150,000部発行
2005年6月3日
通巻第105号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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千葉市食協が補助金を受給
千葉市は今月中に全額返還求める
 千葉市食品衛生協会(食協)が市からの補助金、委託料を不正受給していた問題で、市当局は先月27日までに、不正受給額を確定したうえで、6月中に全額返還を求める方針である。また、1997年以前から不正受給が行われていたことを示唆する関係者の証言もあることを明らかにした。
 市の調査で1999年から2004年度までの食協の不正受給額は約750万円と確定。食協が5月19日に返納した04年度の委託料71万円を除く約678万円に法定利息5%と損害賠償金も加え、6月末までに返還を求める方針だ。
 市では、書類がなく不明だった1999年度以前の不正受給について、1997年から業務に就いた同協会職員が前任者から水増し請求を引き継いだことも認め、1998年から中断も含め約5年間、事務局長を務めた市役所OBが、不正受給分をプールする裏口座作成を指示したことを認めるなど、不正受給が昔からの慣行だったことをうかがわせる証言を得ており、市は、今月引責辞任した前会長も不正受給を知っていたとみている。
 市のOB5人の歴代事務局長らの話によると、いずれも食協側の権限が強く、内情を市に報告できなかったと反省している。市は、今後も関係者からの事情聴取などを続ける考えだ。
 この問題について、先月末に開かれた市議会の都市下水委員会(中野渡時男委員長)でも取り上げられ、市のチェック体制の甘さや不十分な調査を批判する声が相次いだ。千葉市保健福祉局は、今回の不正受給問題を陳謝したうえで、今年度予算で約58億円に上る同局所の管補助金等の取り扱いについて、今後は報告書への帳票添付、実施事業の確認徹底などの再発防止策を進める考えを示した。
 千葉市食品衛生協会は千葉市保健所の一角に事務局を置き、保健所管内にあるスナック、食堂など飲食店の営業許可申請の窓口となって、定期的な設備・衛生検査など自主的に行なっている団体で、役所に代わって許認可権をもち、飲食店経営者からは会費を集める一方、手続き等行政事業に協力しているので、その見返りとして市から補助金を受けている実情である。

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二本足で立って一躍アイドルに
千葉市動物公園の風太クン
千葉市動物公園のレッサーパンダ風太クン(2歳)は、背筋を伸ばして2本足で直立する=y写真】ことが全国の新聞やテレビで報道され、先月の動物公園は風太クンを一目見ようと大勢の見物客が入園、久々に大入りとなり、関係者を喜ばせている。
 誰も教えたわけでもないのに、何かに興味を引かれると、長い時には10秒以上も立って、周囲を見回す姿は、とても可愛く、「縫いぐるみ説」まで出る始末。メディアに取り上げられ、一躍千葉市の観光名物となった風太クン。千葉市動物公園では風太クン≠フ特設ホームページを高画質動画で作製、6月中には公開する計画しているほか、商標登録して「縫いぐるみ」や人形など風太グッツ%凾造り、売り出することも検討している。

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どうなる?ジェンダーフリー裁判
6月23日に判決、あっけない審理
 ジェンダーフリー教育は間違っていると堂本知事を相手に訴えている稲毛区の穴川の入野守雄さんの2回目の公判が先月23日午後1時30分から千葉地裁501号法廷でで開かれた。
 今回の公判は、前回の知事側弁護団から1.原告は訴えの利益がない2.法律上の争訟の具体的権利義務がない3.本件は県教委の職務権限で通知されたものであるから原告の請求は棄却すべきという答弁書に対して、入野氏は、「被告はジェンダーフリーの法的根拠を全く示していない」と反論。争点が噛み合わなかった。
 裁判長は双方の補足説明を聞き、「次回は6月23日午後1時10分から開廷し判決を言い渡す」旨を告げた。
 全国的に話題になって注目されているこの裁判、この日も県内外から多くの傍聴者が席を埋めつくし公判を見守ったが、裁判長のあっけない進め方を疑問視する声も聞かれた。

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風太$l気の動物公園清掃
若葉区倫理法人会が恒例の奉仕
 5月22日(日)に千葉市若葉区倫理法人会(関道子会長)では午前7時から8時までレッサーパンダで有名になった動物公園を掃除した。市内の各倫理法人会会員や一般会員約100人が参加。正面ゲートにある椅子や机、床の汚れを綺麗に磨いた。動物公園開設に尽力した宍倉清蔵市議は「島田行信氏も若葉区倫理法人会に入会、掃除に参加した」と紹介した。

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幕張で民家が火事
焼け跡から女性の遺体発見
 先月25日午前10時25分頃、花見川区幕張町4丁目の総武線沿いにある高島幸恵さん(49歳)方から出火し、木造二階建て住宅を全焼。現場付近から女性の焼死体が発見された。
 千葉西署の調べによると、この遺体は同宅で一人で暮らしていた高島さんとみて、身元の特定を急ぐとともに、出火原因を調べている。この火事の影響で同線を走る特急や快速など上下8本が運休。上下6本が最大50分の遅れを出した。
 一方、前日の24日午前8時50分頃、美浜区真砂二丁目にある8階建ての第二団地301号室から出火、同室43平方メートルを全焼したがケガ人はなかった。

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山本美和特別秘書が辞任
胸が引き裂かれる思い≠ニ堂本知事
 本紙3月号で報じたように陰の知事≠ニ言われた山本美和特別秘書は先月突如辞任した。自民党などは特別秘書や副知事の任命について事前に説明がなかったとして、承認しなかった副知事問題が山本氏の辞任で解決される見通しとなった。
 先の知事選挙の期間中に山本特別秘書は県庁の部長2名に対して、知事を支援するよう関係団体に指示しなさいという圧力をかけたという投書が本紙に寄せられ、県庁内でもその存在が恐れられるほどだった。
 堂本知事は山本特別秘書が辞任するに当たり「胸が引き裂かれる思いである」というコメントを出し、今度は国際アドバイザーというポストを与え委嘱した。堂本知事は何としても、片腕の山本氏をそばにおいておきたかったらしい。

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