150,000部発行
2014年3月7日
通巻第210号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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星霜録
韓国は日本と仲良くしたくないのか
 韓国はことあるごとに日本を目の敵にし批判する。朴槿恵大統領は「植民地支配と侵略に対する反省の歴史認識の間違いを認めなければ新たな未来を切り開けない」と日本に厳しい忠告を与えている▼とくに阿倍総理の靖国参拝、従軍慰安婦問題、竹島問題を矛先にしている。靖国参拝は明らかに内政干渉だ。竹島は日本固有の領土だ。戦後、国際法を無視して勝手に李ラインを引き、韓国の領土だと主張している▼従軍慰安婦の語句は朝日新聞が火を付けた。半世紀前の慰安婦問題について朴大統領は「千年たっても消えない恨み」と発言した。ならば古くから韓国のキーセンはどうなんだといいたい。強制連行を認めた河野談話だって今頃になって根拠がないと指摘されている▼韓国の近代化は日本との併合により繁栄した。ソウル大学、道路、下水道等のインフラも日本の技術で整備された。今世界的な市場を占めるサムスン電子は日本の電気メーカーが先に技術を供与したお陰だ▼台湾の李登輝元総統は「台湾と韓国は日本のおかげで発展した。韓国は恩を忘れている」といみじくも言った。日本にいる韓国人は「日本を恨むことは良いことではない」という。隣国と仲良くすることが大事だ。

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連載シリーズ(3) 老人ホーム乗っ取り事件
虐待事件発生で施設改善命令
 平成22年1月頃、誰が通報したか不明だが「あかいの郷で虐待事件が発生」しているという情報が千葉市高齢施設課に寄せられた。このため千葉市は2月23日から25日にかけて職員9名をあかいの郷に派遣して職員18名から本当に虐待があったのかどうかの聞き取り調査である。
 当時、高齢の小川藤子理事長に反感を持つ職員が大半を占め、特に入居者の家族会代表を名乗る早川武氏は虐待が事実であると認めたことが大きなインパクトを与えた。
 さらに、平成21年に入職した小笠原知子なる女性職員も市役所職員と緊密に連絡を取り、あかいの郷で入居者に対する虐待が日常茶飯事に行われていると報告していたのである。
 僅か3日間の調査で千葉市は虐待の当事者4名の職員に対して処分するようあかいの郷に指示した。
 これを受けてあかいの郷理事・評議員会は処分内容を審議した結果、2名を諭旨退職、1名を減俸10%、1名を戒告することを決定し千葉市に報告した。
 後日、櫻井俊雄理事長が就任し、虐待を受けたという家族をお詫びに訪問したところ、親切にされたという答えはあっても虐待を受けたという事実は確認されなかったと言っている。
 本紙も諭旨免職された女性に糺すと「声が大きいからという理由で辞めさせられた。納得できない」と話している。入居者に暴力を振るったとする職員については、入居者は自分勝手に壁などに頭をぶつける癖があり傷を負ったもので職員の暴力が原因ではないことも確認された。また、おしぼりを口の中にねじ込み苛めたとする虐待は、「食べ物が口からはみ出しているのでおしぼりで拭いてあげただけ」という。これらの証言に基づき、櫻井氏は「虐待はねつ造であった」と本紙に告白した。
 しかし、千葉市はこの虐待事件をマスコミに発表し報道させ、「施設改善報告書」を平成22年6月25日までに提出するようあかいの郷理事長に勧告した。
 社会福祉施設の監督官庁の千葉市から改善報告書を求められた小川藤子理事長は、報告書の作成を弁護士に依頼することを決め、さくら総合法律事務所の高橋一弥弁護士に依頼することにした。
 平成22年5月31日夕刻、創業者の小川和人氏と母の藤子理事長、和人の妹新関弘子理事三人はさくら総合法律事務所を訪問し、これまでの経緯とあかいの郷の現状を高橋弁護士に説明し千葉市に改善報告書を6月25日までに作成して欲しい「とにかく何とかして欲しい」と半ば悲壮感を漂わせ藁をもすがる思いで懇願したという。
 その時、高橋弁護士は「一人ではやれない」と言って若手の弁護士を二人同席させ、メモを取りながら話を聞き、「あなたの信頼に応えて対応しますが、まずは調べてみます」と述べ受任の意思を表明した。
 その後、高橋弁護士はあかいの郷の理事や職員の意見を聞き、千葉市役所にも足を運び実情を調査し、受任契約を交わした。
 小川藤子理事長によると弁護士の契約金は450万円で改善報告書を作成してもらえると思ったという。
 ところが、高橋弁護士はあかいの郷の理事会に出席して、報告書を作成するに当たり、「千葉市は小川理事長を排除してもいいというニュアンスだった」と報告。理事会で弁護士がそのような発言をするので、みんなが理事長排除の雰囲気になり、小川藤子理事長は解任されることになった。
 このことで小川藤子氏は「依頼した弁護士に裏切られ追放された。弁護士法違反だ」と千葉県弁護士会に高橋弁護士の懲戒申請を出した。しかし、千葉県弁護士会は懲戒を認めなかったので昨年、日弁連に改めて高橋弁護士の懲戒申請を提出している。
 平成22年6月の理事会で理事の櫻井俊雄氏が小川藤子理事長に代わり理事長に就任することが決まった。櫻井氏は就任の記者会見で「あかいの郷を日本一の施設にしてみせる」とマスコミに語った。
 この時、高橋弁護士は櫻井理事長対して小林春雄弁護士を理事にしてもよいかと打診し、了解を取り付けた。
 高橋一弥弁護士と小林弁護士は司法修習生時代は同期で大変仲の良い友人であった。
(以下次号に続く)

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千葉公園の蒸気機関車
 昭和40年代まで川崎製鉄で働いていたという蒸気機関車が、千葉公園に展示してある。見ていると、どこか郷愁を覚える。
 両国駅から列車に乗り、保田海岸の臨界学校に行った小学生の頃を思い出す。
汽笛が鳴ったような気がした。

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市民ガイド
話し方基礎講座募集
第23期の話し方講座を募集します。日曜講座を増設しました。
※話し方の基本から、勉強します。あがる対策、まとめ方、分からせるには人間関係の作り方などの講義とスピーチを行い、身につけていく研修です。案内を差し上げます。
▲期間:平成26年4月〜26年9月全6か月12回▲場所:千葉中央コミュニティーセンター6階▲開催日:月2回*昼コース第一・第三木曜13時30分〜15時30分*夜コース第一・第三火曜18時30分〜20時30分*日曜コース第二日曜日10時〜15時▲各コース共先着15名▲会費:テキスト代1000円、月謝1500円
▲問い合せ先:千葉話し方友の会 原。TelとFax043-256-8321▲ホームページhttp://www16.ocn.ne.jp/~hanashi/ 検索は「千葉話し方友の会」。

千葉県少年少女オーケストラ
第18回定期演奏会▼日時・3月30日(日)14時開演▼会場・千葉県文化会館大ホール*全席自由1,000円▼プログラム・歌劇「フィガロの結婚」序曲(モーツアルト)「ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調」(ブルッフ)「交響曲第1番ニ長調」巨人(マーラー)♪指揮・飯森範親♪ヴァイオリン・成田達輝▼問い合せ・千葉県少年少女オーケストラ事務局TEL043-222-0077

長沼コミュニティセンター
(1) 講演会「体のゆがみと疲労」そもそもなぜ人は疲れるの?▼日時・3月13日(木)9時30分〜10時30分(2)「長沼防災フェア」はしご車乗車や地震体験、子ども防火衣着用体験など▼日時・3月21日(金)10時〜12時*費用無料▼TEL043-257-6731

千葉いのちの電話公開講演会
▼日時・3月16日(日)開演14時〜15時30分▼会場・プラザ菜の花(中央区長洲1-8-1)入場無料【申込先着順】定員150名▼テーマ「えっ、うつなの?」講師丸岡いずみ氏(フリーキャスター)▼問い合せ・申込先・TEL043-222-4416

世界の書籍展
本は知識をくれる。本は感動をくれる。本は勇気をくれる。本は思いやりをくれる。本を読む習慣さえ身につけておけば、その人の道に『希望』が消えることはない▼会期・3月21日(金・祝)〜3月26日(水)時間・10時〜20時▼会場東京ベイ幕張ホール(美浜区ひび野2-3)主催創価学会・協賛千葉日報社ほか

英語でクッキング&ゲーム
千葉YMCAの春休み一日プログラム!▼日にち・第1回3月26日(水)・第2回3月27日(木)「わくわくお楽しみパンケーキ」第3回4月2日(水)「カレー&&デザート」▼時間・10時〜16時▼参加費・2,000円▼対象・新小学校1年生〜新6年生▼場所・千葉YMCA千葉センター▼お申込みは1週間前に電話043-222-3811

ギャラリー古島
「好きな絵を描き・もの作り〜4人展〜」(田村明子・畑中美千子・幅岸淳子・村松京子)3月7日(金)〜3月12日(水)「楽しむアートジュエリー 平岩共代展」3月14日(金)〜3月19日(水)「小林孝子 かご展」3月22日(土)〜3月31日(月)▼問い合わせ・TEL043-243-3313ギャラリー古島(JR西千葉駅徒歩1分)

多田屋稲毛店3月のお話会
(00読み聞かせ)今月のお話会は3月7日(第1金曜日) 11時から開催の予定。3月21日は春分の日のためお休みです。お問い合わせは電話043-253-8145(多田屋稲毛店お話会係)

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今月の人
みんなで街をきれいにして欲しい
稲毛区穴川 古川 健一さん 72歳
町内をきれいにするボランティア活動を実践
 稲毛区穴川にお住まいの古川健一さんは銚子市出身。昭和35年に銚子市内の高校を卒業後、東京の電機会社に入社し、住まいを稲毛区に移した。会社では新幹線や東京モノレール等の車両等の電機部品を製造する仕事に携わった。その後、別の会社で船舶用等の大型部品を製造する仕事を担った。平成14年に定年退職。小学生の頃、教師から校内や校庭をきれいにするように指導を受け、児童全員で懸命に掃除に励んだ経験があり、また自宅でも、家の前の砂利道をきれいに掃除していたという古川さんは、自分が住んでいる街を少しでもきれいにして気持ち良く過ごしたいという思いを強く持つようになった。昭和49年から54年頃、当時の飲み物はビンで販売されていたが、近所の公園や道路にビンのガラス破片が散乱して危険な状態だったという。古川さんは「ガラスで子どもの自転車がパンクすることもあったので、破片を拾ってゴミ置き場に置くなどの処理をした」と話した。昭和55年頃からは稲毛浅間神社内の公園の掃除を十数年間実践。早朝や夜や土曜日などに活動した。近くの住民が公園内のゴミ箱にゴミを捨てる場合もあったので、ゴミ箱の撤去を申し入れる活動も行った。平成3年頃、京成電車の駅前のゲームセンターに数十台の自転車が置いてあったが、中には盗難自転車もあり、長期間置いてある自転車の持ち主に連絡をしたり、交番に届けるなど、3年間で約300台の自転車を持ち主に返すことができた。平成14年から約十年間、自宅近くの道路や公園や小・中学校、千葉大学構内等を見回って空き缶等を拾う活動を続けた。その時に校舎の電気の消し忘れや窓の閉め忘れに気付き、学校や教育委員会に対して改善要求を行った。平成16年頃からは自宅近くのゴミ収集所を回り、ゴミ収集のルールが守られているかどうかを確認する活動を開始。古川さんは「資源ゴミ回収日に不燃ゴミを出す人もいるので、別の袋に入れ替える作業、ネットをしっかりとゴミ袋にかぶせる作業、また、古いゴミ袋で出している場合は端にまとめて置くなどの活動をしている」と語った。「今後もボランティア活動を実践していきたい。一人の方が自由で活動しやすい。学校や町内会では月に1〜2回ぐらい地元の掃除をするなど一人一人がきれいな街づくりを心がけて欲しいと思う」と語る古川さんは、2月の大雪の時に、積もった雪を早く溶かす方法を発見。積もった雪の上部にスコップ等で十字の溝を作ると早く溶けるとのこと。
※本人の希望で写真は掲載できませんでした。【浦野美智子】

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随筆 見ざる 言わざる 聞かざる
 イタイ、イタイと言い続けているうちに私は眠ってしまったらしい。足の脛のあたりを何度もけられてハッと目を覚ます。目をあけるとすぐ上に儀ちゃんのコワーイ顔が見えた。
 儀ちゃんは、私を睨み付けると「亭主より朝寝坊している女房がどこにいる。早く起きて朝飯の支度しろ!」と。
 何度か聞き慣れている文句をガナリたてた。急いで起き上がろうとした私だが、右腕が猛烈に痛くて一人じゃとても起き上がれない。そうだ、私、腕を怪我してたんだと、夕べのことを思い出す。
 「お、お父さん肘が痛くて一人で起き上がれないの。お願いちょっとひっぱり起こして」と、私は彼の前に左腕をのばす。
 「いい年齢して、甘ったれたこと言いやがって。大体アンタは日頃からたるんでるんだ」
 文句ばかり並べ立てている儀ちゃんに「たるんでても、たるんでなくても結構ですから、早く起こしてください」と私は哀願する。
 少し本気になってくれたのか、私の左手をグッとつかむと一気に引っ張り起こしてくれた。ようやく起き上がることの出来た私は急いで左手で口を灌ぎ、左手に水道の水をピタピタつけて顔を洗う。
 猫みたいだなあとちょっと思ったけれど、焼け付くような右肘の痛さに思わずうめき声が出る。
 さっさと食卓に座っている儀ちゃんに、ご飯は炊けるようスイッチが仕掛けてあったので、熱々のご飯を茶碗によそる。それだって片手で持てないから台の上に置いた茶碗に適当に入れた。玉子を左手で割って小鉢に入れる。味の素と醤油の壜を一緒に並べ儀ちゃんの前においた。何かないか?
 一生懸命考えているうちに焼きのりが数枚残っているのを思い出す。缶の蓋が片手で開けられず缶も一緒に並べた。儀ちゃんは何より好きな玉子かけご飯だから、味の素と醤油を入れてから良くかき混ぜ、「お母さん、みそ汁」と言う。『味噌汁…ごめんなさい。今日は手が痛くてとてもそこまでやってられないの」
 私の言葉に「ホントに朝のみそ汁一つ手抜きする女房なんて、どこを探したっていやしない。俺は本当に最悪の女房貰ってしまったんだなあ」なんて思わせぶりのながーい溜息をついてみせる。
 普段はみそ汁はあまりすきじゃない筈だ。なんて意地の悪い男なんだろう。腹ばかり立つ。おまけによく考えてみれば、私の方から儀ちゃんと結婚したいなんてこと一度も思ったことはない。ものの弾みで、いわば一緒になったんだから、後々後悔したっておそいのだけれど、儀ちゃんの二人の実の娘だって言ってるもんね。「パパと二十五年も連れ添える女の人なんて絶対にいないと思ってた」って。それが儀ちゃんの急死するまで二十八年間も連れ添った私。多分秘訣は見ざる聞かざる言わざるを私が実行してきたからだろう。

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今月の運勢
☆一白水星 △変化運 
 状況の変化や方針変更を求める気持ちが強くなりますが、人の意見に左右されて見切り発車するのは厳禁です。目先のことに惑わされず、状況や事態の推移を見定め本来の目的からそれぬよう変化の方向性を探りましょう。周囲の言い分も聞こう。資産移動は再考 蓄財吉
☆二黒土星 ○好調運
 運気良好 活気もあり直感が冴え判断力も増します。センスや専門性を生かし活躍が出来るとき柔軟な姿勢を心掛けましょう。物事に決着をつけるチャンスですが、冷静さを失わぬよう気をつけましょう。資産整理、見直しは吉。
☆三碧木星 ●衰退運 
 本命星は歳破を同会します。運気低調 不安要素を抱えトラブル多発の予感があります。できることに専念しながら気力・体力の回復を図り、知力・資力の蓄積に努めよ。落ち着いて受け身に徹し現状を守れ。金運不調 押印、契約は細心の注意を。共同事業不可 
☆四緑木星 ○漸進運
運気次第に上向き、物事に動きがみられます。新規事は、走り出すにはパワーが足りません。目標を定め、調査し計画を練り準備を進めながら進出の機会を待ちましょう。根回し、協力者の育成が大切。必需品以外出費は抑えます。
☆五黄土星 ◎上昇運
 上昇気流に乗り好調な今月は、好奇心や行動力が旺盛になり新分野にチャレンジする好機です。準備万端なことは目標に向かって進めて吉。アイデアやヒントをもらい積極的に確実な仕事をしましょう。金運好調 努力のしがいがあり。
☆六白金星 ○慎重運 
 年盤の暗剣殺と同会。運気非常に旺盛だが滞りや思わぬ障害に見舞われやすく、阻まれ順調な発展に歯止をかけます。一見良さそうでも不安要素を抱えていることあり確かめることが大切。情報管理に細心の注意を、誤情報にも注意。円満欠きやすい、信用第一で着実に進め。損失出やすい金銭絡みには注意。
☆七赤金星 △変動運
 吉凶交錯する不安定な運気 攻めから守りに転じ、安定と充実に向かうターニングポイントです。一区切りつけ内容のレベルアップを図りましょう。仕事に一段落し、微調整を図るとき。周囲との連携が大切。収支バランスを確認。
☆八白土星 ○自重運
 年盤の五黄殺と同会。自信過剰から運気の強さが裏目に出やすいときです。やりすぎて人間関係に摩擦を生じやすい、強引・独断を戒め財運を逃さぬよう謙虚な態度を心がけて。目上との対立、不満や組織への反発が出やすい下手に態度に表すと援助者を失ったり後に後悔します。出費多い、予算超過注意。
☆九紫火星 ●波乱運
 本命星は暗剣殺と月破を帯同します。「破」は、散る・移る・変わる、の意味があり、口舌や争論で物事が破れ、移り変わっていきます。予期せぬアクシデントや煩わしい問題に悩まされがちなとき。自分本位に不用意な発言をしやすく、不評を買いやすい真面目に対応し心配りも必要です。見通しの甘さから信用を失うことのないよう注意。安請け合いは厳禁。金運不調 出費を抑えて。【作・大河原 由梨】
090・3475・9671

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報道のありかた
花の道シリーズ 川 島 正 仁
 ソチ冬季オリンピックも無事に終了した。我が日本チームも初期の目標には達しなかったが大健闘を果たした。
 しかし世界選手権も制し、金メダル確実と言われていた高梨沙羅選手は結局メダルを獲得出来なかった。どうしてだろうか?
 私はマスコミを初めとする日本社会の責任だと思う。あまりにも周りが騒ぎ立て彼女にプレッシャーを与えすぎたことが原因だと思う。
 浅田真央選手にも同じことがいえると思う。
 テレビや新聞をはじめとするマスメディアから感じられる人間像からは二人ともとても真面目で素直な人間性の持ち主だと言うことが良く理解できる。インタビューの言葉からも実に優等生のスピーチが流れている。
 故に、これらのあまりにも過大な報道が彼女らの神経をすり減らしたのだと思う。
 しかしながら、彼女らが今まで私たちに与えてくれた功績は計り知れません。我々日本国民に本当に大きな夢と希望を与えてくれました。
 それに報いるためにも私たちは彼女らがこの世紀の大イベントに存分の力を発揮できるよう、そして自然体で活躍できる環境を作ってあげなければならなかったのです。
 果たしてメダルを取る事だけがオリンピックの最大の目的なのでしょうか?ここが一番の問題である。
 あらゆる報道を見ていると何でもかんでもメダルさえ取ればヒーロー、勝利者なのである。
 このような報道の在り方では今まで一生懸命頑張ってきたアスリートの努力は報われません。
 スポーツマンとして、人間として一番大切なことは、己の立てた目標に向かって精一杯努力し頑張るその姿勢が大切なのではないだろうか。結果は二の次です。
 2020年東京オリンピック委員長、森元首相が「あの子は大事な時になると、いつも転ぶ」と発言しました。
 私は思う「このおっさんの人間性は一体どのように形成されたのだろうか、果たしてこのような人たちが私たち日本社会のリーダーであって良いものだろうか?」
 こうしてオリンピックに参加できるだけでも素晴らしいことである。
 どうかアスリートのみなさんこのイベントを一つの人生の経験としてこれからも飛躍してほしいと願うばかりです。 (つづく)

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