130,000部発行
2019年2月8日
通巻第269号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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想い出の人
 当時、寒竹郁夫氏の著書(竹の思想)の勉強会を定期的に開催していたが次の講師を誰にしようかとなり、小生は田中正明氏がいいと提案した。言いだしっぺで小生が田中氏に講師を依頼することになり、阿佐ヶ谷駅近くにある田中邸を訪問し、竹の会の趣旨を伝え講演を依頼した。田中氏は快く承諾。2000年4月16日に稲毛海岸にあるロイヤルホストで一般公開セミナーを開催。約50人集まった▼南京事件の生き証人として知られる田中氏は、中支派遣軍司令官松井石根大将の特使として仕えていたので南京事件に詳しい。田中氏は自らが作製した南京城の図面を背に「南京30万人大虐殺はなかった」と訴えた▼当時の南京は人口20万人。世界各地から報道陣が120名以上取材に来ていたのに誰一人大虐殺を報道しなかった。そればかりか国際監視委員会から南京市民を保護したということで感謝状を頂いている▼南京が陥落したのは昭和12年12月。その翌年3月に南京の人口は35万人。松井大将の特命により6月に私は南京を訪問しその事実を確認した▼中国系アメリカ人アイリス・チャンは日本軍は南京で30万人虐殺したと書いた。インドのパール判事は東京裁判で「日本は無罪」と訴えた。「アメリカこそ日本人を何百万も虐殺した罪を負うべき」と語ったのが印象深い。 (正)

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論壇 がんばれ佐藤社長
成田市 上田 真弓
 稲毛新聞の佐藤社長が癌と闘っている。12月号に本人が書かれていたが、一昨年大腸癌の手術を受け、昨年肝臓への転移が分かったとのこと。私も癌と闘ってきた経験があるだけに、佐藤社長も覚悟と希望の両方を持って、この困難を乗り越えてほしい。
 私は1998年、一か月後に迫ったアメリカ赴任に向けて忙しい毎日を送っていた38歳の時、突然ひどい貧血に襲われた。
 病院に行くと即入院となり、詳しく検査したところ、血液の癌である悪性リンパ腫の四期と診断され、貧血を治すと同時に抗癌剤による治療が始まった。主治医から助かる可能性は50パーセントと告げられ、アメリカ赴任は中止になった。
 三週間ごとに抗癌剤を投与され、それを六回繰り返す予定だったが、三回目の投与が終わったあと、主治医に「治療の効果が見られません」と言われた。
 私は死を覚悟したが、紹介状を書いてもらい、最先端の医療が可能な大学病院に転院した。
 そこで更に詳しく検査したところ、私の悪性リンパ腫は最近の研究で分かってきた生存率の極めて低い難しいタイプであることが判明した。抗癌剤の種類を変え、まだ日本では承認されていないアメリカの抗癌剤も研究目的で使ってもらい、最後は無菌室に一か月入って、当時日本ではまだ百例ほどしか実施されていなかった末梢血幹細胞移植を受けた。
 入院は初めの病院を含めて十一か月にも及び、辛く苦しい治療だったが私はなんとか一命を取り留めた。しかし、退院後しばらくしてから再発の兆候が見られ、今度は放射線治療を一か月受けた。放射線の影響でつばが出なくなり、口に入れた食べ物を飲み込めなくて、64キロあった体重は53キロになった。味覚と嗅覚がおかしくなり、味もにおいも分からない状態が数年続いた。
 厳しい治療でからだの抵抗力が衰えてすぐに熱を出し、再発する可能性も高いので、私は三年間も会社を休職した。
 復職して間もなく、今度は右の腎臓に癌が見つかり、摘出手術を受けた。二種類の癌の再発を心配しながら仕事を続けることが精神的にも限界で、私は43歳の時に会社を辞めた。
 いつ再発して死ぬか分からない状況の中、私は歴史研究の活動や教科書をよくする活動に参加し、台湾との交流も始めた。
 千葉市議会議員だった宍倉清藏氏や成田市の小泉一成市長など、教育問題に熱心に取り組む議員たちと知り合い共に活動し、それらの活動の中で佐藤社長と知り合って論壇の執筆を頼まれた。
 幸い私は元気に生きている。昔から言われている通り健康が第一だ。
 佐藤社長が元気になることを祈っている。

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