130,000部発行
2018年8月10日
通巻第263号
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発行責任者/佐藤 正成
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論壇 日本テレビNNNドキュメント「南京事件Uについて」
成田市 上田 真弓
5月14日(13日深夜)に日本テレビで放映された「NNNドキュメント 南京事件U」は、日本軍が南京で中国人の捕虜約1万5千人を銃殺したという内容だった。これは小野賢二さんという人の調査に基づくものだ。
実は私は月刊誌『WiLL』2008年3月号に、この調査について書いた論文『朝日新聞は「南京大虐殺三十万人」を訂正・謝罪せよ』を掲載していただいた。私が指摘したのは捕虜の銃殺が本当かどうかではなく、小野賢二さんの調査によって、本多勝一記者が朝日新聞に書いて広めた南京大虐殺はまったくなかったことが明らかになったということだ。
小野賢二さんは本多記者が朝日新聞に書いた『中国の旅』を読み、中国の南京大虐殺記念館を見学して衝撃を受け、そんな虐殺が本当にあったのか確かめようと思い、南京攻略戦に参加した日本軍兵士たちの日記などを調べ、1996年に「南京大虐殺を記録した皇軍兵士たち」(大月書店)という本を出版した。
その序文を書いているのは本多記者だ。
南京攻略後の十二月十六日と十七日の二日間、捕虜収容所の火事が原因で混乱し、中国兵の捕虜約一万五千人を揚子江岸で銃殺した事が明らかになり、これにより南京大虐殺があったことが証明されたというのだ。
しかし、もしそれが本当だとしても、明らかになったのはそれだけで、本多記者が朝日新聞に書いた虐殺はひとつも確認できなかった。
本多記者は1971年に文化大革命中の中国に特別に入国を許可され、中国共産党が用意した場所に連れて行かれ、中国共産党が用意した人物の証言を朝日新聞に連載した。
それが『中国の旅』で、ここから南京大虐殺の嘘が広まった。本多記者本人は何の調査も検証もしていないのだ。
小野賢二さんは南京大虐殺があったという証拠を得るために兵士たちの日記を調査したのだが、皮肉なことに調査結果から得られたのは、『中国の旅』はでたらめだったという事実だ。『中国の旅』には次のような証言が書かれている。「虐殺は、大規模なものから一人〜二人の単位まで、南京周辺のあらゆる場所で行なわれ、日本兵に見つかった婦女子は片端から強姦を受けた。
紫金山でも二〇〇〇人が生き埋めにされている。こうした歴史上まれに見る惨劇が翌年二月上旬まで2ヶ月ほどつづけられ、約30万人が殺された」。しかし小野賢二さんの調査では、これらの事実はまったく確認されなかった。 捕虜約一万五千人の銃殺があったと言うなら、朝日新聞が広めた南京大虐殺の話はなかったという調査結果も同時に言わなければならない。
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