130,000部発行
2018年8月10日
通巻第263号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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人生百年時代の生き方
敬愛大学で生涯学習シンポ開催
 7月16日(月)、敬愛大学稲毛キャンパス3号館で、「人生百年時代の新たな学びのかたち」と題する生涯学習シンポジウムが開かれ約100人が参加した。
 最初に、東京大学高齢社会総合研究機構・副機構長の牧野篤さんが基調講演を行った。牧野さんは「日本人の平均寿命は女性が約87歳、男性は約81歳。現在は皆が同じ生活をする社会ではなく、個人が価値を創造できる社会・個人が孤立せず互いに支えあい自立する社会・信頼関係を結べる社会・人間関係をつないでいく社会を築く必要がある。自分たちで社会を作るという考えが浸透しなければ社会は展開しない。社会が安定することで国が安定する。大人も子どもも一緒になって小さくても顔の見える地域活動を多数展開することが重要。そのためには、学習や対話や新しい価値観を作り上げる作業が大切。学びは社会基盤であり生活の基盤である。大学が果たす役割は大きい」と語った。
 続いて、パネルディスカッション。司会は千葉敬愛短期大学学長の明石要一 さん。明石さんの「人生百年時代とAI時代をどのように生き抜くか?」という質問に、熊谷俊人市長は「現在、公用車にカメラを搭載して街を撮り続けている。道路の修復時期等がわかる。今年からゴミ収集車にGPS搭載し、収集ルートを把握、市民からの問合せにも対応している。市民が学びたいことをサポート出来る環境を作りたい。今後、市民も行政も様々な点で変わっていく必要がある」と語った。
 放送大学副学長の岩永雅也さんは「AIは過去の事を分析して今後の事を教える。AIの提案を人間が取組むことになるので、厳しい存在だ。放送大学での学習は教養が大事だが、職業に結び付く学習にも力を入れたい。他大学とも連携をして活動したい」と語った。
 セカンドアカデミー(株)エグゼクティブ・コンサルタントの佐々木偉彰さんは「セカンドアカデミーのキーワードは語学・心理学・マーケティングだが、心の問題をAIが扱うのは難しいだろう。マーケッターの人間がいなくなることもないと思う。現在、地域に根差した講座を開催しており、学習後、地域でアクションを起こし社会貢献をする人を増やしたい。人生100年時代は転職や起業という選択肢も増える時代。学びとアクションが重要」と話した。
 牧野さんは「故郷を離れた若者がまた戻ってくるような工夫が必要。故郷の中で自己実現が出来るような方策を地域で考えることが大切。一人一人が地域で学びながら自分を変えていくことも大事」と述べた。  【取材・浦野美智子】

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自衛隊、パワハラの隠蔽を調査
悪質事案が次々と明らかに
 本紙5月号で既報の自衛官のパワハラについて、航空幕僚監部はパワハラがあったことや、隊の幹部が上部組織に報告をせず隠蔽工作に走ったこと、幕僚監部の調査に事実と異なる回答をしたことを認定し、真相解明に大掛かりな調査を開始したことが分かった。
 パワハラ被害を受けた航空自衛隊岐阜基地の自衛官から相談を受けた千葉市の男性から通報を受けた航空幕僚監部が基地に連絡したところ、基地の責任者は被害自衛官を呼び出し、幹部らの前で千葉市の男性に解決したと電話を入れさせたが、隊の責任者は、はじめはもみ消しの事実を認めず、次には被害自衛官が勝手に男性に電話したと弁解しているようだ。
 衆議院議員が防衛省に隠蔽の事実を照会したことから本格的調査を開始することとなった模様である。
 議員の照会に対し、防衛省はパワハラの事実と隠蔽の事実を認めた。
 調査は現在も継続中であるが、関係者が正しい報告をしないことから、隊全体へのアンケート調査を手始めに、度重なる聞き取り調査にとどまらず、被害自衛官の私用パソコンの任意提出を受け、記録されていたパワハラに関する克明な記述をつかんだことで、パワハラの一端が明らかになった。
 調査は罵詈雑言や暴力、退職強要にとどまらず、パワハラを申告したことに対する暴言、沈黙、無視、職務に関する書面の放置にとどまらず、被害自衛官にわかるようにあからさまに被害自衛官の日常行動を記録して免職に持ち込むと脅してみたりと、信じられないほどの悪質なパワハラが組織全体で続いていると、被害自衛官は訴えている。
 幕僚監部の調査は国内の他基地に移動した関係者への事情聴取にも及んでおり、いずれ全容が解明されるものと見込まれている。 およそ考えられない次元の低いパワハラが、国民の命を守る自衛隊に今も存在してることが信じられない。徹底した調査で真実が解明されるのを待ちたい。 【取材・武田弥太郎】

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吉成庸子作品朗読と歌の会
視覚障害者支援チャリティー

贈られた花束前で吉成さん
 今年で5回目となる「声の花束」の公演が7月21日(土)市文化センターで開催され満員の盛況だった。
 開催前、県立千葉盲学校の大野校長はじめ来賓の方々の挨拶があり、熊谷千葉市長は挨拶の中でパラリンピックのゴールボールが千葉市で開催されることにふれ、市民の関心を求めた。
 そのあと主催者吉成さんから「県立盲学校」など3団体に寄付金が贈呈された。 吉成さんは感謝の言葉を述べ自分が生きている限り毎年続けて行きたいと決意を述べた。
 あご勇さんと藤田佳子さんの軽妙な司会で第1部は岸川りほさんのバイオリン演奏、ジャズピアニスト大原保人さんの伴奏で吉成さんの作品の朗読、大原さんのピアノ演奏、売出し中の歌手吉成ゆいさんの歌などバラエティ豊かな内容。第2部は今年も高田恭子さんの大ヒットした「みんな夢の中」などの歌と楽しいトークで会場を盛り上げた。

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