130,000部発行
2019年2月8日
通巻第269号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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倫理法人会・千葉地区賀詞交歓会開催
高橋史朗氏が記念講演

千葉地区賀詞交歓会で講演する高橋史朗講師(円内)
 去る1月26日(土)千葉市中央区にある「TKPガーデンシティ千葉」を会場に「平成31年度千葉県倫理法人会千葉地区賀詞交歓会」が盛大に開催された。
 最初に、千葉地区会長の齋藤治雄氏が「子どもたちは10年・20年後に社会で働く人たちで、子育ては大切。今日の講師のお話を家庭や職場に持帰り、次世代に伝えていただきたい」と挨拶。続いて、第1部では、麗澤大学大学院特任教授で一般財団法人親学推進協会会長の高橋史朗氏が「日本を取り戻すには家庭教育から〜親が変われば子供も変わる〜」と題して記念講演を行った。

日本を取り戻すには家庭教育から
【高橋氏の講演要旨】
 今のギャルママは子どもが可愛いと思えず、母親はこうあるべきと言われるとつらくて苦しいという。親が親として育つように支援する必要がある。
 現在、万引きは小学生でも多いが、65歳以上で万引きをする人が3〜4割で最も多い。万引きをした高齢者は『寂しかった。スリルを味わうことで生きていると実感』と答えている。
 日本を取り戻すには我々祖父母世代と親世代と子ども世代の3世代に対する教育支援が必要だ。
 私は、以前、親学の前に師範塾を開き10年以上指導をした。教師の教育力を育てなければ子どもを教育することはできない。しかし、1999年頃に学級崩壊という問題が起きた。教師の教育力でも解決が困難という状況だった。
 ある精神科医が『母という病』『父という病』『夫婦という病』という著書を書いたが、家族が崩壊しているため小学校に入る前に問題がある子どももいる。子どもは、母親に褒めてもらいたい・認めてもらいたいと思い、母親にとって良い子を演じているのではないだろうか。つらいことがあっても母親がまるごと受け止めて抱き締めてあげることが大切。日本人は素晴らしい感性を持っているが、働きかけをしないと育たない。『きれいな星だね。美しい花だね』と常に子どもの感性に働きかけることも大切。江戸期の子どもたちは元気に過ごしていた。江戸期の人間教育の基本は『慎独』。つまり現在の『育自』という意味で、自分自身の心にどう向き合ってどう育てるかを考えて生きていた。親は『育自』にも向き合うべきだ。
 最近は共働きで保育所に預ける人も増えたが、預ける人も3歳まで家庭で育てたい人も公平に保障をしなければならない。
 保育現場や家庭でも虐待の問題が起きているが、安心・安全に子育てが出来るようにする必要がある。
 『家族・地域の絆再生』政務官会議プロジェクトが結成され『経済の物差しから幸福の物差しを取戻さなければならない』という結論を出した。
 経済の物差しと幸福の物差しをバランス良く両立をさせることが大切だ。
 現在、8県6市に、親になるための学びと支援対策として『家庭教育支援条例』が作られた、親の役割の基本は『生活習慣を身に付けさせること』『自立心を育てること』『心身の調和の取れた発達を図ること』が大切とある。
 子どもを自立させるためには『愛着(子どもの存在を受容し、生まれてきてくれたことに感謝する)』の次に『他律』から『自律』へ導き、『自立』を目指すというプロセスが重要だ。
 『けなされて育つ子どもは人をけなすようになる。不安な気持ちで育てると子どもも不安になる。可哀そうな子だと言って育てると惨めな気持ちになる。親が人を羨みながら生きていると子どもは人を羨むようになる。叱りつけてばかりいると自分は悪い子だと思ってしまう。励ましてあげれば子どもは自信を持つ。褒めて育てれば明るく育つ。愛して育てれば子どもは人を愛することを学ぶ。認めてあげれば子どもは自分を好きになる。守ってあげれば強い子に育つ。分かち合うことを知れば分かち合いを学ぶ。親が正直であれば正直に生きることの大切さを知る。子どもを公平に育てれば正義感を持つ子どもに育つ。優しく思いやりを持って育てれば優しい子どもが育つ』と訴えた。(以下省略) 質疑応答では、5人の子育て真最中という佐倉市の男性が「育児のために効果がある具体的な行動を教えて欲しい」と質問。高橋氏は「褒めて育てることが大切。発達障害の人にも褒めることで改善につながる。褒めて達成感を感じさせること。また、否定的な事を言わず、肯定的な言葉を使う。温かい愛情で接することが大切。親自身も自分を育てる育自≠ノ励み、親自身が元気に幸せになることが重要」と答えた。
 講演会終了後の第2部では、懇親会が開催された。 吉田平千葉県倫理法人会会長の挨拶に続き、祝電披露、国会議員などの来賓紹介が行われた。
 乾杯の後に続いて、我が単会の美について実籾富二男千葉市会長、山本優花見川区会長、塩田久嗣稲毛区会長、石月知明中央区会長、金英泰美浜区会長、小川貴央四街道市会長、吉田とく佐倉市会長が「我が単会の美」について10項目を発表。和やかな歓談が繰り広げられる中、中締めは梶原等千葉県倫理法人会副幹事長が三三七拍子でめでたく締めた。この後、全員輪になって「ふるさと」を合唱して終了した。

吉田千葉県会長

梶原県副幹事長

実籾千葉市会長

山本花見川区会長

塩田稲毛区会長

石月中央区会長

金美浜区会長

小川四街道市会長

吉田佐倉市会長

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