130,000部発行
2018年9月7日
通巻第264号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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櫻井俊雄元理事長が市に訴える
自ら調査した結果、虐待はなかった!
社会福祉法人「あかいの郷」は創業者へ返還すべきだ

あかいの郷を創業者に戻せと折原秘書室長に訴える櫻井氏
 これまでたびたび報じてきた千葉市による「あかいの郷」乗っ取り騒動。無実の罪で追放された創業者の後任として理事長に就任した櫻井氏も弁護士らの策略で追放され、この記事を取り上げた本紙主幹と櫻井氏は共謀して名誉棄損で訴えられ一審では敗訴した。
しかし、高裁・最高裁では櫻井俊雄元理事長の解任無効の逆転判決で勝利したのは今から2年前である。違法な手段で理事長職を追われた櫻井氏はこのたび千葉市を訪れ、「私が調査した結果、虐待はなかった。理事長解任は無効であり、違法・不当な手段で千葉市が乗っ取り、元市職員による運営は許せない。あかいの郷を正常化するには、運営権の全部を創業家に戻すべきだ」と強い口調で申し入れた。あかいの郷は現在、元市職員が運営しているが「経営状態は悪化の一途をり毎月赤字が続き、改善の兆しが見られないままであり、このままでは破たんする危険性がある」(創業者・小川和人氏)と指摘している。

市の乗っ取り騒動に、新展開
 自身も身に覚えのない横領の濡れ衣で解任された櫻井元理事長は、名誉回復を図りながらもあかいの郷の正常化のため、できる限りまるく収められるよう、心を砕いてきた。そのため、市に強い抗議をしながらもどこかで一歩引く姿勢を貫いてきた。
 市が面目を失わないように配慮したからであった。
ところが市は、これまで再三報じてきたとおり、虐待をねつ造した施設の女性職員とその女性と情を通じた市の男性職員、事情を知らないまま顧問になった弁護士、創業家に背信行為を働いた弁護士などの諌言に疑うことなく従い、創業家や善意の職員らを排除してきた。その女性職員もいなくなった今、役員以下、施設幹部や職員の多くが市職員の天下りが占めることとなっている。市職員から天下った幹部は、月額50万円の報酬を得ているから驚きだ。

 益々悪化する経営
 特に騒動が明るみになって以降、赤字決算が続いているあかいの郷。職員の定着率は悪く、不足人数は派遣会社に頼らざるを得ないのが実情で、異常事態が続いている。そんな中で幹部が月額50万円の報酬を得ているのは何をかいわんやであろう。
 万一の事態が来れば、市民の税金からの補てんもありうることを肝に銘じなければならない。市主導で経営の受け皿となる法人探しが続けられているが、結果ははかばかしくない。
 あかいの郷の実情を知ると、どこの法人も乗り気ではなくなるのが実態だ。
 そこにきて役員から職員に至るまで市職員の天下りが大勢占めているようでは、民間の考え方をスムーズに導入できるか疑問を感じるばかりか、経営改善に成功しても、その段階で追放≠フ憂き目を見るのではないかと、市に不審の目を向ける法人も少なくない。
 櫻井俊雄元理事長は市に対し、「市の職員を施設から引き上げ、運営の実権を創業家の小川家に戻すべき」と強く申し入れた。また、それにともなう適正な人事を行う必要性も説いた。
 正常化が図られれば、職員の雇用状況の改善が見込まれることや、入居者やその家族の施設に対する不安も解消され、資金難も解消が図られるから、市にとっても最善の改善策であることを示したものである。裁判で解任無効を争った櫻井元理事長ではあるが、今回の申入れに際し自身の復職は申し入れていない。
 自己の保身を図る目的ではないことをはっきりさせるためだ。協力は惜しまない姿勢だけは今も変えていない。
 絡んだ糸がほぐしようのないほど泥沼化してしまっているが、今回の申入れは解決の糸口になるのは間違いない。すべては入所者とご家族のため、市の英断を期待したい。

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第43回 千葉の親子三代夏祭り
8月18日(土)・19日(日)に盛大に開催

パレード出発を前に千葉城鉄砲隊の号砲
 真夏の風物詩第43回千葉の親子三大夏祭りが去る8月18日・19日の二日間にわたり、千葉市中央公園を中心に盛大に開催された。
 18日(土)の前夜祭は、午前11時〜3時頃まで中央公園特設ステージで各種団体による生バンド演奏や舞踊、歌の数々が披露された。
 翌、19日(日)は朝から屋台や露天商が軒を連ね人出で賑わった。
 午後1時から特設舞台でオープニングセレモニーが行われた。
 熊谷市長は甲冑を身に纏い武者姿で挨拶。千葉城鉄砲隊の華々しい号砲を響かせ、各種団体によるパレードが行われた。先頭は千葉市馬術協会の協力による武者行列。甲冑姿のチビッ子たちや熊谷市長も馬上で歓呼に応えていた。
 パレードは院内小学校の鼓笛隊、千葉市消防局の音楽隊、よさこいソーラン各種団体など県庁前から銀座通り、栄町の目抜き通りを行進した。
 午後3時半から銀座通り、栄町通りを神輿や山車が掛け声勇ましく行進、沿道に大勢詰めかけた観客を喜ばせた。
 午後6時半過ぎから呼び物の「親子三代千葉踊り」。約2千人が踊りに参加。太鼓の競演で盛り上げた。「やっさいもっさの千葉踊り」は午後8時ごろまで繰り広げられた。
 千葉氏コーナーは相馬市、佐倉市、酒々井町、多古町、佐賀県の小城市などの出展もあった。

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事実婚、LGBT対象の「パートナー制度」
千葉市、全国初の制度導入発表
 先月29日、性的少数者(LGBT)支援制度の充実を求めた当事者団体に対し、相談を受けた横須賀市が「制度がある市町村に引っ越そうとは思わないのか」と発言したことが明らかになった。
 LGBTや事実婚に対する法制度の充実に全国的な進展が見られない中、千葉市はLGBTに限定せず、婚姻届を出さない事実婚のパートナーも広く対象に含めて、公的に「パートナー証明」を発行する方向性を打ち出した。
 入院の際の保証人や手術同意書への署名、相続手続やご遺体の引取り、預貯金の引出など、正規の婚姻関係にない場合は家族とは認められないことから、永年連れ添ったパートナーであっても不便を強いられることが多い。数十年行き来のなかった親族が突然現れて、手続きを済ませ、最も保護されるべきパートナーが放り出されるケースも相次いでいる。
 制度が導入されても法的取扱には影響はないが、発表された千葉市の制度が実現すれば、全国初と見込まれている。
今月から意見公募
 来年四月一日開始予定のこの制度は、「千葉市パートナーシップ宣誓制度」である。
 (1)市内在住か転入予定、(2)ほかにパートナーがいない、(3)成人である、などの条件を満たし、住民票や戸籍を提出して宣誓書に署名すれば、千葉市独自の「パートナー証明書」が発行される。渋谷区、世田谷区、札幌市、大阪市での先進事例はLGBTに限定した制度であるが、「事実婚」のパートナーも対象に加えた制度は全国初となる。
 この点を熊谷市長は、「婚姻制度をどうこうしようというものではないが、家族の在り方は多様だ。様々なカップルの不利益を取り除きたい」としている。
 千葉市でこの制度が導入されたからといって、宣誓したパートナーたちが法律上の夫婦とみなされるわけではないが、アパートを借りたり、病院の面会や保険金の受取人になる際などの「家族」の証明がわりになることが期待されている。
 ただ、海浜・青葉の両病院や、市営住宅の入居申込には直ちに制度が生きてこようが、民間に広く定着するまでには多くの紆余曲折が予想される。
  【取材・武田弥太郎】

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