月3日に公布、昭和22年5月3日に施行されたのが現憲法だ。
 今の憲法について草案を書いた元職員に聞いたところ「えっ、まだそのままですか?改正しなかったのですか」と答えたという。
 マッカーサーは憲法草案に三原則を盛り込ませた。
一、天皇は国家の元首の地位にある。皇位は世襲される。天皇の職務および権能は、憲法に基づき行使され、憲法に表明された国民の基本的意思に応えるものとする。二、国権の発動たる戦争は廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争、さらに自己の安全を保持するための手段としての戦争をも放棄する。日本はその防衛と保護を、今や世界を動かしつつある崇高な理想に委ねる。日本が陸海空軍を持つ権能は、将来も与えられることはなく、交戦権が日本軍に与えられることもない。三、日本の封建制度は廃止される。貴族の権利は、皇族を除き、現在生存する者一代以上には及ばない。華族の地位は、今後どのような国民的または市民的な政治権力を伴うものではない。予算の型はイギリスの制度に倣うこと。
 WGIP政策
 マッカーサーは日本占領統治に当たりWGIP政策を打ち出した。それは「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」であった。その一は東京裁判は戦争責任は日本だけにあったと思い込ませる。二は、教育改革。日本に生まれた誇りを持たせないための学校教育施す。三は、日本国憲法は武力を通じて日本を守ることは悪だと信じさせる。四は、プレス・コード。検閲を通じて日本のマスコミ情報を統制・管理する。具体的には(1)GHQに対する批判(2)極東国際軍事裁判批判(3)GHQが日本国憲法を起草したことの批判(4)検閲制度に対する言及(5)アメリカ合衆国への批判(6)ロシア(ソ連邦)への批判
(7)英国への批判(8)朝鮮人への批判(9)中国への批判(10)その他連合国への批判(11)連合国一般への批判(12)満州における日本人の取扱いについての批判(13)連合国の戦前の政策に対する批判(14)第三次世界大戦への言及(15)冷戦に関する言及(16)戦争用語の宣伝(17)神国日本の宣伝などの報道規制で30項目もある。
 ギルバート氏は現日本国憲法は改正すべきと訴えた。(以下省略)

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狭すぎる歩道、長年放置
人がすれ違うのも困難

狭すぎる歩道
 弥生町の千葉大学と黒砂台3丁目の住宅街の間を抜ける市道「文教通り」に設置してある歩道が狭すぎて危険だと、問題になっている。片側一車線の車道も狭いが、千葉大学側のガードレールが設置してある歩道の幅は約110pしかなく、歩行者が普通にすれ違うこともできない狭さだ。
 ベビーカーが通ると歩行者とのすれ違いすらできないありさまであり、市民ランナーは車道をランニングせざるを得ず、危険度は増している。
 反対側の住宅側の歩道にはガードレールすらないが、こちら側の歩道はさらに狭くなっている。 解決策は千葉大学側の歩道を拡幅し、十分な歩道の幅を確保する以外にないが、国有財産を触ることになる以上、市と国や国立大学法人千葉大学との交渉が求められる。
 かつて千葉大学内で歩道拡幅のために大学用地の提供が検討されたことがあるとの情報もあり、地域住民の期待が高まってきている。
 歩道に沿って、大学の敷地を1m程度後退させるのが望ましいが、テニスコートの端が歩道に近接していたり、変電設備が歩道近くにあったり、大木が何本も植えられていたりと、千葉大学の同意があったとしても課題は多い。市建設局は検討を始めざるを得ないだろうが、地域住民の安全確保のため、一日も早い対応を望むばかりだ。

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