130,000部発行
2018年7月6日
通巻第262号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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朝日新聞の「天声人語」はおかしい
成田市 上田 真弓
 朝日新聞1面コラム「天声人語」には時々おかしなことが書いてある。5月26日のコラムは、まるで北朝鮮の広告塔のようだった。
 『着飾った男女が船上レストランで肩を寄せ合ってビールを楽しむ。スーパーには生活用品が並び、道路には車の渋滞も。平壌市内はアジア諸国の都会の風景と同じだった。東京・六本木で開催中の写真展「北朝鮮2016-2018」を昨日のぞいた。写真家初沢亜利さんの作品展。これまでに北朝鮮を7度訪れ、2冊の写真集を刊行した。「日本では目に触れることの少ない市井の人々の日常を伝えたかった」(中略)写真が切り取った普段着の表情に見入った』
 この写真家はなぜ北朝鮮に入国できるのか。自由な行動が許されるはずはなく、北朝鮮に不都合な写真は撮ったら投獄されるか国外退去になるだろう。写真展も朝日新聞も北朝鮮のプロパガンダに手を貸しているとしか思えない。なぜ撮影が許されるのか、朝日新聞はちゃんと伝えるべきだ。
 コラムには「ほんの20年前、この国で餓死者が相次いだことを忘れてはならない」と書かれ、今は違うと言いたいようだが、ほんの数か月前、日本海沿岸の各地に流れ着いた北朝鮮の船に何人もの遺体が相次いで見つかったことを忘れてはならない。彼らはなぜ荒れる海に出漁したのか、働き手が行方不明になっている家族はどうしているのか、朝日新聞はそんな過酷な北朝鮮の現実を伝えるべきだ。北朝鮮に取材を申し込んで写真を撮らせてもらったらどうか。それがジャーナリストの務めだ。拒否されたら、北朝鮮では本当のことを取材できないと報じるべきだ。
 5月3日のコラムもひどかった。
 『道路交通法を守ろう。公職選挙法を守ろう。あるいは独占禁止法を守ろう。そんな集まりがあったとして、役所が目くじらを立てることはないだろう。しかし「憲法を守ろう」となると話が違うようだ。金沢市の市民団体が市庁舎前広場での護憲集会を計画していたが、市から許可を得られなかった』
 子供だましのようなたとえ話で憲法を守ろうと主張しているが、道路交通法や公職選挙法などに欠陥があれば、改正するのは当たり前だ。交通事情や選挙活動の方法などは、法律が作られた時代から大きく変わった。もし何か重大な事件が起きて、被害者が現状に合わない法律を変えろと訴えても、朝日新聞は「法律を守ろう」と主張するのか。
 アメリカ軍が日本を占領していた時に作られた日本国憲法は、アメリカ軍の占領が終わった時点で見直すべきだった。日本に戦力の保持を認めない第九条を見直すのは当たり前だ。

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