130,000部発行
2017年12月8日
通巻第255号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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徴収手続を怠り消滅時効成立数億円
督促手続きをせず、毎年数億円の徴収漏れか
 自営業者等が加入する国民健康保険、徴収システムが二通りあることはあまり知られていない。基本的には国民健康保険税≠ナあるが、自治体によっては条例を制定することで国民健康保険料≠ノすることができる。千葉県下の多くの自治体は税≠フままであるが、千葉市は条例を制定し料≠ニしている。税か料かで消滅時効の成立期間や時効の成立を中断させる手段に相違があり、必ずしも全国共通の制度ではないことで、混乱を招くことがある。納付期限内に保険料を納付している場合には見えてこない滞納国民健康保険料の徴収手続に重大な問題があることが明らかになった。

 国民健康保険”税”だと消滅時効は「5年」であるが、千葉市は国民健康保険料≠ナあることから「2年」で消滅時効が成立する。「2年」で取れなくなるのなら滞納者が得をするかのようにも思えるが、からくりがある。料≠ナあると民民の取り扱いとなるが、民法の適用除外が定められており、消滅時効が成立しないようにするには裁判上の手続をとらなくても、徴収の告知や督促を行なえばいいことになっている。
 つまり、請求のはがきさえ送っていれば消滅時効の成立を止めることができるのに、千葉市は保険料の滞納者に対する請求を2年分以上行っておらず、漫然と消滅時効の成立を繰り返しており、その徴収漏れ額は年間数億円とも言われている。
 昨年11月に滞納者に送られた催告書を見ると、はじめから3年以上前の分は請求していないことがわかるし、この催告のはがきで送るだけでそれ以上の徴収手続をしていない。
 この滞納者に前年も同様の催告書を送付しているのであれば消滅時効の進行は止まっていたはずであるが、それで終わりである。これでは滞納分の徴収はおぼつかない。
 一般市民に及ぶ負担
 それでなくとも巨額の赤字を抱える国民健康保険財政であるが、赤字分は一般会計からの補てんで賄われることも多く、結局は一般市民の納める税に負担を求めることになる。
 結局、国民健康保険に加入していないサラリーマン世帯にも間接的に負担が及んでいるわけである。滞納すると有効期間1年の保険証ではなく、半年更新の短期の保険証になり、滞納期間が長くなると保険証の発行が取りやめられることになっているが、2年で消滅時効を成立させて徴収をあきらめている実態からすると、懲罰的制度である保険証の取り上げが現実に行われているかは疑わしい。
 徴収することのできなくなった2年以上前の保険料を徴収するために保険証を取り上げることはできないのではないかと思われるからだ。
 国民健康保険制度の構造的問題は市ではなく国政で論じられることではあるものの、日常の窓口業務は市の責任であることに間違いはない。
 納付意思をなくす書類の要求
 滞納者の中には、遅れても納付を心掛け、分納を申し出る人も多い。
 今年になって商売がうまくいかなくなった場合でも昨年の所得に対して保険料が決まるから、払いたくても払えないケースもある。 ところが区役所の窓口で分納の相談をすると、家族全員の勤務先や所得の額、親族がどこにいるかや、毎月何にいくら使っているかなど生活実態を細かく報告させられる。
 分納を認めるための事情を聞く必要があるためではあるが、払いたいと申し出ている人に対し無用の心理的負担を与えるだけではないか。
 平成の初めごろは単に分納の申し出をするだけで細かな事情聴取はなかったはずであるし、職員の手間が増えるだけで業務の効率化に影響するだけである。納付の意思を示す滞納者には負担のない手続きを提供することが結果として徴収率のアップにつながるはずだ。
 いたずらに時効を成立させて取れなくするばかりか、納付意欲をなくすような制度では財政の健全化にはたどりつかない。時効の取り扱いや延納手続きの簡素化、高額な延滞金の減免など、納付促進に役立つ方策を講じる必要がありそうだ。【今村敏昭・記】

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2017年チバテレビカラオケ大賞21
第62回グランドチャンピオン大会
11月25日に青葉の森公園芸術文化ホールで開催
グランドチャンピオンは宮内恵子さん

入賞者の成績発表と表彰式
 11月25日(土)、中央区の青葉の森公園芸術文化ホールを会場に「チバテレビカラオケ大賞21 第62回グランドチャンピオン大会」が開催された。
 主催は「株式会社地商総業」、制作は「千葉テレビ」、協力は「株式会社第一興商」「月刊カラオケファン」「チバテレビカラオケ大賞21協力店会」。審査員は作曲・編曲家で審査員長の伊戸のりおさん、千葉テレビ放送株式会社代表取締役社長の上田誠也さん、株式会社地商総業代表取締役の渡邉元さん、株式会社第一興商ゼネラルプロデューサーの下川一秀さん、月刊カラオケファン副編集長の二宮千夏さん。司会は湯原昌幸さんとアシスタントの椎名歩美さん。
 当日は、約600人のカラオケファンが応援に駆け付け、大会を盛り上げた。
 最初に、80歳以上の「グランドシニア」の部に3人の男性が登場。80歳以上とは思えない声量で力強く歌い上げた。
 次に、今年の選抜大会を勝ち抜いた26人の出場者が第1部・第2部に分かれて歌を披露。出場者1番目に、稲毛新聞カラオケクラブ推薦の村田文子さんが登場し、美しい声で「永遠の月」を歌った。
 出場者は、それぞれ「母のために歌う」「練習の成果を思い切りぶつける」「病気の祖母のために歌う」「優勝を目指す」「支えてくれた人に感謝して歌う」など、いろいろな思いを込めて熱唱。「頑張ってー」という声援を受けて、会場に響き渡る歌声を披露した。
 続いて、スペシャルゲストの歌手・大月みやこさんが登場。「女の港」や「白い海峡」などのヒット曲を抜群の歌唱力で歌い上げた。最後に各賞の発表が行われた。
 グランドシニア優勝者は「長持船」を歌った工藤文芳さん。「第62回グランドチャンピオン大会」第3位は、「黒髪しぐれ」を歌った井上好則さん、第2位は「望郷波止場」を歌った田丸三郎さん、そして優勝者は、「愛の歴史」を歌った宮内惠子さんが選ばれた。
 他に、審査員賞やチバテレ賞、熱演賞などの各賞も贈られた。なお、12月11日(月)午後8時から第1部、12月18日(月)午後8時から第2部の模様を千葉テレビで放送する予定。(取材・浦野美智子)

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