150,000部発行
2016年10月7日
通巻第241号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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祝!鹿沼・田中ペア リオパラリンピックで銀メダル!
自転車女子では日本勢初のメダル獲得
 先月開催されたリオデジャネイロパラリンピックでパラサイクリング日本代表選手が快挙を成し遂げた。本紙で紹介を続けてきた鹿沼由理恵選手(楽天ソシオビジネス所属)と田中まい選手(日本競輪選手会千葉支部所属)が9月15日に行われた30kmロードタイムトライアルBで見事銀メダルを獲得。自転車女子では日本勢初のメダルとなった。これまで読者のみなさんから送られた沢山のエールや、地元千葉を挙げての応援がリオまで届いた。
 実はレース直前でギアトラブルに気づいたという。それでも田中選手は冷静にスタートを切り、後半では鹿沼選手が持ち前の持久力を発揮。アクシデントを乗り越え笑顔で表彰台に上がった。
 視覚障がいを持つ鹿沼選手は「田中さんは本気で戦うことを知っている競輪選手なので、とても頼もしい存在。彼女と出会えたこと、ペアを組み練習を続けて来た4年間、すべてが軌跡だと思える」と振り返った。また、本業の競輪を休業しパラリンピックに集中してきた田中選手は「最後まであきらめないで本当によかった」と語った。(他の出場競技と結果は次の通り。
 9月9日/1000mタイムトライアルB=5位、9月11日/個人追い抜きB=6位、9月18日/69kmロードレースB=10位)
これまで、鹿沼・田中ペアは千葉競輪場でタンデムの練習を重ねてきた。千葉競輪場は、公道での走行が認められていないタンデムの練習場所として、首都圏の選手育成にも役立っているという。鹿沼選手は「今回の結果によってパラサイクリング競技人口が増えてくれたらうれしい。そして、千葉競輪場のような練習場所が各都道府県に整備され、多くの選手が育てば、より競い合えるようになると思う」と競技に対しても強い思いを持つ。
 このようにレース以外でも、さまざまな活用方法で知られる千葉競輪場では10月15日〜18日に「開設67周年千葉記念滝澤正光杯」が開催される。
 この4日間の記念レース中には、家族連れも楽しめるアニメキャラクターショーやお笑いなど、バラエティに富んだステージプログラムや抽選会、グルメ祭り等がレースを盛り上げる。同じく、千葉競輪場で開催されるジャパンカップ千葉FT(12月19日〜21日)やFT(来年3月24〜26日)では、人気のガールズケイリンが千葉で見られるチャンス。銀メダリストの田中まい選手が出場する可能性もあるのでファン必見だ。
  【取材 真田はる代】

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