130,000部発行
2017年12月8日
通巻第255号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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星霜録
 熊本市議会の緒方夕佳議員が生後7か月の乳児を連れて本会議場に入ったことで物議をかもした。女性の社会進出を支援する立場からこれを大いに支持する人々と、ルール無
視の暴挙と非難する人々に世論が二分されている▼女性の社会進出を図る立場からは積極的に受け入れるべきで、議会だからとこれを拒む理由はないとの主張だ。諸外国の中には子連れでも入場を認めているところもあるらしい。まだまだ男性社会の日本は遅れているというのだ。著名人が打合せに子連れOKと表明するほど意気盛んだ▼一方で、女医さんは子連れでは出勤しないとか、神聖な議場で泣いたらどうする、授乳もするのかと、反対論もかまびすしい。乳児はよくても幼稚園児はどうするとか、常時看護が必要である障がいのある中高生も認めるのかと、話が想定外に広がっている▼だが、これらの議論は本質から離れてはいまいか。子を持つ女性議員が充分議会活動できるように、議会に託児施設などの子育て環境をどの程度整えるかが大事な議論なのに、子連れで本会議場入りを認めるか否かの不毛な議論にすり替わっている▼緒方夕佳議員、事前の要望に議会が対応しなかったことから強硬手段に出た。千葉市議会にも乳児を抱える議員はいる。子育て中の女性議員が働きやすい環境をどうするか、考えてみる価値はある。(正)

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痛みシリーズ(2) 間違いだらけの痛み対策
都賀治療院 院長 藤城 博

藤城博氏
 人間と違い、自然動物は怪我をすれば敵に襲われるか、餌を摂れずに餓死するなどの可能性が高いので、最短期間で治す必要があります。
 早く治すためには患部を安静にする必要があるので自然界では痛みという信号を使って、動かせば痛み、安静では痛まないという方法で正しい対処法に導いているものと思われます。つまり痛み信号は体が発する痛いことはダメ、痛くないことはOKというメッセージととらえ、それを翻訳すると「痛みを誘発または憎悪させるような動作や姿勢をしないでいれば最短期間で治ります」ということになるのです。
 動物はこれを本能で判断し、痛いことは決してしないのです。しかし、大脳の発達した人間だけが、本能の正しい判断をゆがめて、不完全な大脳で間違った判断を優先するため、治らないで無駄に苦しんでいるのです。 そもそも本能は地球上に単細胞生物が生まれてから40億年の歴史があります。その後の生物進化の過程で長い間、大脳は存在せず、生物たちは本能だけで完璧に生きて来ました。
 人類として大脳が発達し始めたのはわずか500万年前ですから歴史が非常に浅いのです。ですから大脳が獲得した知識は、本能に比べたらかなり不完全で、度々間違うのは当然です。
 例えば、本能で子育てする自然動物には、不良犬などの育て損ないはいないし、子離れも時期が来れば完璧に行われます。ヒトの大脳が不完全な証拠に、子育ては下手で、不良少年は沢山いますし、いじめや夫婦喧嘩、犯罪、戦争などが未だに続いているということがあります。
 鎌倉時代、若き日の道元禅師が日本仏教の最高峰と言われた比叡山の大僧正に尋ねました。
 仏教の教えでは、あらゆるものに仏性があり、草木国土がことごとく悟っていると教えていますが、なぜ人間だけが迷っているのですか?そして改めて修行しないと悟れないのですか?という根本的な質問をしたところ、大僧正は答えることが出来ませんでした。
 それならと道元禅師は当時の宋へ渡り、その疑問に答えられる指導者を探して中国中を訪ね、ついに如浄禅師という本物に出会いました。如浄禅師の教えは、「心塵脱落」すれば悟りだということでした。
 心の塵とは今でいう知識のことで、人間だけが迷う理由は、人間だけが唯一大脳が発達した動物だから知識を持つことが出来ました。そのため、知識のメリットで地上に君臨し繁栄しましたが、同時にデメリットとして不安や恐怖、間違いを持ち込みました。
 つまり大脳があるから、迷いや間違いが生じるのだから、大脳の働きを停止すれば悟るという教えでした。
それを痛みに当てはめると、痛みは危険を知らせる信号ですから、痛みがでたら、その動作や姿勢はいけませんよと解釈すべきなのです。身近な犬や猫を観察すればお分かりでしょうが、動物は本能で判断して痛むことは決してしません。
 人間だけが痛くても少しは我慢して動かさないと治らないのではないか、という間違った考え方をする人が9割もいます。つまりすべての動物は解っているのに、万物の霊長たる人間だけが、間違っているという皮肉な話です。
 人間だけが間違うようになった原因は大脳が発達し、知識を持ったことです。その間違った理論が構築された時期の学問体系があり、それが間違っていればそのまま後世に引き継がれてしまっているのです。
 原因は、社会にリハビリや運動、筋トレはいいことに違いない、という誤った固定観念が浸透しているからにほかなりません。
 皮肉なことに運動器疾患を扱う専門家(整形外科医、理学療法士、接骨師、鍼灸師、マッサージ師、カイロプラクター、整体師など)の大部分が、痛みに対する考え方が誤っているために、運動療法やリハビリと称して、痛みを伴いながらの運動や過剰な運動量を指導し、明らかにその行為のために悪化したり、長引いたりしているケースが少なくないのです。
  (以下次号に続く)

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主張 公益財団法人日本相撲協会
稲毛新聞論説委員 今村敏昭
  横綱白鵬が前人未到の40回目の幕内最高優勝を果たした大相撲九州場所、3横綱1大関ほか多数の休場者が出た中、横綱日馬富士の暴行問題に注目が集まった。
 スポーツ紙、週刊誌、ワイドショーにとどまらず、NHKのニュースでも取り上げられた。MCや多くのコメンテーターたちが、伝聞をもとに憶測で話している。視聴者は報道内容を信じるから、あやふやな事実が世間に広まっていくことになる。はっきりしていることは日馬富士が貴ノ岩に何らかの暴力行為を働いたということだけだ。
 当事者の記憶でさえ正確ではないことがあるのに、その場にいなかった元力士や部屋関係者、親族らの話を組み立てて番組を作っている。不正確な情報も一旦広まれば真実と受け止められるのが世の常だ。明確な裏打ちのある取材ができないから、ちょっとしたコメントに飛びつき、それをことさら取り上げる。視聴率がすべてのマスコミの世界だとは言え、いささか閉口する。 
 それにしても、事件に最も関心のあるはずの被害者本人がまったく出てこないことが世間の不信を買っていた。関係者に限らず、貴ノ岩の話を聞きたいと圧倒的多数の人々が思っているからだ。貴乃花親方が取材や協会の事情聴取を拒否しているとか、八角理事長との確執があるとか、過去の出来事を引きずっているからだとか、いろいろな報道がある。
 貴ノ岩の容体も表に出てこない事情も正確なことはわからないが、日本相撲協会が公益財団法人であることを理解しているのか疑問だ。利益追求の株式会社であっても世間の目を厳しく意識する今日、一般財団法人よりも公益性の高い公益財団法人には高い透明性や情報公開が求められている。
 協会が公益財団法人になるとき、透明性と公益性を確保するため、それまで高額で取引されていた年寄株=i親方になる権利)の売買を、文部科学省が強く廃止するよう求めたことは記憶に新しいが、貴ノ岩隠し≠ヘこれに匹敵する問題に発展しかねない。透明性が強く疑われるからだ。協会内部の問題を情報公開に優先させてはならない。
 鳥取県警は協会が貴ノ岩に事情聴取をしてもかまわないとしているのだからなおさらだ。多くの相撲ファンは、本当のことを知りたいだけで、浮ついたコメントを聞きたいわけではないはずだ。高度な公益性には積極的情報公開も当然含まれる。それが実現されるからこそ税制面で特に有利な扱いを受けていることを忘れてはならない。公益財団法人は、親方のものでも力士のものでもない、国民全体の財産であることを肝に銘じるべきだ。
 横綱白鵬が優勝インタビューで全力士を代表して謝罪するとともに日馬富士と貴ノ岩を今一度土俵に上げたいと表明したのも異例の展開だった。白鵬発言の後になって、貴ノ岩の頭が割れたとする傷口の写真が出てきた。
 そして日馬富士が引退した。事態は日々新たな展開を見せている。評議員会、理事会、横綱審議委員会の動きにも衆目が集まる。いずれ刑事処分も下されるはずだ。全容が明らかになったとき、貴乃花親方が頑なであることに納得のいく事情が判明することを願っている。

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市民ガイド
放送大学千葉学習センター
公開講演会「銀座と歌謡曲 銀座からヒット曲が消えた?!」昭和43年「たそがれの銀座」が大ヒット。しかし輝かしき銀座の歌の歴史はそこでプッツンする。以来すでに50年、銀座を舞台にたくさんの歌がつくられて来たが、一曲もヒットしない。何故?今回は街と歌の物語です。講師・佐藤厚行(放送大学非常勤講師)▼日時・12月17日(日)13:30〜15:00▼会場・放送大学附属図書館3階AVホール▼講演会は当日まで参加希望を受け付けますが定員になり次第、締め切らせていただきます。▼問い合わせ・放送大学千葉学習センター(美浜区若葉2-11)Tel043-298-4367 fax 043-298-4386 Mail chibagaku-soumu@ouj.ac.jp
第7回青葉の森落語まつり
▼日時・12月24日開演14時(13時45分〜花道にて、出囃子演奏あり)▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール・全席指定3,900円▼出演者☆落語・林家木久蔵、林家たい平、立川談笑☆三味線漫談・林家あずみ▼問い合わせ・青葉の森公園芸術文化ホールTel043-266-3511(中央区青葉町977番1号)
キエフ・バレエ
「白鳥の湖」全3幕 音楽・P.チャイコフスキー 原振付・Mプティパ、Lイワノフ、Fロプホフ 振付・演出・V.コフトゥン 指揮・ミコラ・ジャジューラ 演奏・ウクライナ国立歌劇場管弦楽団▼日時・2018年1月7日(日)15時開演(14時30分開場)▼会場・千葉県文化会館大ホール▼チケットS席15,000円、A席13,000円、B席11,000円C席9,000円、D席7,000円▼お問い合わせ・千葉県文化会館Tel043-222-0201
長沼コミュニティセンター
「真夏のハワイアン★クリスマスコンサート」寒い冬だからこそ常夏のハワイアン♪各地のハワイアンフェスティバルに出演しているMakana Alohaによる生のウクレレ演奏&&フラダンス★ごきげんなクリスマスコンサートをお楽しみください*観覧無料▼日時・12月23日(土)14時〜16時▼会場・長沼コミュニティセンター(稲毛区長沼町461-8 Tel043-257-6731)
房総相撲博覧会
▼期間・29年10月20日〜30年3月10日(土)時間9時〜17時*休館日日曜・祝日・月末最終の平日・年末年始(12月29日〜1月3日)▼会場・千葉県文書館1階展示室(千葉市中央区中央4-15-7 Tel043-227-7551)入場無料▼展示内容・房総の相撲行事、房総の相撲興行、千葉の力士たち、千葉県内の相撲▼主な展示資料・錦絵、写真(千葉関係力士)、板番付(天保5年・東金興行)、番付(江戸時代)、相撲興行関係古文書(江戸時代)、県内の相撲部屋紹介等約130点
ベターホーム
料理教室「伝統おせちの会」▼日時・(1)12月14日(木)13時30分〜16時15分、(2)12月19日(火)13時30分〜16時15分▼会場・ベターホームのお料理教室(千葉市中央区富士見2-3-1塚本ビル6階)実習内容・だて巻き、鴨の柚香みそ、栗きんとん、田作り、花れんこんの甘酢漬け、角松きゅうり▼会費・4,900円(税・材料費・テキスト代込み)定員・1クラス32名*講師・ベターホームのお料理教室講師▼お持物・エプロン、三角巾(髪を押さえる大きめのハンカチ、バンダナなどでも)、手をふくハンドタオル、筆記用具▼お問い合わせ・一般財団法人ベターホーム協会企画広報課、小島まで(Tel03-3407-8712 FAX03-3407-0479)
千城台高校校外芸術祭
まほろばフェス2017▼日時・12月19日(火)〜23日(土・祝)9時〜17時▼場所・若葉区千城台コミュニティセンター(若葉区千城台西2-1-1)入場無料▼展示発表・美術部/マンガ・イラスト・アニメーション部/写真部12月19日〜23日▼ステージ発表・12月23日、開演・音楽部13時30分/吹奏楽部14時30分、演奏終演16時予定。▼場所・若葉区文化ホール▼お問い合わせ・千葉県立千城台高校担当・山本伸(吹奏楽部)Tel043-236-0161
ギャラリー古島
「シルバークレイアクセサリー二人…」坂入ふみ子・竹花美穂12月8日(金)〜12月13日(水)「土肥紅繪・心之典陶芸展」12月20日(水)〜12月25日(月)☆12月26日(火)〜2018年1月11日(木)冬期休廊、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます▼お問い合わせ・TEL 043-243-3313ギャラリー古島(JR西千葉駅西友側徒歩1分)
多田屋稲毛店12月のお話会
12月のお話会(読み聞かせ会)は12月1日(第1金曜日)と12月15日(第3金曜日)となります。なお来年1月の第1回は1月5日(第1金曜日)です☆2018年の県民手帳とカレンダーのご用命は多田屋稲毛店へ、Tポイントカードご利用になれます。
電話043-253-8145

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今月の人
NPO法人フォレストエコー理事長 森 早苗さん 72歳
子どもは宝物。親の幸せより子どもの幸せを
 稲毛区にお住いの森早苗さんは東京都出身。東京の大学を卒業し、船橋市の小学校の教師を5年間務めた。1990年、「あさひふれんど・千葉」のライターとして取材活動を開始。森さんは「社会を変えたい・社会の役に立ちたいという思いで活動をしている市民団体を掘り起こして多くの人に伝えたい」と考え、福祉関係の活動や平和のために活動をしている団体等の取材を手掛けた。
 1995年に息子さんが急に亡くなるという悲しい出来事が起きた。森さんは「その時、気付いた。親にとって子どもは『宝物』なのだと。あれが出来る、これが出来ると評価するのではなく、生きているだけで宝物だとわかった。
 その後、現実感がなく、心と行動に違和感を抱えて過ごしたが、7年間という考える時間が私には必要だった。息子の死を無駄にしたくないと思った。他の人に私と同じつらい思いをして欲しくないと思った」と語った。
 ライターの仕事を13年間続けた後、2003年、緑区に引きこもりの人の自立支援スペース「木のまエコー」を立ち上げ、農作業中心の活動を開始。2004年、稲毛区に紙漉き工房をオープンし、相談や農作業やケーキ作り等に取組んだ。2012年、中央区に「ワンデイカフェ・歩々人(ぽぽっと)」をオープンし、相談やケーキ作りや手芸作り等の活動を展開。2016年6月にNPO法人「フォレストエコー」に移行。同年11月に紙漉き工房を稲毛区作草部の「森んち」へ移転。今年4月に稲毛区園生町にパスタやピザ等を提供する「フォレストカフェ・歩々人」をオープンした。
 今年5月、就労継続支援B型事業所「フォレストエコー」として活動を始めた。就労継続支援B型事業所は、精神に障害を持っている方を対象に物作りや人とのかかわりを通して社会性を養い、社会に出る準備をする場。フォレストスポーツとして稲毛区の「コラソン千葉グラウンド」でサッカー等のスポーツもできる。現在、利用者として登録をしている人は12人。「フォレストエコー」のスタッフは5人、ボランティアの人が7人、パートの人が2人。
 フォレストワークス「森んち」では、紙漉き作業や手工芸品制作やケーキ作りの他、イベントの企画・運営等を展開している。
 森さんは「今後も、行政の支援及び多くの人の協力を得て精神に障害を持つ方たちの支援を続けたい。親御さんは、子どもにとっての幸せを考えて欲しい。見学に来て下さい」と語った。現在、利用者さんとボランティアの人を募集中。
「森んち」電話043-253−2810
【取材・浦野美智子】

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随筆 落ち葉の舞い散る季節

吉成 庸子さん
 千葉市山王町にある青木邸で毎年おこなわれている「けやき会」にお誘いを受けた。なんでも大きなけやきの木があり、そのけやきのしたで春と秋の二回親しい方が集まり、飲んで食べて楽しくしゃべって親交を深めているのだそうだ。
 当日は澄みきった青空の美しいいいお天気。そんなに寒くもなく、さわやかな一日だった。
 時折、風に誘われる様にテーブルの上にハラリ、ハラリ、とけやきの葉が舞い降りてきた。
 すると私は突然、ああ儀ちゃんが生きていたらこの季節になると庭に落ち葉がつもらないうちにすぐ掃けとうるさく私に注意していたのを思い出したのだった。
「どうしてつもらないうちに掃かない。本当にお母さんは横着で困る」「だって、次々に落ちてくるんだよ。いちいち掃いてたらきりないもの」私はそう反論する。「まったく減らず口の達者な女だ。もういい俺がやる」「そうして、それがいいよ。運動にもなるしさ」私は優しくそう言ったのだった。
 儀ちゃんはスゴイ怖い顔で私をにらんだけどね。でも、その日から儀ちゃんは銀行へ行く前と、帰宅後庭で落ち葉掃きをするようになった。と言ったって、自然のおきてに勝てるわけはない。風が吹く度、落葉樹のハッパは一枚一枚舞い落ちてくる。
 眺めているには非常に風情があるのだが、ちょっとさぼると下には落ち葉のじゅうたんを敷いた感じ。着替えの時間も惜しんで、庭ほうきを持って庭に降りたった儀ちゃんだったが、いったん全部掃き終わると、追いかける様に、また休む間もなく舞い降りてくる落ち葉にさすがにこりゃかなわんと思ったのだろう。
 それでも三回位は追い立てられる様に落ちた葉を集め、ゴミ袋に押し込んでいたが、そのあいまにもまた地面に芝生の上に散ってきてしまう葉を見た時には落胆したのだろう。えん側に腰かけてしまった。
 「降参する?お父さん」からかい気味に声をかける私に「ウルサイー。一休みしているだけだ」と儀ちゃんは私にどなった。
 「そう、でもお父さん、背広着たままじゃなくて作業着にしたら。背広にホコリがついちゃうでしょ」私の言葉に「そうだな、背広がホコリ吸い込むと大変だから着替えようか」儀ちゃんはゆっくり座敷に上がった。
 背広は僕にとって大切な仕事着だ。いつもきちんとしかも清潔にしておかなければと言っている儀ちゃんだ。
 脱いだ背広にいつもより丁寧にブラシをかけ、ズボンはその後プレッサーにかけていた。その合い間にも落ち葉はたまっていく。「こりゃ大変だ」と言いながら作業服で庭に急いでおりる儀ちゃん。縁側から私は大声で「イタチゴッコだよ。もうやめた方がいいよ」注意してやった。 30分後、部屋に戻った儀ちゃんは「今後、落葉拾いは日に二回とする。
 朝が俺の番、夕方がお母さんの番。それでいいな」だって。この勝負私が勝つのかなあ……。

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今月の運勢
見出しをここに貼り付けます
☆一白水星 ●変化運
 周囲の状況が変化することあり。対応に戸惑うこと多いが、慌てて行動せず、十分調整し対応策を考えること。懸案事項で必要性が高いことは改善を。意思の疎通図りコンセンサスを得る努力も大切。金運 親戚身内の問題が浮上、正確な情報収拾が解決の近道。
☆二黒土星 ●自重運
 月破を帯同し年盤の五黄殺と同会。浮沈激しく意外なところに落とし穴あり、直感任せは思惑外れ痛い目に遭います。感情的から些細なことでの衝突注意。周囲との衝突避け冷静な言動保つ努力を。契約、文書、印鑑取扱い慎重に。諸事不安定で物欲に走りそう。散財運 いかに使わず気分転換が図れるかがカギ。
☆三碧木星 ●低迷運
 年盤の暗剣殺と同会。万事ツキがなく諸事不調。最低限の義務だけを果たしておくことが無難の道。受身に撤し時を待て。必要最低限の省エネ行動を心がけつつ、トラブル対処、クレーム処理は速やかに。金運不調。スリ、置き引き、詐欺まがい話し注意。
☆四緑木星 ○向上心
 行動を起こすには時期尚早。目先の利益につられ準備不足でスタートすると中途挫折の恐れもあります。功焦らず、目標定め、根回し、協力者を連携、地道に土台を築きましょう。結果を出すことより、意思疎通図り、方向性を一致させることが大切。金運甘え排し、無駄を排し将来に備える。
☆五黄土星 ◎上昇運
 年盤の歳破と同会。温めてきた計画実行は、周到に準備し計画に従って行動しましょう。専門性生かせる分野開拓など、積極的にドアを開きます。根回し、説明は必須。新たな収入の手段を考えるなら勉強せよ。
☆六白金星 ◎発展運
 絶好調の発展運。人間関係も良好なとき。公正明確な言動、堅実な姿勢が好結果を生みます。取引幅広がり、新しい試みを考えるのも吉。正確な情報と協力体制が成功の鍵。金運順調 ただし交流多い、散財注意。
☆七赤金星 △転換運
 これまでの行動の成果を問われるとき。安定充実に向けての転換期です。これまでを振り返り、何が一番大切か優先順位を見極める重要なとき。行動もおのずと変わります。前進・拡大より現状の不備を補うことを優先して。顧客へのフォローが必要。収支バランス確認、対策を練る。
☆八白土星 ◎旺盛運
 意欲的で行動力増し、期待も高まります。時運に乗り最大限努力すれば相当な評価が得られるとき。裏工作は必ず不利に。気負い過ぎず、自己過信せず、意見に耳を傾ける柔軟性と謙虚さを持つことも大切。高額商品購入は要検討。
☆九紫火星 △注意運
 暗剣殺を帯同。緊張感欠くと順調から一転、中途半端になることも。余計なことに手を出すと思わぬトラブルに巻き込まれる恐れあり、気を引き締めて。仕事が偏りやすい。選り好みせず、丁寧な仕事を心がけよう。詐欺まがい、甘い話し注意。礼節守り、話題選び言葉遣いに配慮必要。安請け合い、お節介厳禁。
 自分の星座等お分かりにならない方はお気軽にお電話ください。※問い合わせは携帯090・3475・9671(大河原)

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