130,000部発行
2018年4月6日
通巻第259号
年間郵送購読料3,000円
発行責任者/佐藤 正成
発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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市の借金は一兆円あるのに、市長報酬増額
可決された新年度予算にこっそり盛込む
先月15日に閉会した本年度第一回定例市議会では、平成30年度当初予算案をはじめとする多くの議案が審議され、可決された。最新号の市政だよりでは、新年度予算の内容や、新年度の事業展開について、紙面を割いて説明しているが、市長と副市長の報酬増額については全く触れられていない。
市長も副市長も条例の本則で定められた額から現在は市長が20%減の月額130万円、副市長が10%減の105万円となっているところを、市長が15%減の131万7千円に、副市長が7%減の106万4千円に、それぞれ増額される。 民間の賞与に当たる期末手当についても市長が50%削減から20%削減に、副市長が30%削減から10%削減に削減幅が減らされる。
このほか、特別職に当たる病院事業管理者(病院局長、青葉・海浜の両市立病院の責任者)についても削減幅を報酬で10%削減から7%削減に、期末手当で15%削減から5%削減にして、増額することを決めた。
財政危機が終わったわけではないとしながらも「脱財政危機宣言」を解除した熊谷市長、財政が危篤状態を脱したことへのご褒美だという(市財政局)。選挙の公約に幹部や職員の給与の削減を掲げるケースは非常に多いが、単なるパフォーマンスにすぎないとしか思えないものもある中、特別職の報酬削減に必ずしもこだわる必要はないとの考え方も根強く支持されているが、その考え方からすると報酬の削減幅を小さくして報酬増を図ることには問題はないといえよう。
ただ、特別職の報酬がどうなるかについては市民の関心が高いから、市政だよりにはっきり明示するなどして公表すべきではなかったかとの思いが捨てきれない。
報酬の増額自体にはしいて反対はしないものの、目立たないように条例を改正して報酬を増額し、膨大な予算書にこっそり盛り込んで議会を通し、市民に発表もしないのは熊谷市長らしからぬやり方だ。悪く言えば、隠蔽ともとられかねない。今後は是非、改めてほしいと願う。
回転寿司店で昆虫入り食品を提供
市保健所は立入検査で再発防止を厳重指導
かっぱ寿司若葉区千葉東寺山店
若葉区のかっぱ寿司千葉東寺山店で昨年末、昆虫が混入したかけうどんを提供するあってはならない騒ぎが発生していたことが明らかになった。
児童が注文したかけうどんを祖父が先に口にしたところ、かけうどんの中から昆虫が出てきたという。一般家庭の台所においても最も嫌われる昆虫であることから、この祖父は店側に知らせている。
通報を受けた保健所もこの事実を確認した。祖父に健康面での問題は発生していないが、この件を境に味覚や嗅覚を感じなくなる異常が発生しており、因果関係を明らかにするため病院で検査を受けるという。
一方、保健所は直ちに同店の立入検査を行なった結果、食中毒が発生したわけではないことから営業停止などの行政処分は行わなかったものの、食品衛生上重大な問題があることから、かっぱ寿司に対し管理の徹底を厳重に指導した。
かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト株式会社(本社・横浜市西区、代表取締役澄川浩太)は事態を重く見て、ただちに専門業者に害虫駆除を依頼し、清掃の徹底を図ったり、完全密封型の蓋付ケースの導入、商品提供前の目視確認を徹底するなどして、店舗全体の問題として全従業員一同で再発防止に万全を期すとし、この祖父に対し、社長名、店長名で、それぞれ文書で謝罪したという。
このようなことが二度と起きないよう、今後は充分以上に気を付けてもらいたいものだ。カッパ・クリエイト(株)は資本金98億、千葉県に18店、全国で337店を展開、本年3月決算の年商は784億円の見込みである。
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