130,000部発行
2018年8月10日
通巻第263号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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生活保護、不正受給の実態の数々
収入無申告からヤミ貸金業まで
 クラブ勤めでの収入を隠し、複数の男性からも援助を受けながら、高級車を乗り回し、生活保護費に含まれている家賃を支払わず、転居費用まで保護費で賄っている事例を報じた先月号は大きな反響を呼んだ。本紙に多くの情報が寄せられたことから、追跡取材を行ない、その一部をお届けする。先月号で報じた不正受給を指摘された女性に関しては摘発に向けての動きが出てきたが、不正追及に及び腰の本市や県警が適正に対応するかどうかに注目が集まっている。 【取材・武田弥太郎】

真実の受給者を守る苦悩
 辞めたはずのクラブ勤めが現在も続いている証拠、他人名義の車両であっても、生活保護受給者に禁じられている乗用車の使用を依然として続けている実態を裏付ける証拠、それに手を貸す会計事務所職員の男性の存在、その男性以外にも複数の男性から支援を受けている実態、そのうちの一人は反社会的組織の現役のメンバーであることまで明らかになった。 また、クラブの女性経営者に対しても真実を伝えないままでいる疑いが浮上しているが、善意の女性経営者はうまく利用されたことになる。これらの動かぬ証拠は当局に提出される見込みであり、不正受給額の弁済契約を締結した市も体よく騙されたことに気付いており、すでに情報を把握し、摘発に向けての重い腰を上げる見込みだ。
 この女性に対する捜査に難色を示した県警も事件に関心を示し始めている。この女性の刑事告発を検討する関係者も出てきており、当局との相談を始めている。また、不正受給を見逃し、打ち切りにせず、漫然と保護を続けていることは市に損害を発生させるものだとして、住民監査請求の準備も進められている。
 このまま生活保護の不適正な運用が続ければ、担当部署の責任追及にも発展しかねない状況になってきている。
 市には、実態を正確に把握し、県警と情報を共有して再発防止に努める義務がある。県警の及び腰にも責任を追及する動きが出ており、一部県議会議員が議会で取り上げる準備を始めた。女性側から相談を受けた別の議員が県警に動かないように圧力をかけたとの情報もあり、事態は泥沼化の様相を呈している。
 生活保護受給者は収入があれば市に納めるか保護費の減額を受けなければならないが、収入を少なく申告したり無収入だと事実に反する申告は見かけるものの、堂々と会社勤めをしながら無収入申告し、支給された生活保護費を元手にヤミで貸金業を営むケースがあることにはあいた口がふさがらない。取り立てに難儀すると裁判所に訴えて回収するから始末に負えない。また、受給した保護費の全額を落とした、失くしたと申告して、再度受給を受けるケースも後を絶たない。受給者仲間の情報によれば、支給日に借金の取り立てにあったケースや、その日のうちにパチンコに使ってしまうことはよくあることだという。もちろんこれだけを根拠に生活保護全体を悪く見ることはできないが、市の不正受給に対する曖昧な対応が続く現状では、多くの納税者側からみれば、どの程度制度が守られているのか疑心暗鬼になってしまう。それだけに、市や警察の毅然とした対応が求められている。不正受給を完全になくすために窓口での手続きを厳格にすると、真の困窮者をはねつけることになりかねない恐れがある。真の弱者を見落とさないように運用を緩やかにすると不正受給がはびこる矛盾に直面する。どこの自治体の担当者も等しく感じる思いに相違ないだろう。厳しくすれば批判され、緩やかにすれば批判され、ときに窓口で暴力を振るわれることすらある日常業務の中で、様々な情報提供のすべてに対応できない無力さを感じることもあるに違いない。そんな中でもはっきりした根拠があるものについては、決然と対処する厳しさを示してほしい。それが市民に対する義務であることに変わりはない。 市民が職員の苦悩に充分理解を示すべきであると同時に、不正に対する市民の怒りに市が納得のいく対応を示す必要があることに疑いの余地はない。 今後の千葉市の対応に注目したい。

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第43回千葉の親子三代夏祭り
8月18日(土)(前夜祭)、19日(日)本祭り

銀座通りを練り歩く御神輿
 「こどもたちに夢を、ふるさとづくり」をテーマに始まった「千葉の親子三代夏祭り」(主催・千葉市を美しくする会)は今年で第43回目を迎えます。千葉市の真夏の風物詩として広く市民の心に定着しているこの祭。今年は、千葉氏中興の祖である千葉常胤の生誕900年の節目の年にあたり、「千葉氏」関連のイベントを開催するなど千葉のまちの歴史を感じられる祭となります。
 前夜祭は8月18(土)午前11時〜午後8時まで中央公園特設ステージで歌やライブ踊りなど様々な名舞台イベントを繰り広げられます。
 本祭りは19(日)午後1時からステージでオープニングセレモニーが行われる。
 千葉市長や主催者の挨拶があり、この後、千葉市消防局の音楽隊を先頭に各種団体が参加するパレードや威勢の良いみこし・山車の渡御のほか、よさこい鳴子踊りの演舞、花魁道中、武者行列、木遣り・梯子乗りなどのイベントのほか、夕刻には千葉踊りで幕を閉じる。

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木更津総合と中央学院
100回記念夏の全国高校野球大会

優秀旗を携え行進する木更津総合

優勝の報告を受ける中央学院
 今年で100回目を迎える全国高校野球選手権大会は千葉県代表に木更津総合高校と中央学院高校の2校が出場することとなった。
 東千葉大会は63校の中で木更津総合は成東、検見川、千葉北、千葉商と戦い、決勝戦ZOZOマリンスタジアムで7月25日の決勝戦に臨んだ。
 決勝戦は成田を10対2で下し頂点に立ち3年連続夏の甲子園出場を達成した。
 一方、西千葉大会では80校の中で中央学院は松戸馬橋、市川南、八千代東、八千代、習志野と戦い、決勝戦7月26日ZOZOマリンスタジアムでは学館浦安と戦い6対2で勝ち初優勝し、甲子園夏の大会では初出場する栄冠を勝ち取った。

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