130,000部発行
2017年7月7日
通巻第250号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
HOME Top News 連載・特集 地域一般 芸能・スポーツ 耳より情報 地域新着情報 読者の広場 インフォメーション おすすめリンク
連載・特集へ
 星霜録
 連載シリーズ(20)
 主張 今村敏昭
 今月の運勢
 市民ガイド
 今月の人
 随筆
 セイギくん
読者の広場へ
 読者アンケート
 読者の声
 投稿はこちらへ
 過去の記事検索
Informationへ
 会社案内
 購読申し込み
 お問い合わせ
最新の千葉市のニュース・話題・オトクな情報満載の携帯サイトはこちらからどうぞ!

星霜録
6月17・18日京都府綾部市で開催された「第15回全国地域紙交流会」(あやべ市民新聞社主管)【4面詳報】に参加してきた。綾部市は、京都駅から特急で約1時間程の山間部にあり人口は3万3千人。昔は養蚕業で栄え、織物会社の大手「グンゼ」があり西陣織の原産地ともいえる▼あやべ新聞は2007年12月にBSフジで放送されたローカル新聞大賞で稲毛新聞とともに5紙ノミネートされ、田原総一郎審査員長のもとで大賞を獲得した新聞社である。この時稲毛新聞は「日本一小さい新聞社の社長奮闘記」という題で放送された▼千葉の京葉産業創業者永井社長は綾部市出身とあやべ新聞の高崎社長から聞いた。1952年に千葉市通町にガソリンスタンドを設立。1974年に木更津市にわが国はじめてのホームセンターを開設。現在はケイヨーディツーとして全国に181店舗展開している▼今回の地域紙交流会に参加を呼びかけてくれたのは島根日日新聞社の菊地幸介社主。昨年本紙の20周年記念にわざわざ島根から出席していただいた。帰りに京都の別荘に泊めさせていただき市内を観光案内してくれた有り難い友人である▼インターネットや携帯の進展で活字離れが進む中、地域紙の役割は大きいと四方元綾部市長が本紙にわざわざ寄稿してくれたことは大きな励みとなり、有意義な地域紙交流会となった。(正)

フロントページへ このページのトップへ


連載シリーズ 「ありがとう」で病気は治る 20
介護老人保健施設たいよう医師 大 國 義 弘
「ありがとう」は未成年にも効きました

大國義弘先生
 高校二年生の男子です。
修学旅行前の学校医との面談で、よくお腹が痛くなると訴えたSくん。小学生が登校前にお腹が痛くなるのはよくある話。
 でも高校生となるとかなり珍しい。見た目は元気そうなSくん。
 アメリカの医者の間で伝わる格言が、病気の子供は病気に見える。子供ではないし格言が全ての子供に当てはまるとは限りません。もしかしたら重大な病気が隠れているかも。
 それでも、学校医は、まずはありがとう療法を試してもよかろうと考えました。
 話を聞いて、小学生と同じく心身症(気持ちの問題で身体の症状が出る病気)の可能性が高いと思えたからです。
 そこで、ありがとう療法を、ホオポノポノと共に教えました。
 ホオポノポノとは、ハワイの伝統的な問題解決法で、(1)ごめんなさい、(2)許して下さい、(3)愛してます、(4)有り難うございます、の4つの言葉を、ひたすら唱え続けることで問題が消えていくというものです。
効果を後で教えてほしいとお願いしたら、Sくんは律儀にメールをくれ、以下の話を聞かせてくれました。
 長年、苦しんできた症状は、吐き気と腹痛と下痢。
これらはどれも同じくらいの頻度で起こる。
 始まりは三年前の中学二年の時で、友達関係や人間関係にストレスを感じるようになってから。
 他に痛くなる時は、テストでいい点を取らなくちゃ、でも自信が無い、どうしよう、などという緊張感が生まれたとき。
 集会などみんなの前で何かをしないといけない時や、期待をされてしまった時なども緊張するため、お腹が痛くなる。薬で抑えない限りは、原因が続く限り、痛みは続いてきた。それゆえテスト週間などは毎日、腹痛が出現。
 痛みの持続時間としては、長いと半日も続く。
薬を飲めば10分で消えるため市販薬を飲むのが習慣になっていた。
 Sくんは、ありがとうを含むホオポノポノを、教わった日から言い始めました。4つの言葉を、ほぼ均等に言ったそうですが、特に、「有り難うございます」と「ごめんなさい」を多く言い始めたとか。
 痛くなってから言うことが多かったそうですが、痛くなる前に、すなわち予防的にも言うようにしたせいか、二日後の体育祭でも、今までだったら緊張して痛くなるところが、緊張せず、できる気がするという感じになれて、痛くはならなかったそうです。万能薬はありません。ホオポノポノが、誰にでも有効、というわけではないようです。
引き寄せの法則(ロー・オブ・アトラクション)というのがあります。
意味は、類は友を呼ぶ(英語でLike attracts like)で、いいことを考えていると、いいことが起こる、という法則です。思考は現実化する、という法則と同じかも知れません。
 心配してはいけない、とよく言うのは、心配するとそれが現実化するからです。「ごきげん」だから、うまくいく!という題名の本があります。
 いい感情でいることが、いい結果をもたらす。
結果がよければ、いい気分になるのは当たり前ですが、その逆もまた真なりで、これが引き寄せの法則です。
 ありがとう、と言い続けて気持ちが上向くと、引き寄せの法則が働いて、ありがとう、と言いたくなるような出来事が起こる。逆に、ごめんなさい、許して下さい、と言っていると、そう言わないといけない状況を「引き寄せ」る、という現実もあるようです。
 また、ありがとう、と言っていると、ありがとう、と言いたくなる理由が分かります。同様に、ごめんなさいと言っていると、謝らないといけない理由が思いつき、罪悪感が生まれてしまう。
 もしホオポノポノの四つの言葉を唱えて、気分が悪くなるようなら、もしかしたら罪悪感が生まれてしまったせいかも知れません。
 もしかしたら、ホオポノポノのうちの、ごめんなさい、許して下さい、は、自信過剰になった時、謙虚になるのに役に立つ、というものかも知れません。

フロントページへ このページのトップへ


主張 東京都議会議員選挙
稲毛新聞論説委員 今村敏昭

今村敏昭
 7月2日投開票の東京都議会議員選挙では、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」が大躍進をとげ、都議会公明党と連携し都政の主導権をにぎることになった。
 巨大な小池人気は都議会を飲み込んでしまった。「かけ」だ、「もり」だ、相次ぐ「失言」に、とどめの「暴言」。そしてこれらをひたすら非難するだけの野党。異様な選挙戦であったが、最大の課題は、国政政党間の醜い争いが東京都の選挙に持ち込まれ、重要な東京都の政策論争が影を潜めていたことだ。
 都議会議員選挙は最も大型の地方議員選挙であるから、国政選挙並みの注目を集めるのは当然だし、過去の都議会議員選挙の結果がそのあとの国政選挙を占うものになることも理解できる。
 しかし今回は異常だった。今回の選挙での重要課題は築地市場の豊洲への移転問題であり、東京オリンピック・パラリンピックへの対応などのはずである。
 待機児童の解消など、都民にとって身近な重要課題も山積しており、これらがあまり論じられていなかったのが残念でならない。
 国政の問題が地方選挙に影響を与えることは少なからずありうることだ。だとしても、政府の要人の不適切な発言や元官僚の告発、その元官僚への人格攻撃、省庁間の責任のなすりあいなどの問題が、あたかも地方選の争点であるかのような状態は極めて異常だとしか言いようがない。東京都には関係がないことだ。 現職国会議員の秘書への信じられない暴言問題までもが飛び出してくるにいたっては、何をか言わんやである。
 国政の課題に触れるなとは言わないが、どの党の代表者も、少なくとも報道される内容は他党の批判ばかりで中身がない。具体的内容よりも批判合戦を報じた方が絵になるから、マスコミもそこばかり報道した。
 しかし、一般有権者の多くは報道で各党の政策を知ることが多い。
 もちろん、候補者の好き嫌いで投票行動を決める有権者も存在するだろうが、「この人」を決める材料は、街頭演説を聞くような、直接候補者に接する場合を別にすると、多くは報道の内容によることが多いのは現実だ。 だからこそ報道するマスコミの存在価値がある。
 報道の自由を守るべきと声高に主張するなら、本来のマスコミのあり方を考えてほしいと切に願うばかりだ。都議会議員選挙なのだから、都政に関する報道に力を入れてほしかった。
 政権与党の批判に全精力を注いだのに、残念ながら批判の受け皿にはなれなかった。
 成果はすべて「小池新党」に持っていかれた。
 国政には「小池新党」という受け皿はないが、いま衆議院を解散したら、総選挙で政権批判票はどこに行くのだろうか。
 民進党や共産党に行くだろうか。やはり自民党だろうか。それとも投票率が下がるだけだろうか。あるいは何も影響しないだろうか。
 いま、千葉県議選、千葉市議選があったらどう影響しただろうか。考えさせられる都議選であった。

フロントページへ このページのトップへ


市民ガイド
ホテルオークラ15周年イベント
オークラ千葉ホテルでは開業15周年を迎え感謝の集いとして7月9日(日)18:00〜純烈・夏のムード歌謡晩餐会を開催(一人15000円)を開催しますが、既に予約で満席です。
また7月29日(土)18:00〜橘純奈のハワイ&&タヒチナイト開催▼お一人様7500円/小学生3500円▼お問い合わせ・ご予約電話043-248-1122(
千葉市美術館よりお知らせ
JR千葉駅東口エリアを循環するバス[C-bustZb(シー・バス)]が4月より開通しました。千葉市美術館の正面玄関前で乗降することができます▼乗り場・JR千葉駅東口バスのりばO▼停留場名・区役所/千葉市美術館前▼料金・大人100円、子ども(小学生以下)50円
夏休みエコ絵画コンクール
テーマ「未来のごみ箱」みんなのアイデアで「こんなふうになったらいいな」を絵で表現してください▼応募資格・千葉県の小学校に通う1年生〜6年生▼応募規定・八つ切り画用紙(27cm×38cm・縦横自由)1人1作品のみ▼募集期間・7月1日〜9月20日(水)必着▼応募方法・問い合わせ・夏休みエコ絵画コンクール運営事務局TEL043-242-6810(平日10時〜17時)*公式ホームページwww.arax-g.jp▼主催チバテレ・千葉県環境財団
狂言・体験参加者募集
見て、聞いて、学ぶ「伝統芸能」敷居が高く感じる伝統芸能を、狂言講座・囃子体験・狂言鑑賞の3日間のスケジュールで、気軽に参加できるプログラム☆狂言講座・7月27日(木)14時開演、会場・千葉県文化会館第1・2会議場(プロの狂言師の小笠原匡さんの講座)☆囃子体験・8月23日(水)14時開演、会場・千葉県文化会館大練習室(笛、小鼓、大鼓、太鼓のワークショップで、プロのレクチャーがうけられる)☆狂言鑑賞・8月24日(木)18時30分開演、会場・国立能楽堂(脳舞台の狂言を鑑賞)▼参加費用・3日間一般7,000円/学生5,000円(いずれかに参加できない場合でもご返金はいたしません)▼問い合わせ・申し込み・TEL043-222-0077
パーカッションの宇宙
さまざまな打楽器を駆使する打楽器アンサンブル「上野信一&&フォニックスレフレクション」▼日時・7月17日(月・祝)▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール▼入場料・一般2,500円、18歳以下1,000円*全席指定(未就学児の入場はご遠慮下さい)☆曲目♪「サード・コンストラクションjケージ作曲♪「マレット・カルテット」S.ライヒ作曲♪「アイルランドの歌」奥定美和編曲♪「G線上のアリア」J.S.バッハ作曲★合同演奏参加者募集!当日のコンサートチケットご購入の方で打楽器経験者の方上野信一&&フォニックス・レフレクションとの合同演奏への参加に申し込みができます☆合同演奏曲目・「幻のトレイン」継田和弘作曲「スカラムーシュより」Dミヨー作曲▼問い合わせTel043-266-3511(青葉の森公園芸術文化ホール)
おいしいちばの野菜
千葉県産のおいしい野菜がどうできるのか?栽培方法から流通の過程まで、野菜のプロが詳しくお教えします▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール2階大展示室▼日時・7月22日(土)10時〜11時▼参加費・お一人800円(税込、お土産込)筆記器具ご持参下さい☆講座内容・土と野菜の関係は?。野菜の生育スケジュール。露地栽培と水耕栽培の違いは?。野菜クイズ!。野菜が食卓に届くまで。☆講師・須藤佳子(株)愛菜畑取締役、総合プロデューサー▼お申込み期間7月9日まで▼お問い合わせ・TEL043-266-3511青葉の森公園芸術文化ホール
WiZ「幻・想・師」
華麗・衝撃・感動のイリュージョンマジックショー!!25連発▼日時・7月15日(土)[1回目]11時[2回目]15時▼会場・青葉の森公園芸術文化ホール▼入場料・前売券(全席指定)SS席4,500円、S席3,500円、A席2,500円、当日券(全席指定)SS席5,000円、S席4,000円、A席3,000円▼問い合わせ・TEL043-266-3511
青葉の森公園芸術文化ホール
長沼コミュニティセンター 長沼ジャズコンサート
2017夏▼日時・7月9日(日)14時〜16時*参加費無料(定員174名当日先着順)▼内容・年間30回以上の公演をこなす「ザ・フォースアベニュービッグサウンズオーケストラ」によるジャズコンサート▼会場・長沼コミュニティセンターTel257-6731 FAX257-6732(稲毛区長沼町461-8)
ギャラリー古島
「中島尚子展−水彩による表現−」7月14日(金)〜7月24日(月)*7月20日(木)休廊▼7月25日(火)〜8月31日(木)夏季休廊▼お問い合わせ・TEL 043-243-3313ギャラリー古島(JR西千葉駅徒歩1分)
多田屋稲毛店7月のお話会
(読み聞かせ会)今月のお話会は7月7日(第1金曜日)と7月21日(第3金曜日)11時になります。なお8月の第1回は8月5日となります。書籍、雑誌のご用命は多田屋稲毛店へ、Tポイントカードご利用になれます。電話043-253-8145

フロントページへ このページのトップへ


今月の人
若葉区野呂・加藤 明男さん 69歳
香り、甘味に優れた美味しい蕎麦
まぼろしのそば「千葉在来」を栽培している

 千葉駅から外房線に乗り誉田駅で待ち合わせをし仕事場を訪問した。お会いしたのは加藤明男(69歳)さんだ。
 加藤さんはまぼろしのそばと言われている千葉在来(昔は野呂在来と言われていた)と言うそばを作っている人だ。この世の中そば好きと言う人は多い。
 そばと言えば長野(信州そば)新潟(へぎそば)が有名だが千葉産のそばがあると言う。実は海外産が多い中、千葉でも昔はそばを作っていたそうだ。
 だが経済効率が悪くいつのまにか千葉にはそばの生産はないと思われるようになってしまった。その中にあって加藤さんは唯一大がかりにこの野呂でそだったそばの品種「千葉在来」を生産し地域振興に役立てようとしている。
 加藤さんの話によると「在来種とは60年以上同じ地域でそだてられていることが条件で、その品種を長年にわたって守り、育てその地方の気候に適応していることが重要」なのだそうだ。今加藤さんがつくっているそばは、近くに住み6年前になくなられた土屋徳太郎さんの祖父が明治時代に埼玉からこの地(若葉区野呂町)に入植した際に持ち込んだ品種とされ、土屋家で代々受け継がれてきたものとの由だ。
「千葉在来」はこれを受けついだもので、このそばはこの野呂地区に合い、香りこし、甘味に優れていると言う。
 しかしなぜこのように広い土地でそば作りを加藤さんが出来るようになったかと言うと、農家における後継者問題から来る耕作放棄地の問題があるのだ。では簡単にそばへと作物をかえることが出来るかと言うと、機械・作り方と簡単なことではないようだ。千葉市役所勤務時代よりそばにはまっていたから加藤さんだからこそ今日があるのだろう。好きがこうじてそばをつくるようになったのだと本人は言う。そば農家を特別めざしたのでなく、やっているうちにこうなったのだと言う。いたって謙虚な答えがかえって来た。
 加藤さんにはお忙しい中親切に工場内・そば作りの機械・畑と案内等対応していただいて感謝だ。
なお、このおそば「千葉在来」の普及をめざしている協議会会長は稲毛区宮野木で掬水そば教室を開いている大浦明さん。加藤さんが作っているそばをおいしく食べさせてくれるのは稲毛区作草部の手打蕎麦遊蕎心泰庵さん、帰りここに寄らせててただたたが、私はそばの味より隣客のズズーとそばをすす音の方が気になった。     【取材・川村 文彦】

フロントページへ このページのトップへ


随筆 新品と中古品

吉成 庸子さん
 庭に咲いているふじさいの花が美しい。あじさいの花には、いろんな思い出がある。
小学校四年生の頃だ。私は市原の山奥の小さな村で暮らしていた。小学校には四キロの山道を歩いて通っていたのだ。市原の家の奥庭を眺めることの出来る座敷には一間の巾のある廊下が付いていた。
その廊下には古いソファが一つ置かれていた。
 この季節になると庭に咲く水色のあじさいが誠に見事で、私はソファに座り本を読んでは、時々ガラス越しにあじさいを眺めるのが好きだった。
 二歳くらいの時から絵本を与えると、じいっとおとなしく本をめくっていたと母がよく話していたが、私は本当に本の好きな子供だった。学校から帰ってくるとすぐにソファに腰かけ本を読んでいた。
 時のたつのを忘れ、夕暮れがせまっているのもしらず本を読んでいたため私は近眼になってしまった。仕方なくメガネをかけたが、祖母が「嫁のもらい手が遠のく」と本気で心配したのを、今思い出すとおかしくなる。
 昔はメガネをかけた人が少なかったのだろうか…?丁度同じ頃だ、私はどんどん背がのびだした。すると祖母がこれも心配して「大女になると嫁のもらい手がない」と言って村の竹でざるを作る職人さんに頼んで私の頭にかぶせるざるを作ってもらった。なんでもざるをかぶっていると背丈がのびないという言い伝えがあるとかで、祖母はそれを信じていたらしい。そのため、私は家にいる時はざるをかぶる羽目になってしまった。でも祖母の心配は当っていたかもしれない。
 だって私にプロポーズしたのは儀ちゃんだけだもの。しかもその時私は40歳になっていたから。
 今それを冷静に考えてみるとなんだかおかしいやら、情けないやら。儀ちゃんは私と結婚した時57歳だった。しかも年齢はくっているとはいえ私は新品、儀ちゃんはポンコツだったのだ。そのことは、私は少しいばってもいいと思っている。儀ちゃんは儀ちゃんなりに、何かの形で愛情表現をしたいと考えていたかも知れない。
 だけど昭和一けた生まれの男性は、てれくささとどうして愛情表現をしたらいいのか見当もつかなかったかもしれない。
 たった一つ私が「あじさいの花が好き」だと言った数日後、儀ちゃんは大きなあじさいの花を買ってきて庭に自分で植えてくれた。スコップで庭に穴を掘り植えている途中で雨が降りだしたっけな。でも手をやすめず雨の中きっちり植えてくれた。植え終わると儀ちゃんは庭から「お母さん、どうだ」と呼びかけてきた。私は「きれいだね」とだけ言った。ありがとう、嬉しいと言うべきかちょっと迷ったけど。うす紫のあじさいだった。あれはたった一度の儀ちゃんの愛情表現だったのかも知れない。そうそう父の日がもうすぐ来る儀ちゃんと結婚してまだ間もない今の季節だった。二人でデパートに行った事がある。私は「そうだ、ネクタイをプレゼントしてあげようか?」と儀ちゃんに聞いた。儀ちゃんが嬉しそうな顔になり「ウン」とうなずく。二人でネクタイ売り場に直行した。若い女の店員さんがにこやかに「お父様へのプレゼントですね」と私達二人を見て言った。そのとたん儀ちゃんはムッとした顔で「いらん」と言ってさっさとその場を離れた。親子に思われてショックだったのかな?

フロントページへ このページのトップへ


今月の運勢
見出しをここに貼り付けます
☆一白水星 ●波乱運 
 暗剣殺を帯同し年盤の歳破と同会。上昇運気ながら思わぬ障害の暗示あり、内外に不安要因を抱えるとき。もの事一向に進展せず、勇み足、早合点、急な変更がミスを招く。周到な準備と十分な確認、周知徹底を。無理、無茶、自己中心的な態度で孤立注意。未経験の投資投機に目が向きがちだが大きな罠が待ち構えている絶対に手出し無用。
☆二黒土星 ◎発展運 
 PR効果上がるとき。目標を高く掲げ、誠意の行動姿勢が尊敬を集めます。周囲とのバランスに気配りを。遠方取引も活発、交渉に有利な時。二様の心、生じやすい。信用第一で着実に進めば十分な成果を得る。金運好調。努力が成果につながる時。
☆三碧木星 △波乱運
 運気強いが吉凶交錯する波乱運。一定の成果が現れるが、万事やり過ぎて失敗しがち深追い禁物。新たなことに心引かれるが、優先すべき現状の不備を補うこと。シビアな目で現状を見直し、安定と充実に向けた策を練ろう。環境を見直し、部下とは膝をつき合わせ話そう。金運不安定。即断即決せず相談を。
☆四緑木星 ○旺盛運
 器量充実、行動力も増す時。的確に相手のニーズをとらえ、責任感をもち骨惜しみせず尽くして、相応以上の成果が期待できます。自己過信を戒め、謙虚に有識者の助言を仰ぐことが開運の近道です。高額設備、社用車更新などは予算調整を。
☆五黄土星 ○良好運
 諸事順調。リラックスして過ごせるとき。好奇心を持って新たな楽しみを発見し、人脈得るチャンスです。合理性強まり損得勘定が働いたり、計算ずくな行動や考え方になりやすいとき。万事に気負わず、期間に余裕を持ちもの事を進める工夫が大切です。金運順調だが、要否検討。
☆六白金星 △変化運
 月破を帯同。所謂鬼門「止まる」の作用から物事の進みが遅い停滞期。脱出策は良い案浮かばず、改革図っても成功する可能性は低い。物事の優先順位を間違えぬこと。安易な方針変更は波風を起こすだけ。物事の推移が凶的に変化するので要注意。変化の先行きを見極めることが大切です。金運不安定。うかつな行動は後悔の元。新規事不可。
☆七赤金星 △自重運  
 年盤の五黄殺と同会。吉凶相反するとき。注目度、期待度が高まる反面、有形無形拘わらず離合作用生じる時。実体見せ、疑問の答え得る時。物事を高い視点で捉え、細部まで気を抜かぬ対応を心がけよう。ミスは平身低頭に謝り、敏速に対応。文書印鑑、契約者関係に注意。諸税支払を確認。散財注意。
☆八白土星 ●衰退運
 年盤の暗剣殺と同会。人間関係や金銭トラブルに悩む傾向あり。今できることに専念、現状を守ることだけを考えよう。技術磨く、勉強習得は吉。金運低調。リスクのあることは避けて通るべき。金銭貸借、文書捺印は厳禁。
☆九紫火星 ○向上運
 前途に明るさが見え始めます。目標に最初の一歩を踏み出す準備をするとき。綿密に計画を練り、人脈をつくることが大切です。地道に盤石な礎を築きます。目標設定、資金計画甘くなりがち。シビアに現実を見据える姿勢が不可欠。遊興費かさみやすい、計画性を持ちましょう。
※問い合わせは090・3475・9671(大河原)

フロントページへ このページのトップへ


フロントページへ このページのトップへ


耳より情報へ
 □外壁塗装も地元の工務店
 □訪問歯科診療について
  地域新着情報へ  
 □検見川神社例祭・ほおづき市
 □稲毛浅間神社の例大祭
 □ソバ供養と津軽三味線のご案内
  その他のニュースへ  
 □特別寄稿 第15回地域紙交流会に寄せて
 小学校で使われている歴史の副教材がひどい
 □「稲毛新聞」をお気に入りに登録する
  おすすめリンク